おやじボクサー(57歳。 19年間ボクシング)   3.11宮城県ボランティア11年間実費参加・『津波』に遭った生き証人

元車椅子。右足首金属ボルト接続。『おやじファイト』優勝。東京での試合は?10戦7勝3引分(39〜44歳)TV放送2回有り

ボランティアと、「上を向いて歩こう」。

2013年08月11日 22時44分43秒 | 3.11ボランティア 茨城県水戸から宮城県11年間参加<<社会福祉協議会>>

一冊の本を購入してみた。

 

 

 

 

まだまだ知らないことが多くて、

例えば「知らない」ことで生活に困るものでもない。

 

多分、

何も困らないと思う。

 

でも。

僕はそれが嫌なんです。

なんでだろう、

なんでかわかんない。

 

何も出来ないんだけど、

口に出して表現出来ないんだけど、

1つずつ僕の気持ちの中で、

向かって行けそうな気がした。

 

 

この一冊に出会えて良かった。

絵本作家さんの実話、

ボランテイア活動を綴った「上を向いて歩こう」

 

 

 

事の始まりは、

週刊少年マガジンに不定期で連載されている時に発見。

 

不定期なので、

たまたま「その号」で知ることが出来た。

本当に運が良かったと思う。

 

少年マガジンでは、

「はじめの一歩」を描いている森川ジョージさんが、

漫画化していた。

 

 

 

被災地でのボランティア活動について、

「上を向いて歩こう」の存在。

 

 

 

不定期での連載で、

全部で5回。

既に4回分まで終了していて、

僕はそのうちの「1話」と「4話」しか出会っていない。

来年の正月号辺りが、

いよいよ最終回の『5話目』が掲載されるみたい。

 

 

漫画での内容もそうだけど、

実際のモデルになった「絵本」が「上を向いて歩こう」なんです。

全編が絵本で描かれているので、

誰でも容易に読み易い。

 

先日購入してみたんです。

 

 

 

僕なんかが、

ボランティアなんて言えるほどのことは出来なくて、

思ったより現実とのギャップを感じ始めて、、、、、

そういったことをしている人達の間ですら、

「大したことしている」とか、

「大したことない」とか、

差別が生まれていること。

 

 

何か変だよ?

 

 

じゃあ何?

重機動かせるくらいの特別な資格がある人だけが、

ボランティアなの?

と僕は思う。

 

震災直後の凄い被災地で、

瓦礫を運んだ人達だけがボランティアなのかな?

 

そんな時に、

足を運んだ人は本当に凄いと思うよ。

心から尊敬出来る。

 

 

でもおおかた片付いて、

今はもう足を運んでいない人が、

今でも「ボランティア」しているような口ぶりとか。

 

なんなんだろうね。

まだまだ終わっていないのに。

 

批判することが、

自分の存在価値を上げられると思っているのかな。

 

 

大切なのことは、

まだまだ山積みされたまま残っている。

 

 

 

理由は敢えて作らなくても良いと思える。

行かなくちゃ。

とにかく行かなくちゃ。

 

 

 

 

 

実際に僕が、

「こんなことしていて何か意味があるんだろうか」

と不安になっていたまま参加していたのも事実。

 

 「まだまだ」なんですよ。

結局自分も。

 

 

でも先月は、

集中出来たのかな?

余計なことが、

頭をよぎらなかったもん。

 

 

だけど被災地に行けば、

毎回身に染みる。

 

 

これだけ体がキツいと思うようなことしても、

振り返ってみると、

これだけしか進んでいないってこと。

 

ボクシングでどれたけ練習していたって、

全然ダメだな。

めっちゃ体が辛い。

 

現地では、

せいぜい4~5時間の作業でリミットとなってしまう。

それでも、

その時間ですら足腰がキツい!!!

休憩なんて、

そんなもん要らん!!!!!!!!

って強がり張っても・・・・・・・・終わればもう抜け殻。

 

 

 

 

 

自分の小ささに、

1人勝手に悔しくなることがある。

悔しくなって、

泣けてくることがある。

変だって思うでしょう?

 

大雨の中で作業している時も、

誰も気づかないだろうし、

誰も見ていないと思うから、

良い年した「おやじ」が泣きながらやっている。

泣かずにやっていられない。

 

何かが悔しい。

悔しいと思っている自分がまた悔しい。

 

 

 

この場所が、、、、、、、、

この町が、、、、、、

と思うとね。

 

 

 

 

 

 

 

そして、

また「行くんだ!!」って思うようになる。

 

 

 

 

 

 

 

人が悲しんでいたら、

僕も心から悲しいと思うような人になりたい。

 

そっと寄り添いたいと願う。

 

 

 

まだまだ理解されないだろうけど、

我が子にも、

そう言う気持ちを持てる人になって欲しい。

 

困った時に、

困っている人に手を差し伸べることが出来る人間にだ。

 

そんな人間になってもらえたら、

僕は幸せだ。

 

 

親のエゴかも知れない、

子供も連れて行きたい。

いつか大人になった時に、

この経験を忘れずにいて欲しい。

この思いを、

家族に伝えて欲しい。

そして、

優しい心を育てて欲しい。

 

 

 

 

今でも、

自己満足かも知れない。

行って何になる?

と思うこともあったりする。

 

 

でもそれは、

もっともっと本当の現状を理解して、

「本当の答え」を見つける時まで、

答えはお預けのままで良い。

 

もしくは、

僕の気持ちが折れる時まで辞めない。

 

本当はね・・・・・・・・・・・・・・、

「いつまで経っても辞めないと、決めている!!!」

って胸張って言えるようになりたい!!!

人前で言える人間になりたい。

 

 

実は少し弱気です。

 

 

自分が変われるようになりたい。

自分が変わりたい。

勇気を持てる心を持ちたい。

 

 

そう思っている!!!!

 

 

 

行きたいって口で言う人も多いけど・・・・・・・・・・・・・・・、

実際「行くよ」って応える人は少ない。

っつーかまだ「出会ってない」です。

寂しいと感じるのは、

自分の我がままなのか?

 

 

 

 

 

 

 

今でも2年前に初めて足を踏み入れた時の衝撃は、

一生僕の目に焼き付いたままだ。

 

そう。

まだまだ。

まだまだ「やる」ことが残っている。

他人はどうであれ、

誰がどんなことをしてくれるか?

じゃなくて。

 

自分が何が出来るのか?

ちっぽけでも自分が出来ることをって何だ?

そこだけを問い続けて生きたい。

他人はどうだって良いんだって、

思うくらいの気持ちを持たなきゃ。

 

 

 

 

 

いや。

僕は何も出来ていない。

まだまだだ。

 

 

 

 

 

 

 

もし。

僕の家族だったら、

とか。

大切な人だったら、

と思えば思うほど胸が苦しくなる。

 

それが現実だったこと。

それが現実に起こった人、

まだ終わっていないこと、

全部忘れちゃいけない。

 

数字の一つが尊い一人だってこと。

愛する一人だったこと。

 

 

 

 

 

ボクシングを綴るのも僕。

食べ歩きを綴るのも僕。

家族との出来事を綴るのも僕。

 

このブログで、

こんなことを書いているのも僕。

 

アホなことも馬鹿なことも全部ひっくるめて僕。

 

1つの「重み」ですら、

僕には背負えないけれど、

心を寄り添うことをしたいと思う。

 

 

 

 

 

 

そうだったんだ。

って思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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