Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

冬の京都①

2012年01月30日 | 国内旅行
この週末、京都の結婚式に招かれた夫に便乗して
土日月と冬の古都に久しぶりに行って来ました。

一日目の午後、夫が結婚式に出ている間、
私は京都在住の友人に京案内をして貰いました。
三十三間堂、正式名称蓮華王院本堂。


私は何年ぶりだったのだろう。
細長く薄暗い堂内に、千手観音坐像を中心に1001体の千手観音立像が
立ち並んでいる様は只々圧巻。
ただ、それぞれの頭上に11の顔と40本の手があるという観音像の
その千体もの集まりを、一体どうやって掃除するのだろう?と
主婦ならではの疑問を持ってしまいました。
モノは置いておけばすぐに埃だらけになるのに。
それが何百年もの間、立錐の余地もなく、びっしりと並んでいるのですから。
手入れのしようがないじゃないの…
撮影禁止なのが至極残念。
(この画像はネットから)

次に隣の智積院に。


後でパンフを読んで知ったのですが、
ここは真言宗智山派の総本山だったのですね。
しかも戦国時代の昔から、真言教学を学ぶ学問所として隆盛したのだそうです。
道理で頭を青く剃った、若い人がいっぱいいたんだ。
寒いお寺の中で、薄い作務衣のようなものを着て
裸足で休むことなくクルクルと働いている。
広い境内の隅々までが綺麗に掃き清められ、磨き上げられている。
何処もかもが開け放され、夏は心地よいのでしょうが、冬はしみじみと寒い。
自分だけコタツでこっそりヌクヌクしたいなんてこの人たちは思わないのかなあ?
偉いなあ…と息子の母としてはつい、母親目線で見てしまいます。


ここはまた、日本を代表する障壁画、季節毎の美しい画が有名なのだそうです。


広いお寺を歩き廻って身体が冷え切ったところで
近くの甘味処の「甘春堂」で、暖かいぜんざいと抹茶を。
あのお寺の若いお弟子さんたちは、普段はこんな骨休めもできないのかしらなどと思いながら
友人との会話を楽しんだのでした。
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「このツケは払わせる」

2012年01月26日 | 社会

アンナミラーズの横浜ランドマークプラザ店が閉店、ついに
ウィング高輪店のみになってしまったのだそうです。

18歳で地方から状況したばかりの頃、
青山にあったアンナミラーズは結構眩しい存在でした。
スペアリブ専門店のトニー・ローマと並んで
映画やTVドラマでしか見たことのないアメリカがそこにあったのですから。
ハンバーガーやフライドポテト、アメリカンクラブハウスサンド、
アイスクリームがてんこ盛りに添えられたアップルパイ。
あの超ミニの制服は私にはどうでもよいのですが
生クリームが溢れんばかりの巨大なパイ!
今でこそ珍しくもなんともないのですが
ケーキといえばショートケーキやモンブランだったあの頃としては
画期的な存在でした。
私はあそこのチョコバナナパイが大好きだったのに。
今は昔、という感があります。


アンナミラーズが1店舗のみに 横浜ランドマークプラザ店が閉店
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1201/24/news031.html



ついでにネットのニュースから。
「豪華客船事故で逃げ出した船長叱った沿岸警備隊長が人気」なのですって。
”1月13日イタリアで起きた大型客船の座礁事故で、真っ先に逃げた船長を叱責した沿岸警備隊隊長が人気を集めている。
17日に船長と沿岸警備隊の事故当時の通話記録が公開され、グレゴリオ・デファルコ隊長が「船を見捨てたのか」「このツケは払わせる」「船に戻れ、畜生!」と船長を厳しく叱った様子が明らかになった。この会話が公開されて以来、隊長は「英雄」として人気を博し、「船に戻れ、畜生!(#vadaabordocazzo)」はTwitterのトレンドワードになったという。”

日本のニュースでは「畜生!」という言葉までは出なかったような…
しかしあの乱暴なやりとりを聞いて胸がスッとしたのは、世界共通だったのですね。
笑ってしまいました。



豪華客船事故で逃げ出した船長叱った沿岸警備隊長が人気 Facebookにファンページ 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1201/19/news032.html#l_ah_ship1.jpg

写真はネットから
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遊びをせんとや

2012年01月25日 | 家庭

自分を一心に慕ってくれる小さな生き物と一緒に寝るのは
心地よいものです。
特に冬は。
犬は人間より体温も高いし、タロウはロングコート・ダックス(長毛種)なので
ふさふさの毛皮に包まれた湯たんぽのようなものです。
冬は家族間で、このふさふさ湯たんぽの取り合いとなります。

この湯たんぽ、布団の中に潜ってきて自分の定位置を探すのです。
夫の股間が一番のお気に入り。
これは多分、タロウが夫を家長として認めていることと、
一番暖かいからじゃないかと私は見ているのですが。
次に、次男の肩口。
次男のことは多分、同列の友達と見ているのじゃないかな。
腕枕して貰って、気持ちよさそうに寝ています。
そして私のおなか。
横向きに寝る私の、そのおなか側に抱かれるように丸まって寝るのです。
私が反対側に寝返りを打つと、身体をよじ登ってタロウも移動する。
背中側じゃやはり寂しいのか。

冬はこのように布団の中にすっぽり潜って寝る軟弱犬ですが
これが雪が降ると豹変する。
一昨日の夜、首都圏は雪に包まれました。
遅くに降り出した雪はあっという間に積もって
午後11時過ぎには、窓の外は真っ白になっていました。
この冬初めての積雪は4㎝となり、これは6年ぶりなのだそうです。

12時近くに降りしきる雪の中を、次男がタロウを連れて近くの公園に。
タロウ、犬の本能を忘れてなかったのか、雪には大喜びなのです。
雪の中を放してやると、狂ったように走り回るのですが
昼間はそんなことできない。
なので夜中に行こうと思ったらしい。

いかにタロウが喜ぶといえど、雪が降りしきる寒い夜間、
真っ暗な公園で遊ばせてやるなんて私にはとてもできない。
息子は普段、タロウの世話なんてまったくしないのですが
たまにこういうことをしてやるから
タロウは次男にべったりなのです。
その場を見た訳ではありませんが
大学生の次男も一緒になって走り回ったのではないか。
まったく男っていくつになっても…w

30分ほども遊んで、双方ずぶ濡れになって戻ってきました。
熱いお風呂に一緒に入って温まりましたとさ。

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そして一人残された

2012年01月23日 | 社会
地震国であるということは自明の理であるのだから
想定外という言葉は使ってはいけないのかもしれない。
避難場所も決めていなかったということは
多くの命を預かる学校としては、責められても弁明できないだろう。
あんな極限状態の中でのこと、仕方ないじゃないのかと思う一方、
私がそこで命を奪われた子どもの親だとしたら
やはり訴えずにはいられないのだろうかとも思う。

しかし、このたった一人生き残ったという教諭の手紙は
あまりにも切ない。
あの時死んでしまった方がどんなに楽だったかと
日々思われているのでしょうね。
その後体調を崩して休職中というのも、無理ないことなのでしょう。

”東日本大震災の津波で児童74人、教職員10人が死亡・行方不明となっている宮城県石巻市立大川小学校の保護者に対し、石巻市教育委員会は22日、約7カ月半ぶりに説明会を開いた。同小の柏葉照幸校長は「職務上の怠慢があったと言われても仕方がない。本当に申し訳ない」と謝罪した。大川小の被災を巡って市教委が明確な謝罪をしたのは初めて。教諭の中で唯一生き残った男性(休職中)が昨年6月、保護者と柏葉校長あてに書いた手紙の全文も初めて公表され、避難時のやりとりの一部が明らかになった。”

<東日本大震災>校長「怠慢」と初の謝罪…大川小で説明会
http://mainichi.jp/select/today/news/20120123k0000m040118000c.html?inb=tw
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フランスで最も美味しいチョコレート

2012年01月20日 | お出かけ
昨日の映画があまりにも暗くて重かったので
その後、友人と言葉もなく銀ブラしたのでした。
銀幕では血や涙や銃声や断末魔の声が飛び交っていたのに
冬の陽射しが柔らかい午後の銀座は、のどかで明るくて…
そういえば先週「フランスで一番美味しいチョコレート」のショップが
銀座にオープンしたってニュースに出てたっけ。

”フランスで最も美味しいと称されたチョコレートブランド「Joel Durand」(ジョエルデュラン)が
東京・銀座に日本における本店をオープンした。
チョコレートには、プロヴァンスで採れた最高級の天然素材を使用。
1粒1粒に合計5日間かけて手作業でつくられるため、
生産量にも限りがある希少な製品となっている。”(ニュースより)
しかしフランスで一番おいしいって誰が決めたんだろう?

ブラブラ歩きながら行ってみると、ありました。
「ジョエルデュラン」、ピエール・マルコリーニのすぐ隣に。
正確に言うと、その間にもう一つ入口が。
入ってみるとそこは、”創業110年の仏チョコレート店「イルサンジェ」(Hirsinger)の
世界初の支店”なのだそうです(店員さんの話)。
赤を基調とした、宝石店のようなチョコレート・ショップ。
聞くと、ジョエルデュランと系列は同じだが別物で、こちらの方が高級なのだと。
確かに、ウィンドウの中に宝石のように煌めくチョコレートは一粒が600円から。
何も有名チョコレート店が三軒も並ばなくてもいいのにw


隣の「ジョエルデュラン」はラベンダー色を基調としたもう少しポップな感じの店で
こちらは一粒400円から。


せっかくなのでそこの2階のカフェでお茶をしました。
カフェラテとチョコレート一粒で千円。
私が選んだのは塩キャラメル、友人が選んだのはスターアニス。
ほんの少しずつ味見をしてみると
スターアニスって要するに八角のことじゃないの…
煮物に入れると、薬臭くなるからやめてくれ!とウチの家族が嫌がる、
八角味のチョコレートだったのでした。


仏で最も美味しいチョコレート銀座に出店
http://www.fashionsnap.com/news/2012-01-12/joel-durand-ginza/
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憎しみの連鎖「灼熱の魂」

2012年01月19日 | 映画


カナダ・フランス映画、 ヴェネチア国際映画祭最優秀作品賞。
レバノン出身の劇作家ワジ・ムアワッドの同名戯曲をドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化。
映画を観る理由の一つが、異文化に触れたいということだとしたら
この作品は確実にその願望を叶えてくれます。
イスラム世界では女性の立場は家畜のそれよりも低いとか
レイプされた女性が法的に罰せられる、或いは親族に殺される現実とか
中東における宗教の対立がどれだけ凄惨を極めるかとか
ニュースで見聞きすることはあっても、平和な世界に住む我々にはまるでピンとこない。
それが映画の画面ではこともなげに展開され、
観る側は言葉もなく受け止めるしかないのですから。

カナダのケベック州でアラブ系移民の女性ナワルは発作を起こし、
双子の娘と息子、ジャンヌとシモンに遺書を託してこの世を去る。
それは子どもたちが聞いたこともない、兄と父親を探して手紙を渡せというもの。
二人は当惑しながらも中東に渡り、母親の人生を辿り始める。
それは想像を絶する過酷なものだった…


かつて異宗教の男と恋に落ち、その子を身ごもったというだけで
うら若き娘ナワルは、身内の男に殺されそうになる。
かろうじて彼女の祖母に助けられるが
その祖母も、一族の名誉を汚してくれたとしてナワルをののしり倒す。
赤子を産み落とすや否や、その子は連れ去られ、ナワルも家から追放される。
ここまではイスラム社会にはよくあることでしょうが
(といっても彼女とその家族はキリスト教なのですが)
40年後にナワルの娘ジャンヌが、母の生まれ故郷を訪ねた時の
村の女たちの反応が凄い。
ナワルの名前を出した途端、遠方よりはるばる来たジャンヌをさげすみ、
その女の関係なら歓迎することはできないと追い出してしまうのです。
現代に至ってもなお。

その後キリスト教ゲリラに襲われ、虐殺現場から命からがら逃げ出したナワルは
手放した子どもも殺されたと思いこみ、絶望感からイスラム系テロリストに身を転じる。
敵方のリーダーを暗殺するも、地獄より酷いと言われる刑務所に入れられ、
15年に渡って拷問を受ける。
そこで彼女が受けた拷問とは…
人間はここまで残酷になれるものなのか。
母親の人生を辿るうち、結局自分たちの恐ろしい出自と向き合うことになる二人。


名誉殺人、異宗教間の対立(つまり殺し合い)、幼い子供への洗脳(テロリストとして育てるため)、
拷問、レイプ、近親相姦。
人間の暗部がこれでもかと画面に突きつけられる。
その凄惨さを監督が我々に訴えたかったとしたら
それは成功していますが
そのためにここまで残酷な話を作り上げなくてはならなかったのかという疑問は残ります。
「憎しみの連鎖を断ち切るため真実を知らせたい」というナワルの人類愛は立派ですが
双子の子どもたちに対する彼女の母性愛はどうなのだ?と思ってしまう。
私だったら、あんな恐ろしい秘密は墓場まで持って行くでしょう。
平和なカナダ市民として育った双子は、あの驚愕の真実をかかえてこの先、
まっとうに生きていけるのだろうか…!?

場所や時代ははっきりとは書かれませんが
これはレバノン内戦が舞台であるらしい。
レバノンというのは中東においては珍しく、国民の40%がキリスト教なのですね。]
原題の”INCENDIES”はフランス語の“火事”“感情の爆発、動乱、戦乱”という意味らしい。
「灼熱の魂」とは上手くつけたものです。
あまりにも偶然が重なってでき過ぎの話、という鼻につく点もありますが
それをさし引いても余りある迫力の、壮大な大河物語です。
2時間10分、息をつく暇もありませんでした。
しかしこれ、東京中で日比谷シャンテシネ一館のみの上映です。

「灼熱の魂」 http://shakunetsu-movie.com/pc/
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静謐な佳作「ヤコブへの手紙」

2012年01月15日 | 映画
2009年、フィンランド映画。フィンランド・アカデミー外国語映画賞代表作品。

小さな、静かな作品です。
登場人物はたったの三人。
盲目の老牧師、刑務所から恩赦で釈放された元女囚、そして郵便配達人。
BGMも、雨だれのような静かなピアノ曲のみ。
これだけの材料で、これだけ人の心を打つことができるとは。

1970年代のフィンランドの片田舎。
白樺に囲まれた、雨漏りのする粗末な牧師館。
教会を訪れる人はもはや誰もおらず、日曜日のミサも結婚式もない。
引退した老牧師ヤコブと外界とのつながりは、悩みを持つ人から手紙を受け取り、その返事を書くことだけ。
そこに、手紙の代読と返事の代筆の役目を担ってやってきたのは、元終身犯レイラ。
この女が、呆れるほどにふてぶてしい。
鈍重という言葉がピッタリの体格と態度で、ニコリともしない。
神も信じず人間も信じず、誰にも心を開かない。
たったひとつの仕事すらも嫌がり、牧師に来た手紙をこっそり捨ててしまうほど。
やがて牧師への手紙が届かなくなり…

来る日も来る日も、手紙を待つ老牧師。
「人々のために祈ることが使命だと思っていたのに。私はもう必要とされていない。」
とうなだれる牧師に
「だったら祈るのをやめればいい。自分のために祈っていただけでしょ。」
と言い放つレイラ。
なんでももう少し優しくしてあげないの!?と、観ている側にはレイラが憎らしくさえ思えます。
それでも毎日、郵便配達人が来るのを待ち続ける老牧師が悲しい。

そして奇跡が訪れる。
頑なに閉ざされたままだったレイラの心が、ある日静かに溶かされるのです。
手紙などないのに、あるように装って読むふりをするレイラ。
しかし老牧師は、それにすぐ気がついたのでしょう。
静かに席を立とうとするが、その時レイラの口から語りだされた真実とは…

奇跡は、ただ降ってわいたのではない。
牧師ヤコブの真摯さと善良さが、頑なだったレイラの心を溶かしたのです。
そしてそれによって救われたのはレイラだけではなく、老牧師でもあったという奇跡。
悲しい結末ですが、そこには確かな救いがあります。

低予算でも人を感動させることはできるという、見本のような映画です。

ヤコブへの手紙 http://www.alcine-terran.com/tegami/
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焼き立ては美味しい!

2012年01月14日 | 家庭
ホームベーカリーを買いました。
我家は和食が圧倒的に多いのですが
たまにシチューやポトフなど作るときには、やはりパンの方が合う。
あるいはゆっくり起きた休日の朝、焼き立てのパンがあれば
こっくりしたスープ、サラダを合わせれば美味しいブランチになるのではないか。
という訳で、しばらく前からネットで口コミなど見ていたのでした。

サンヨーのGOPANが、お米からパンができるというので有名になりましたが
如何せん、我家のキッチンに置くには大きすぎ。
それにどうせ、ほぼ毎日お米を炊いているのだから
何もパンまで米から作ろうとは思わない。
ティファールのバゲット型フランスパンができるというのにも惹かれましたが
やはり大きすぎて却下。
結局、コンパクトなパナソニックの一斤型に。


パンというのは昔作ったことがありますが
非常に手間も時間もかかるのです。
こねたり丸めたり一次発酵させたりガス抜きしたり二次発酵させたり…
ここまで手をかけても、最後に焼くときに失敗してしまったり。
それを、材料さえセットすれば、機械が全部やってくれるのですから。
その材料も食パンMIXを買えば、小麦粉、塩、イースト菌など全部セットされています。
フランスパンMIX、全粒粉MIXなども出ています。
(この画像はネットから)

材料をセットしてスィッチを入れると
グワン、グワンとこね始め、静かになったと思ったらまた動き出し…
パンが焼きあがるいい匂いがして、4時間ほどかけて焼き上がります。
この機械はレーズンやナッツを入れる別口があり、
レーズンパンやくるみパンも思いのまま。
写真は、フランスパンMIXにレーズンを入れたもの。
(熱すぎ、柔らかすぎて薄くは切れない)
焼き立てはやはり格別の味がして、一斤のパンは家族三人ですぐになくなります。
普通の食パンを一斤買っても中々なくならないのに。
夜セットして休めば、朝、パンが焼ける匂いと共に目覚めることができます。


一つ残念だったのは、私が買った型はお餅が作れないこと。
買う時に、うどんやパスタもできるという多機能型も勧められたのですが
私はパンを焼きたいのであって、麺類まで作る気はないからとシンプルな方を買ったのです。
お餅までは気が廻らなかった。
つきたてのお餅は美味しいのにしまったと、
このお正月に気がついたのでした。

パナソニックホームベーカリー SD-BH104
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=SD-BH104
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意外性の面白さ@ラ・バリック

2012年01月13日 | グルメ
今まで私が行った名店と言われるレストランの中で
立地条件から言ったらここはワースト1なのではないか。
銀座でも青山でも白金でもない、江戸川橋。
都内あちこちに出没している私でも、降り立ったことのない駅。
なんでこんなところに?と思ったら
オーナーソムリエの坂田氏の御実家を改装して造ったお店なのだそうです。
マンションの駐車場を抜けると、築60年という古い日本家屋。
こんなところで、しかもまだできて数年だというのに
予約が中々取れないほどの人気というのだから面白い。

ここに行ってみたいと思ったのは
あの天才ピアニスト辻井伸行君の母上である辻井いつ子さんが
イタリアンならここ!と婦人画報の誌上で太鼓判を押されていたから。
余談ですが、私はこの人の子育てについての本を少しばかり読んで
全盲の伸行君の小さな頃から美術館に連れて回ったというくだりなどに感動したのでした。
赤ちゃんの時におもちゃのピアノで「キラキラ星」を弾いたという伸行氏の才能は凄いけれども
それを引き出したのは間違いなく、この母上なのだろうなあと。

「シェフお任せのコース」
ミニホットドッグ
松葉蟹の腸詰め
サーモンの巻き物
イカスミのリゾット
ビゴール豚のロースト
リンゴの冷製スープ 
小菓子、コーヒー

最初のアミューズのホットドッグは、2,3センチのミニサイズ。
蟹の腸詰は、ふんわりと海の香りが漂う面白いソーセージ。
メインのビゴール豚のローストは鮮やかなピンク色で
非常に柔らかく、甘く、コクがあって美味しい。
豚肉の塊をどうしたらこんなに生っぽく柔らかく、ジューシーに仕上げられるの?と訊いてみたら
低温のオーブンで一時間ほどかけて焼き上げたのだそうです。
リンゴのスープは、リンゴのゼリーとシナモンのジェラート添え。

店内写真は「食べログ」から

日本家屋に土足のままでと言われて最初ぎょっとしました。
和室に無機質な白のタイルを敷き詰め、さらに赤い絨毯を。
透かし彫りの欄間や床の間を残しながら、イタリア製の椅子を配置。
障子が入った窓とリチャードジノリの食器とのアンバランスさがなんとも面白い
あえて言わせて頂くなら、最初のアミューズはきっと意外性を狙ったのでしょうが
小食の私には不要だったかな。
建物から食材からメニューから、
アンバランスな組み合わせの面白さを堪能したひとときでした。

ラ・バリック http://www.labarrique.jp/top.html
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タロウの実力

2012年01月10日 | 家庭
だから私は嫌だったのです。
タロウを連れて帰省することは。

この三連休、岐阜に帰省していました。
我家の次男は大学生なのですが国家試験を目指していることもあって中々忙しく、
我々夫婦が帰省したり旅行したりするときは
いつも留守番がてら、タロウの世話を引き受けてくれていたのでした。
ところが今回久しぶりに一緒に行くことになり、
となるとタロウも連れて行かなければならず、
夫は、可愛いタロウをみんなに見せびらかせると大張りきり。


しかし3年ほど前に連れて行った時、
タロウはトイレを失敗しまくって、大顰蹙を買っていたのでした。
タロウは普段、マンションのベランダでトイレをしているのです。
催すとリビングの掃き出し窓のところに行き、開けてくれと促し、
外に出て用を済ませてくる。
しかし岐阜は、夫の実家も私の実家も一戸建てなので勝手が違う。
しかも興奮しやすいタロウ、みんなに構われて夢中で遊んでいるうちについその辺で…
なので私は、できたら預けたかったのです。


しかし夫は言い出したら聞かないし、タロウは散歩で用をすますことも多いので
まめに外に連れ出せばなんとかなるだろうと。
結果は…
夫の実家の仏壇の前でオシッコ。
私の実家の応接間のトルコ絨毯の上でオシッコ。
挙句にみんなで食事に出かけている間、メッシュのハウスに
タロウを入れて留守番させておいたのですが
それを噛み破って脱走、留守宅で場外乱闘。
夫の叔母の家では正月花を生けた花瓶を割ってくれ、
もう散々だったのでした。


私は謝りまくり片付けに追われ、
露骨に責められはしないが微妙な雰囲気を感じ取って、夫はしょんぼり。
二泊三日じゃ短すぎてタロウの実力は出せなかったなと。
実力も何も…w
デキが悪くてもウチの子なら可愛いが、デキの悪いヨソの子が可愛い訳ないじゃないの。
タロウは我家では家族の一員だけど
ヨソの人にとっては只のワンコロに過ぎないのだから。
これで当分は、タロウを連れて行くなどと言い出さないでしょう。
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