Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

ニューヨーク旅行15・ビレッジ・バンガード

2015年09月18日 | ニューヨーク旅行2015


グリニッジ・ビレッジにあるビレッジ・バンガードは、1935年創業という古いジャズクラブです。
1935年創業、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、マイルズ・デイビス、
チャールス・ミンガス、ビル・エバンスといったモダン・ジャズの巨人たちがここで演奏をおこない、
後年名盤と呼ばれるライブ・アルバムが数多くレコーディングされてきたと。



赤いドアを開けて地下に階段を下りて行くと
こじんまりした薄暗い空間が広がる。
壁には数々のジャズ・ジャイアンツの写真、ぎっしり並べられた小さな丸テーブルとイス。
青山ブルーノートのような豪華さ、きらびやかさはまったくないが
ステージと客席の境目がはっきりせず、つまり客席も一体となって演奏を楽しめるのです。



毎週月曜日に聴けるという、こちら専属のビッグバンド、バンガード・ジャズ・オーケストラの
ライブを、夫は楽しみにしていたのです。
1966年結成というこのバンドは、2009年にはグラミー賞も受賞しています。
ジャズに疎い私でさえ、もうすっかり体に馴染んでしまっている「ワルツ・フォー・デビー」や
「マイ・フーリッシュ・ハート」のあの名盤が、ここで録音されたのかと思うと
やはり感慨深いものが。
村上春樹は「ポートレイト・イン・ジャズ」の中で、この曲についてこう言っています。
「甘い曲、確かにそうだ。
しかしここまで肉体に食い込まれると、もう何も言えないというところはある。
世界に恋をするというのは、つまりそういうことではないか。」

春樹が若い頃、ジャズ喫茶を経営していたというのは周知の事実ですが
「意味がなければスイングはない」「ポートレイト・イン・ジャズ」などを読むと
彼がいかにジャズを愛しているかということがよく分かります。
私の無駄な感想よりも、彼の言葉をもう一つ。

「(ジャッキー&ロイの)このレコードを聴くたびに、これくらい洗練された技術的に
高度な音楽を、汗もかかずにすらすらと日常的に生み出してきたアメリカという土壌
(あるいはニューヨークと限定すべきだろうか?)に対して、またその特別な時代に
対して、僕はあらためて敬服してしまうことになる。」

「ポートレイト・イン・ジャズ」 http://tinyurl.com/prtjl88
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行13・華氏65度

2015年09月11日 | ニューヨーク旅行2015


8月のNYは昼間は35℃くらいあり、湿度も結構あり、非常に暑かったのです。
しかし建物の中に一歩入ると、冷蔵庫のように涼しい。
涼しすぎて、寒い。
それは前回行った時によく分かっていたので、薄手の長袖のカーディガンを
常備していたのですが、それでも寒い。
ホテルはアンダーズもウエスティンも、部屋に入った時あまりに冷えていたので
エアコンを調節しようとしたら、設定は華氏65度になっていました。
それって、摂氏にしたら18℃。
冷やし過ぎでしょう!?
熱いバスタブに浸かりたくなる訳です。



美術館も、デパートも、スーパーも、レストランも、何処もかもが寒すぎる。
最悪だったのはNYからヒューストンに移動した時の飛行機。
その日の午前中は暑いNYを観光したし、ほんの3~4時間のこと、毛布を借りればいいと思って
半袖のTシャツにカーディガン、下は膝までのパンツ、素足にサンダルだったのです。
ユナイテッド機のCAに毛布を頼んだら、ない、と素っ気ない返事。
ないって…
足先、凍りました。


テキサス・サイズのステーキ

義弟のアパートメントも、当然、全館冷房。
夜など結構涼しくなったし、冷えすぎるのでエアコンを切ろうとしても
窓は開けられないと。
大きなビルの全室、網戸がないのです。
なので、真夏以外の気候の良い時も、締め切ってエアコン使っているのですって。
防犯上仕方ない、と言われればそれまでなのですが。
なんだか勿体ないと思ってしまいます。



それにしても、若い頃行った時も同じ状況だった訳ですが
ここまで冷えがつらくなかった。
となると、加齢によって私の適応能力が落ちたのか?
でもあの国の老齢の男女は半袖短パン姿で平気そうだったのだけど…


写真は、ブッシュ前大統領が贔屓にしているというヒューストンのステーキハウスPappas Bros。
ここは美味しかった。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行12・NASA

2015年09月09日 | ニューヨーク旅行2015


「こちらヒューストン」という応答で有名なジョンソン・スペースセンターは
アポロやスペースシャトルの宇宙飛行の管制を行うだけでなく、
NASAの有人宇宙飛行の訓練や研究をする、総合施設なのだそうです。
アミューズメント・パークには宇宙服やコックピットなど様々なものが展示してあり、
トラム・ツアーに参加すると、アポロ11号のときの管制室や宇宙飛行士の訓練用のシュミレーター、
アポロの飛行試験に使用された LittleJoeIIや、実際のシャトルを見ることができます。
シャトルのまあ、なんと巨大なこと。



こちらを見学しながら、以前読んだ「中年ドクター宇宙飛行士受験奮戦記」(白崎修一著)
という本を思い出しました。
釧路在住の39歳の医師が、子どもの頃からの夢だった宇宙飛行士試験に挑戦して頑張るも、
惜しくも最終選抜で敗れてしまった、その顛末を書いた本。
宇宙飛行士になるための試験って、一体何処でどうやってやるんだろう?
どういう人が挑戦して、どうやって選ばれるのだろう?と
興味津々だった私には結構面白かったので、簡単にご紹介します。



まず一次審査。
理系大学卒業以上の学歴、自然科学系の研究に3年以上の経験ありなどの条件を基に
書類審査と英語試験でふるいにかけられる。
これで865人から195人に絞られる。

二次審査。
詳細な医学検査(著者曰く”体の穴という穴に管を突っ込まれ、頭のてっぺんから爪先まで、
皮膚の上からハラワタの中まで徹底的に調べられる”のだそうです)、
そして数々の面接を、筑波宇宙センターで一週間に渡って受ける。
内臓疾患があっては勿論駄目、視力が弱くても虫歯があっても駄目、
弱気であっても駄目、あまり自己中でも駄目、機転が利かなくても駄目。
ここで生き残ったのは8人。



三次審査。
筑波とヒューストンとで、3週間に渡る長丁場。
そこでの徹底的な身体検診、心理検診、体力検診の様子が詳細に書いてあるのですが
いや、凄いものです。
例えば1週間、狭い空間に閉じ込められての閉鎖環境テスト。
真っ白な何百片ものジグゾーパズルを与えられたり、悪意があるとしか思えないような
意地悪な質問をしつこくされたり、グルグル椅子に座らされたり、いきなり絵を描かされたり、
読むだけでも疲れてしまう。
しかも一次審査からここまでに、一年かかっているのです。

最終的に著者は落ちてしまうのですが、この時選ばれた3人というのが
古川聡氏、星出彰彦氏、角野直子氏だったのだそうです。
何処まで行っても端が見えない、広大な敷地をトラムで廻りながら
こんな所まで来て、白崎氏は最終審査を受けたのだと思うと感慨深いものがありました。



でも、このスペースセンターで私がもっとびっくりしたことが。
アメリカの観光名所では、入った瞬間に写真を撮られるという所が多いのです。
そこを出る頃には綺麗にプリントして貼り出してあり、気に入れば買ってくれというもの。
無論買わなくても構わないので、我々夫婦はそれまで買ったことなかったのですが
義母は記念になるからと、25ドルのそれを買ったのです。
まるで月面に降り立ったかのように綺麗に加工されたその写真を、大勢の人が買い求めていましたが
その時そこにいた、会話から察するに中国人と思しきグループの中の一人が
その写真を少し離れた所に持って行ってスマホで撮り、
何食わぬ顔して戻したのを目撃してしまったのでした。

Johnson Space Center http://www.nasa.gov/centers/johnson/home/index.html

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行11・そしてヒューストン

2015年09月07日 | ニューヨーク旅行2015

(エンパイアーステート・ビルからの風景)

夫の弟が3年ほど前から、ヒューストンに駐在しているのです。
息子思いの夫の母は一度行ってみたいと思っていたようなのですが
飛行機の乗り継ぎが大変だというのを聞いて、決めかねていたらしい。
義父が存命中はよく一緒に海外旅行に行っていた人なのですが
近年は行かなくなっていたし、最近では身体も大分弱ってしまったし、と。
ところが先々月、ANAからヒューストン直行便が出た!

それでは!ということになったのですが
80歳を超えた義母は今、足元が少々頼りなくなってきて(歩行できるが時間がかかる)
一人で長時間のフライトはちょっと不安。
という訳で、夏休みで一時帰国していた義弟が帰米するときについて行く、
向うで2~3日滞在した頃に、長男夫婦(我々)が迎えに行くということに決まったのです。
お気楽な我々は、折角アメリカに行くのならついでにNYに寄って遊ぼうと。


(アパートメントの中庭)

5日間NYで遊んだ後、向ったテキサス州ヒューストン。
西部劇の舞台テキサス、砂漠が拡がるようなドライな土地を私は想像していたのですが
飛行機の窓から見るヒューストンは、あくまで緑したたる肥沃な土地。
所々、大きな河が曲がりくねったりしているのが見える。
高層ビル群も、はるか遠くに見える。
想像と随分違うんだ…


(屋上のプール)

ヒューストン空港から車で一時間ほどの義弟のアパートメントは
中庭を囲んだロの字型の高層ビル、屋上にプールとジムを備えた立派なものでした。
広いリビングダイニングに、ベッドルームが二つ、バスルームが二つ、トイレは合計三つ。
単身赴任には勿体ないような。
夫と義弟というのは、仲がよい兄弟だと思うのですが
久しぶりに会ってもそれほど話が弾む訳でもない。
ウチの息子たちもそんなものだろうな…
そこに義母と私が加わって、賑やかに時は過ぎたのでした。


(ゲスト用ベッドルーム)
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行10・メトロポリタン美術館

2015年09月06日 | ニューヨーク旅行2015


世界三大美術館の一つとされるこちらについては、書き出したらキリがないので
私が一番好きな個所のご紹介を。



エジプト・ゾーンの巨大なデンドール神殿。
パンフやガイドブックによると、アスワンハイダム工事により水没するところだった遺跡が
アメリカの援助によって救出されたお礼に、エジプトから寄贈されたのだそうです。
美術館はこの神殿のために、大規模な展示室を増設。
現地の配置状態を再現するため、手前に二体の像、そのはるか奥に神殿、
その廻りにはナイル川を表した水盤を張り巡らせたのですと。
しかも神殿に刻まれた象形文字に、現地と同じように朝日が当たるように
増設部分をガラス張りにしたのだそうです。



そこまでやるか…
おかげで我々は、現代NYにいながらにして古代エジプトにいるような気分を
束の間味わうことができるのです。
しかし。
この話はとっても美談な訳ですが
ここのエジプト・コレクションは約3万点あるといいます。
この神殿の他にも、ミイラ棺やハトシェプト像、豪華な装飾品が山ほど。
お宝をこれだけ集めるのにアコギなことはしなかったのかとちょっと調べてみたら
やはり出土品の返還要求など色々あり、2011年にはツタンカーメン王の墓の副葬品を
アメリカから20点ほど返したのだそうです。
やっぱりね。



ついでに、この美術館のJapanゾーン。
日本はこんな風に紹介されています。





コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行9・自然史博物館

2015年09月04日 | ニューヨーク旅行2015


30年前に初めてこの博物館に行った時は、度肝を抜かれました。
入り口入ってすぐに、巨大な首長竜の骨格標本がお出迎え。
そして、最大の肉食恐竜ティラノサウルス、ステゴサウルス、トリケラトプスなど、
図鑑や本でしか見たことがない恐竜たちがこれでもかと、並んでいるのです。
なんという迫力。
そして人類を含む様々な動物や植物が、その進化を辿って展示されている。
海底の底のように薄暗い地下には、実物大のシロナガスクジラが浮かんでいる。
久しぶりに行っても、やっぱり面白い。
子どもたちがあちこちで歓声を上げています。



ご存知、映画「ナイト・ミュージアム」の舞台。
夜になると、恐竜や動物など展示物が勝手気ままに動き出すのです。
あんな荒唐無稽な話も、ここなら確かに起り得るような気がしてくる。
浅学な私は特別展の企画でもない限り、
日本では博物館を面白いと思ったことはあまりなかったのです。
でもここでは、夢中になって見入ってしまう…



どうしてこんなに違うのだろう、と
アメリカ人の友人と話したことがあります。
するとその友人が言うには
日本人は真面目だから、つまらない博物館にも熱心に足を運ぶけれど
アメリカの一般大衆は面白くなかったら誰も行かない。
だから一生懸命趣向を凝らしているんだよ、と。
思わず笑ってしまったのでした。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行8・ロウアー

2015年09月01日 | ニューヨーク旅行2015


9.11ミュージアムは、ロウアー・マンハッタンと言われるマンハッタン島の最南端、
ウォール街の近くにあります。
この辺りには、ニュース画面によく出て来るニューヨーク証券取引所、連邦準備銀行、
正面にワシントンの像が立ったフェデラルホール・ナショナルメモリアルなどがあります。



WTC跡地の向い側には、巨大なディスカウントショップのセンチュリー21が。
その辺を歩く人々がみんな、センチュリー21と書かれた大きな赤いビニールバッグを
いくつも抱えているので、嫌がる夫を誘って覗いていましたが…
ざっくり言うなら、日本のディスカウントショップのドン・キホーテを
広く明るく、百倍大きくしたような感じ。
いや、ドン・キホーテは狭くごちゃごちゃながらもある種の秩序を持ってるのに対して
ここはもう無法地帯というか。
例えば財布売り場には、大きな台の上に財布がぐちゃぐちゃに山盛りになっていて、
その周りに幾つか落ちて、踏まれていたりする。。
モノの本によれば、中にはブランド物の拾い物もあるという話ですが
買い物嫌いの夫、ゴミ山(のように見える)の中から宝物を見つけ出す根性のない私、
早々に退散したのでした(いえ私は本当はもっといたかったのですが…)



NY市庁舎、裁判所などを見ながらどんどん歩いて、チャイナタウンへ。
食料品屋、乾物屋、雑貨屋が建ち並び、歩く人々はみんな中国語を話し、
ここがNYとはとても思えないほど、一気に中国の世界。
いい加減歩き疲れた頃(この時点でもう2万歩)「Back Rub」(マッサージ屋)の看板を発見。
しかも、25分20ドル(2600円)と、安い!
但し地下にあって、外からはどんな感じか全く見えない。
嫌がる夫を説き伏せ、薄暗い階段をおっかなびっくり降りて行くと…



小さな細長い部屋に、マッサージチェアの様な椅子が数台並び、
小柄な中国人の女性が二人待ち構えていました。
Back(腰)かFoot(足)かどちらがいいと訊かれ、
足を選んだ夫はそのチェアに座らされ、腰を選んだ私はその奥の
薄いカーテンで仕切った、ベッドのある小部屋に通される。
服を脱げ、と手振りで言われ、Tシャツを脱いでうつ伏せに横たわると
ブラジャーも取られ、下のカーゴパンツもずりっと下げられる。
焦る暇もなくオイルが塗りたくられ、マッサージ開始。



気持ちよくはあったのですが、普段整体などでしょっちゅうマッサージして
貰っている私には、少々物足りない。
もっと強くしてくれない?と言いたいのですが
この女性、もう一人の施術者とずーっと大きな声でカーテン越しに
中国語で喋りまくっていて、話しかける隙がない。
しかもあんまり英語が通じるようでもない。
そしてそのまま喋り倒して、25分終わってしまったのでした。

まあ安かったからいいか…
ホテルの水2本分の値段だものね。
無論チップも足すので、額面通りにはいかないのですが。
ちなみに夫の足ツボマッサージは、非常に気持ちよかったそうです。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行7・グランドゼロ

2015年08月31日 | ニューヨーク旅行2015


かのWorld Trade Centerの跡地には今、以前よりも高いワン・ワールド・トレードセンタービルが
建てられています。
ガイドブックによると、テロに屈しないという意味で以前より高く作られ、
その高さは、アメリカの独立宣言の年にちなんだ1776フィート(約541m)なのだそうです。

(South Pool)

(North Pool)

ノースタワー、サウスタワーの跡は巨大な四角い人工池のようなものになっており、
その周りを囲んだ壁には、亡くなった2983名の犠牲者の名前が彫られている。
その横には、「9.11メモリアル・ミュージアム」が今年5月にオープンしたばかりです。



ここは、地上が入り口で、地下7階まで降りて行くという造り。
飛行機激突後のワールド・トレード・センター・ビルの階段を下りながら
避難した人々の気持ちや様子を伝えるためにデザインされた設定なのだそうです。
長いエスカレーターの隣に、変形したコンクリートの階段が。
これは「Survivors' Stairs」(生還の階段)と呼ばれ、ロビーから外に出る場所にあり、
ここまでたどりつくことが出来た人は生還できたのだと。


あの日の光景


行方不明の家族や友人を探す人々の張り紙、崩壊後のビルで唯一残った鉄柱や、
グシャグシャに変形してしまったはしご車、そして夥しい遺品、遺品、遺品。
ある部屋には、PCのモニターのようなものが何台も置かれている。
夫の知り合いが亡くなられたというので名前を検索してみたら
すぐに顔写真、プロフィル、その日何処にいたのかなどの情報がズラリと出て来ました。


変形してしまったはしご車

あれから13年経ったとはいえ、館内にはまだ、すすり泣きの声も。
ここはどうにも生々しく、つらい博物館でした。

9.11Memorial Museum http://www.911memorial.org/
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行6・ホテルウエスティン

2015年08月30日 | ニューヨーク旅行2015
ウエスティンは、東京では恵比寿ガーデンプレイスの奥に佇む高級ホテルです。
そこでお茶やランチをしてよく知っているということもあって、NYのこちらを選んだのです。



タイムズ・スクエアにほど近く、地下鉄42丁目駅の真上。
我々が今回観たブロードウェイの「オペラ座の怪人」のマジェスティック・シアターから
徒歩3分という立地のよさ。
800室以上あるという建物はやたら古く大きく、ロビーもやたら広く、
しかしまあ、東京のウエスティンのような高級感はあまり感じられず…
それでも部屋の中はとても静かだし、アンダーズと違ってちゃんとバスタブがあり、
我々は喜んでお湯に浸かったのでした。



問題はチェックアウトの際。
カード・キーを返そうとすると、フロントのアフリカ系アメリカ人の女性、
ニコリともしないで部屋の飲物代を払えと。
(正確に言うと、登録してあるクレジットカードから落すからサインしろと)
え!?
我々、何も飲んでいないのです。



そう言うと、いや、これを見ろと明細をつきつける。
そのリストには、コーラ7.2ドル2本、水9.6ドル2本、〆て33.6ドルの飲料水代が。
そういえば、外で買った飲物を入れようとしたら、冷蔵庫は既に飲物で満杯だったので
コーラを2本外に出したのでした。
そして冷蔵庫の飲み物リストに水の料金は出ていなかったので
てっきり無料だと思い、2本飲んだのでした(普通、ホテルには無料の水が用意されている)。



そう言うと、飲料水を動かしたのは事実だからとにかく払えと。
いや、私は飲んでいない。
コーラはそもそも嫌いで絶対に飲まないし、水には料金が明示してなかった。
たかだか33ドル(4千円)といえ、飲んでもいないのに払う必要はない。
しかもペットボトルの水1本が10ドル(1300円)って!
絶対サインなんかするものですか。
押し問答の末、彼女、投げ遣りにわかった、もういいと。
しかし最後までこの人の口から、ThankYouという言葉は出て来ませんでした。

たいしたことない部屋とはいえ、ハイシーズンの二泊、10万円近くの料金を
こちらは払っているのです。
その客に対してお礼の一言も出ないとは…
恐るべしウエスティン・タイムズスクエア。


(タイムズ・スクエアの喧騒。ホテルの写真はネットから頂きました)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューヨーク旅行5・ホテルアンダーズ

2015年08月29日 | ニューヨーク旅行2015
ニューヨークに数日間滞在すると決めた時、
夫はホテルは一カ所でよいと言ったのです。
折角だからあちこち泊まってみたいと私がごねて
アンダーズとウエスティンをネットで予約。
どちらもミッドタウン、マンハッタンの真ん中辺り。


(NY市立図書館。ホテルはこの向いに)

アンダーズは、東京では虎ノ門ヒルズにできたばかりで新しく、
勢いがある(ように見える)ホテルです。
予約サイトの口コミを見たら、スタイリッシュだの最新式だの、やたら褒め言葉が並んでいる。
本当は私は、アルゴンキンだとかウオルドルフ・アストリアとかの、
小説や映画によく出てくる老舗ホテルに泊まってみたかったのですが
そういうところは水回りがよくないからと夫が反対したのでした。



アンダーズ、ちょっと変わったホテルでした。
フロントのようなものがなく、エントランスを入った奥に四角く大きなカウンターのような
ものがあり、ホテルマンたちはその上のPCのディスプレィをいじっている。
壁には落書きのようなイラストが。
”マンハッタンの中心、ミッドタウンに建つブティックホテル「アンダーズ 5th アベニュー」。
ニューヨークの高級アパートメントのような雰囲気を醸し出し、まるでミッドタウンに
住んでいるかのように感じられる場所です。通常ツアー客がカウンターで行う
チェックインも、アンダーズ 5th アベニューではロビーのソファでくつろぎながら
タブレット端末で気軽に行うことができます。ホテルに宿泊すると言うよりも、
友人の邸宅に招かれたような感覚を味わっていただくためのアンダーズならではの工夫です。”
との説明が紹介サイトに。
「暮らすように泊まるホテル20選」http://www.tabikobo.com/kurasu_hotel/andaza_5th_avenue/



部屋は確かにモダンではありましたが…
バスルームは黒とゴールドで統一されたお洒落なものでしたが
なんとバスタブがない!
無駄に広いシャワールームと、無駄に細長い洗面室と、無駄に広くドアがないトイレと。
これだけ面積があるなら、バスタブ置いてよ~!
老舗ホテルをあきらめた意味がないじゃん。



ホテルマンに訊いてみたら早速PCでチェックしてくれましたが
生憎我々が予約した日はどれも、バスタブ付きの部屋は埋まっていると。
最大一日三万歩以上歩いた我々、やっぱり熱いお湯に浸かりたかった…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする