2007年9月16日、おやじファイト・トーナメント決勝戦（２戦目

デビュー戦を、
引分で終えた僕は、
翌日に再戦の希望を出しました。


再戦を希望していた僕の目標は、
「もう一度!!」
仮に勝てなくても、
ハッキリと明確な結果が欲しかったのです。

ところが、
再戦希望の選手が、
次の試合で一階級落とすこととなり、
僕の目標はなくなりました。


凄く落胆したことを覚えています。


それから、
しばらくして、
改めて試合への打診がジムに入りました。




内容は、
同時期に開催されていた、
各・階級別「初代王座決定トーナメント戦」
決勝戦への代打出場。


打診された内容を、
ジムの中島会長に相談しました。
まだ1戦しか経験のなかった僕に、
『この試合を受けなくてもまだチャンスはありますから』
と言って下さった親心を、
今でも覚えています。


一日で答えを出したのか？
二日考えたのか？

その辺りはあいまいですが、
考えに考えた答えは・・・・・・・・・・・・・・






「こんなチャンスは二度とない!!」でした。
負けてもともとだ!!


中島会長に報告すると、
『よし!!やりましょう!!』と、
心強く言われました。





2戦目　新宿フェイス　入場時




リングイン








試合後の中島会長談。

ゴング開始と同時に、
滅多打ちに遭う僕を見てて、
『すぐ倒されちゃうと思いました・・・』

でした。




滅多打ちでした。

滅多打ちされる中で、
【何とか１Ｒは耐えたい・・・・】
それだけで良い。

真剣に、
そう思いましたよ。

そのくらい、
対戦相手は強かったです。
強いと言う表現より、
今でも覚えているのは、
殴られ続ける痛みの中に、
狂気に似たメッセージを感じたこと。

本当の意味で、
ボクシングの怖さを体で理解しました。








１Ｒ耐え切って、
信じ難い粘りで２Ｒ・・・・・・・・



３Ｒと突入。











正直、
大どんでん返しの試合結果でした。





おやじファイト
「初代王座決定戦」
決勝戦を代打出場の僕が、
二戦目にしてベルトを巻いてしまいました。



リハビリの替わりに始めたキッカケで、
ボクシング歴2年6ケ月の時。









全階級、
決定戦終了後、
リング一同、
全階級のチャンピオン勢揃い!!
豪華顔ぶれです。
（元Ａ級プロ、アマ経験者、未経験者含む）

当時は、
日本全国から東京に集結していました。


この時の新宿フェイスは、
異常なくらいの空間でした。

完璧に、
場違いの僕は、
この日を境に運命が変わってしまったのだと、
思います。




新田ジム　伊藤選手　２－１判定　（奇跡の）勝利





この時の、
伊藤選手と、
まためぐり合う運命だったとは、
夢にすら思わなかったです・・・・・・