3.11で被害が甚大だった「さんてつ」。
実話が漫画にもなっていて、
僕も所有してます。
駅舎や路盤が流失。
車両も3両が使用不能。
NHK「あまちゃん」でも舞台になってます。
僕にとっての「あまちゃん」は、
単にTVドラマの存在じゃなくて、
他人事じゃなくて、
絶対できっこない癖に、
東北へ移住したいって思ったくらい。
やっぱり地元・茨城県も同じ被害を受けた県だけど、
東北とは世界が違って見えた。
毎月のボランティアバス。
じれったくてね。
現地での作業時間。
冷静に今考えれば?
当たり前だよね。
また帰るんだもの。
同じ会社の同僚にだって、
温度差感じ過ぎてた。
嫌だった。
同じ目線で語られるのがさ。
こっちだって被災県。
っと言う対等な被害感覚。
勿論、
あれだけの震災で被害も大きかったけどね。
個々にとんでもない被害を被った住居も、
近所にあったし、
津波の被害が市によって大きかったし。
勤務中、
僕自身が千葉県からの帰路、
港からの津波に追われるなんて、
想像も出来ない体験をする。
凄い事を味わった。
たった12.3Mの津波の高さ?
迫り来る壁?
二車線道路を背走で逃げた。
前方を走っていた車も、
逆走でこっちに全て猛進してくるし、
あり得ないくらいの、、、、
パニック。
くどいくらい、
この時期になると書き続けて来た。
話が脱線しまくり。
あの「さんてつ」
Newsで流れた。
8年振りに全線復旧だって!
それまでの間、
部分で開通しているエリアはあったけど。
一部区間だけ、
乗車した事あったけど、
やっと!
やっと。
3.11以降、
初めての全線復旧だった。
この3月。
永かったね。
震災遺構。
各駅が当時のまま保存されている駅がいくつも。
津波の跡が生々しく残ったままの姿で。
それを見て、
何かを感じて欲しいって言う方が無理があると思う。
確かに、
あ、、、震災の被害がこんなに大きかったんだ?
とは思うだろうけど。
同じ目線で、
痛みを感じて、
涙をこぼすなんてことは、
理解しろって言う方が無理。
それは僕自身が感じて来た違和感で。
今まで、
3.11以前の震災に於いて募金程度が精一杯だったし。
毎月、
宮城県へのボランティアバスに参加してても、
会社(当時の)の同僚は誰も興味持ってくれなかったし。
現実はそーゆーものなんだって、
感じた。
僕も津波の恐怖に出逢わなかったら?
身銭切って何年間も、
宮城県へ行かなかったはず。
参加費だって自前だし、
何十回と参加すれば?
その数年間もの日数分と累計の金額。
そんな余裕すらない癖に、
絶対無いのに、
掻き立てる衝動があったんだ。
大きな地震に遭っただけなら、
そこまでの行動はおこさなかった。
だけど、
津波だけは別。
それだけが、
僕を居ても立っても居られない気持ちにさせた。
震災からこれだけの年数が経って、
やっと全線開通の「さんてつ」
部分部分で乗車した事のある鉄道だけど、
長かったね。
止まった時間、
やっと動き出した。
おめでとう。
by おやじボクサー