【おやじファイト】日記。
選手コール。
覚えているのは、
相手選手のコールの時、
またしても地鳴りのような声援が飛んだこと。
控え室での違いは「間近」で聞いた。「間近」で見た事。
二つわかったこと。
一つ。
最後の試合で残ったお客さんは、
「僕の応援団」と、
「相手選手の応援団」。
ほとんどのお客さんは相手選手が勝つことを望んで、
僕が負けることを期待して . . . 本文を読む
【おやじファイト】日記。
僕の入場曲がかかった。
気持ちを整えた。
ベルトは肩にかついだ。
控え室を出た。
階段を昇ってリングのあるフロアに向かった。
先頭は中島会長、
僕。
そして石川君。
リングへの花道で、
応援に来てくれている皆に、
左腕を上げて応えた。
家族の前でも、
何度も腕を上げた。
どんな結果になっても、 . . . 本文を読む
【おやじファイト】日記。
入場曲がかかるまで控え室で待機。
相手選手が先に入場。
控え室にまで響く地鳴りのような歓声、
この日初めて、
相手選手『大応援団』の存在に気付いた。
ある程度、
応援団は想像していたけど、
控え室にまで響くからには余程の存在だと思った。
相手選手の入場曲が打ち消されてしまう程だからね。
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【おやじファイト】日記。
2試合前になった。
準備に入る。
顔をカットしにくいようにワセリンを塗る。
既にファウルカップは履いていた。
グローブを着けてもらう。
何度も何度も深呼吸する。
喉が異常に渇く。
一口、
二口、
と何度も石川君に飲ませてもらう。
すると。
飲んだ後からまた乾く。
急激に喉が渇くのは、
今までと同じだ。
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【おやじファイト】日記。
控え室で待つ。
試合が終わる度に、
控え室に帰ってくる選手。
勝って帰ってくる選手、
負けて帰ってくる選手、
控え室が人生を凝縮したように感じた。
7試合行なわれたタイトル防衛戦のうち、
既に3試合で新チャンピオンが誕生。
現実的な試合結果を目の当たりにして、
一層緊張感が高まった。
勝ちたい気持ちはあっても、
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【おやじファイト】日記。
PM13時頃。
観客席に家族を探しに行った。
奥さんと子供が、
指定席を探していた。
指定席を案内した。
子供を抱きかかえた。
試合まで、
あと2時間弱。
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【おやじファイト】日記。
前島さんの試合を見て、
感動した。
試合が終わった。
控え室の廊下で、
一言掛けるのが精一杯だった。
自分の口で話せなかった。
感極まって、
それ以上話すと、
口元から泣きだしそうなメソメソしている自分が居た。
言えた言葉は、
勇気をもらいました、
だけ。
自分が試合をするようになってから、 . . . 本文を読む
【おやじファイト】日記。
いよいよ、
前島さんの入場。
リングに上がる。
知っている人だけに、
感情移入で見てしまう。
対する相手選手はアマチュア経験有り、
背が高い。
やっぱ。
ミドル級の人達は体が大きい。
前島さん頑張れ!!!
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【おやじファイト】日記。
確かAM10時過ぎに、
セコンドに付いてくれる中島会長と、
石川君(元・練習生)が到着。
AM11時から第一試合開始、
同じジムから出場の前島さんは第2試合目だ。
準備に入る、
いよいよ前島さんの番が近づいた。
初めて応援する側で【おやじファイト】を見る。
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【おやじファイト】日記。
緊張のあまり、
控え室に居ても、
他の選手と話せない。
そんな心境じゃなくてね・・・・。
皆は、
結構話し合ったりしている人もいた。
せっかく色々な人と出会うチャンスなのに、
勿体無い。
近くには「マングース・スピーディ高橋」チャンピオンが居た。
元A級ボクサーの方だ。
【おやじファイト】でも雲の上の人だ。
その方はマクドナ . . . 本文を読む