Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「ウィスキーと二人の花嫁」

2018年02月28日 | 映画


第2次世界大戦中、スコットランドの孤島でウィスキーの配給が途絶えてしまう。
島民たちにとっては命の水とも言うべきウィスキー、それが無くなって大騒ぎとなるのですが
そんな折、島の近くの岩礁で貨物船が座礁。
そこには膨大な数のウィスキーが積み荷として詰まれていた。

そのウィスキーを巡っての不器用な島民たちのドタバタ狂想曲。
史実を基にしたという、痛快なコメディです。
この楽しいポスターが、かなりストーリーを語ってくれています。
とにかく酒が欲しい島民たち、使命感に燃える民間大尉、安息日には厳しいくせに
酒には目がない牧師、そこに頑固な父親と娘たちとの情愛も絡んで来る。
会話のあちこちに英国風のシニカルなユーモアが絡められ、ニヤリとさせられます。



しかし…映画好きの友人たちの評判も上々で、楽しみにしていたのですが
「村中全体が仲良く心を合わせて」というところに、どうも私は引っかかってしまう。
小さな島にも格差はあるだろうし、僻みや確執がないとも思えない。
宗教的な戒律、安息日をあれほど厳しく守る村民が、夫の長期不在中に間男の子供を産んだ若妻を
責めたり村八分にしないのも不思議です。
細かい所に引っ掛かってしまって、心ゆくまで楽しめなかったのが残念です。

この映画を観て思い出したのが、村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」。
私が好きな、ごく短い、ウィスキー蒸留所で有名なアイラ島の紀行文です。
正確に言うと、この本の表紙の佇まいが大好き。
四角く切り取ったパブの入口の写真、端っこにいるコーギー犬、そしてこのタイトルが。
この表紙、本文より勝っているような気がします(春樹フアンの方、ごめんなさい)。



映画も本も、私にとっては表紙負けという、珍しい例でした。

原題「Whisky Galore」 http://www.synca.jp/whisky/

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10年間、誰も気がついてくれなかったら?

2018年02月23日 | 社会


「ロバのシルベスターとまほうの小石」というアメリカの絵本があります。
元気なロバの子シルベスターは、どんな願いも叶えてくれる魔法の小石を拾いますが
そこに腹ペコのライオンが現れて、咄嗟に「石になりたい」と願って、
丘の上の大きな石になってしまったのでした。
願い事が叶えられるためには、その小石を持って願わなければならず、
シルベスターの石のすぐ近くに、魔法の小石は落ちていたのでした。
石になったシルベスターは、動くことも泣くこともしゃべることもできない。
絶望することしかできないでいる中、季節は巡ります。
ある日、息子を探して泣き暮らしていたシルベスターの両親がそこに来ます。
ロバの母親が、その石に座る。
シルベスターはどんなに叫びたかったことか。
そして、奇跡は起きるのです。

子供心に、なんて残酷な話なんだろうと思ったことを覚えています。
元気な男の子が、いきなり石になっちゃうなんて。
動くことも、話すこともできないなんて。
それに誰も気がついてくれないなんて。
そんなことあり得ない!と。



ところが「そんなこと」が実際に起きたのですね。
1988年ヨハネスブルクで、12歳のマーティン・ビストリウスは病気になり、
昏睡状態に陥ってしまった。
そこから彼は寝たきりの植物人間になるのですが、実は3年目に意識は戻っていたというのです。
しかし誰もそのことに気が付かず、10年間そのままだったと。
25歳になった時、ある介護士の女性が気が付き、検査を受けさせ、
彼に意識があることが分かり、そこからのリハビリは目覚ましかった。
彼はPCを扱うようになり、大学を卒業し、車椅子生活ではあるが結婚もしたのだそうです。



しかし10年間、誰も気がついてくれなかったって。
記事によれば、母親から「死んでほしい」と言われたこともあったと。
そりゃ12年間、植物人間(と思われていた)の息子の世話をする家族も
本当に大変だと思う。
精神的にも肉体的にも追い詰められた母親がそんなことを口にしたのも
仕方がないのかもしれない。
預けられた施設では性的虐待も受けたりしたと。



この生々しい南アフリカの記事を読みながら、昔読んだ絵本を思い出したのでした。

母「死んでくれたらいいのに」12年前に昏睡状態になってしまった息子
http://akogare.me/trend/23794

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「陰翳礼讃」写真展

2018年02月21日 | お出かけ


谷崎潤一郎の名作を写真で表現した「陰翳礼讃」、その出版記念写真展が
銀座奥野ビルで開催されています。
その写真家大川祐弘氏が、私の高校時代の友人の協働者ということで
誘って頂きました。



奥野ビルというのは、1932年に建てられたという非常にレトロな雰囲気のビルです。
かつては旧銀座アパートメントと呼ばれ、銀座界隈でも屈指の高級アパートだったのだそうです。
民間の建物としては日本で初めてエレベーターが備え付けられたのだそうで
そのエレベーターは今もそのまま残っていますが、旧式で使いにくいこと甚だしい。
二重のドアを手動で開閉しなければならず、一つ閉め忘れると動かなくなってしまうので
今日も結局、途中まで(エレベーターが止まっている階まで)階段で上ったのでした。

amazonの説明によると
”暗がりに潜む美を写し撮ったのは「気配を撮る名匠」と評される大川裕弘。
『陰翳礼讃』の世界がより深く理解できるビジュアルブックです”
名匠と言われる写真家ってもっと気難しいのかと思っていましたが、大川氏はとても気さくな方で
スマホの中のヒマラヤンの愛猫の写真を見せて下さいました。



谷崎の「陰翳礼讃」は私などには少々敷居が高くて
気軽に手に取る気になれないのです(「細雪」は昔好きでしたが)。
でもこの美しい写真と一緒になら、読むのが楽しくなりそうです。
こんな感じです。



「陰翳礼讃」写真展 http://salondela.com/schedule/exhibition/1685

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フランク・ホーヴァット展

2018年02月18日 | お出かけ
いけばな展の後に、銀座のシャネルビルで開催されているフランク・ホーヴァット写真展
を覗いて来ました。
1954年、パリに拠点を置いたホーヴァットは、このファッションの都と、
ファッションをまとう女性たちに魅了されたといいます。
そしてホーヴァットは、世界で最も影響力のあるファッション写真家の一人と
なったのだそうです(HPから)。



確かにお洒落だよねえ。
この男女が接吻している写真なんて
これ、どうやって真上から撮ったのだろう?
いずれにしても、やはりパリならではのお洒落な図という気がします。



この、パンプスのヒールよりも小さい人間、ふくらはぎよりも低いエッフェル塔なんてのも
一体どうやって撮ったのだろう?と私は千々に悩むのです。
セーヌ河を挟んでエッフェル塔の対面にある、 シャイヨ宮の広場に寝転んで撮ったのかしらん?



この写真のタイトルは「ブローニュの森、売春婦たち」。
1956年の作品、この時代はそういう人たちもこんな地味なスーツを着ていたのか。



油絵にしか見えない写真。



そして私が好きなのはこの写真。
ワンコが凄い存在感!

シャネルというブランドは、私にはあんまり縁がないブランドだと思っています。
服やバッグは高すぎるし、香水は私にはきつすぎる。
少女の頃憧れていた香水の5番は、大人になって手に入れて、あまりのキツさにガッカリしました。
香水なら19番、そして口紅が発色がよくて好きかな。
それでも、こういった写真展を銀座の一等地で無料で見せてくれるという所に
トップブランドのプライドを感じます。

Un moment d’une femme http://chanelnexushall.jp/program/2018/un-moment-dune-femme/

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いけばな古流協会展2018

2018年02月17日 | お出かけ
銀座松屋での「いけばな古流協会展」。
SNSの友人のかたばみ会家元の大塚理司氏の作品を見に行くようになって
私は今年で3回目でしょうか。
今回はこちら。



御本人の言葉によれば、これは羊水の中を表しており、誕生でもあれば死でもあるということでしたが
未来に漕ぎ出だす宇宙船のようでもあります。



暖かい銀座の街をのんびり歩いて、一丁目の「山形サンダンデロ」でランチを。
山形県産の新鮮な材料を用いるというのが売りのこちら、
店名は「山形産なんでしょう(山形産だんでろ)」という酒田弁を
イタリア語風にした造語なのだそうです。
ローマのティベレ川にあるサンタンジェロ城に行ったのは、もう10年ほども前。
「ローマの休日」のアン王女が参加した船上のダンスパーティは、ここの前で行われました。
アルファベットで書くと「 Castel Sant'Angelo」と似ても似つかないのですが、
面白いものです。
山形のアンテナショップの二階にあって雰囲気がちょっと雑然、テーブルにクロスもなしと
コスパ面ではマイナス点もありましたが、美味しく頂きました。



サンダンデロ http://oishii-yamagata.jp/02sandandelo/index.html
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「ロープ 戦場の生命線」

2018年02月15日 | 映画


カンヌ国際映画祭で本作が上映された際には、上映後10分間に及ぶスタンディング・オベーションが
起こったのだそうです。

1995年、ボスニア紛争停戦直後のバルカン半島の山岳地帯。
マンブルゥ(ベニチオ・デル・トロ)が所属する「国境なき水と衛生管理団」は
井戸に死体が投げ込まれ、水が使えなくなってしまった村に赴く。
苦労して死体を引き上げようとするが、古いロープは重みで切れてしまう。
やむなく、武装集団が徘徊し、あちこちに地雷が埋まる危険地帯を
1本のロープを求めて彷徨うことになる。



この話は停戦後の世界で、派手な銃撃戦や血が流れる殺戮の光景は出てきません。
では平和な世界かといえばとんでもない。
国連やNATOの介入によって「今日から停戦」なんて言われても
昨日まで人種や宗教の違いで殺し合っていた人々が、いきなり仲良くなれる訳がない。
停戦とは名ばかりで、殺戮、凌辱、盗難、なんでもありです。
井戸に死体が投げ込まれたのも、水の密売ビジネスを企む犯罪組織の仕業であると。

井戸の底に沈む、ぶよぶよの腐乱死体の姿は、画面に何度も出てきます。
そんなものが投げ込まれた井戸の水、仮に死体を取り出したとしても、
もう二度と口にしたくないのじゃないか、
そう思うのは恵まれた国に住む我々の思考であって、砂漠地帯に住む連中には
待ったなしの死活問題であるらしい。



国籍も年齢もばらばらの5人の「国境なき水と衛生管理団」はロープを求めて
武装集団に脅されながら、泥だらけのジープで走り回る。
たった一本の山道を塞ぐように、牛の死体が転がしてある。
その死体をよけて通ろうとすると、そこには地雷があるのだと。
牛の右側か左側、どちらを通るべきか(どちらが死ななくてすむのか)?
現地の一人の少年の力を借りて、ようやくの思いでロープを見つけるが
そのロープの先には、何日も腹を空かせた猛犬が繋がっていた。
爆破された少年の家で見つけたロープの先には、もっととんでもないものが。



こう書き連ねると、どうしようもなく絶望的な話のようですが
そこにビー(ティム・ロビンス)の自虐的なユーモアや、
女性にだらしないマンブルゥの女とのゴタゴタ、そして新人であるソフィの
ヤル気に満ちた勇み足などが絡まって、面白おかしく進んでいくのです。
そして終盤、呆気に取られる結末が…
現地の住民の事情を無視した、国連などのお役所仕事の不合理さは
何処も同じということか。
コメディタッチで話を進めて戦争の残虐さ、不条理さを浮かび上がらせる手法は
お見事としかいいようがありません。

原作は「国境なき医師団」に所属する医師でもあるスペイン人作家パウラ・ファリスの小説「Dejarse llover」(雨を降らせて)なのだそうです。
映画の原題は『A perfect day』。

公式HP http://rope-movie.com/

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アスリートファースト?

2018年02月13日 | 社会
平昌五輪、昨日ようやくメダル3個ゲット。
沙羅ちゃんのスキージャンプは祈るような思いで見ていましたが
日本中の人がきっとそうだったのでしょうね。
銅メダルが決まった時、そしてその後の彼女の「金メダルを取る器じゃなかった」という言葉には
泣けてきましたとも。
彼女が小さな頃からずっと見て来ただけに、勝手に親戚のオバサン状態。



それにしても、今回は韓国だから時差の心配はしなくてよいと思っていたのですが
昨夜のジャンプも、日付が変わるような遅い時間でした。
これは欧米の視聴時間に合わせてのことなのだそうです。

Wikiによれば1988年のソウル五輪の時に
”従来午後から夜間にかけて行われることが多かった陸上競技の多くの決勝が午前中に実施された。
これは、視聴率を見込めるアメリカ東部のプライムタイムに決勝を合わせるための措置で、
アメリカのテレビ局NBCが多額の放映権料を支払う見返りとしてなされたものであった。”

そして1998年の長野五輪でも
”開会式は、今上天皇・皇后臨席の下、2月7日午前11時から長野オリンピックスタジアムで行われた。
当初は夜間の開催だったが、アメリカの放映権を持つCBSの要請により昼間に変更。”
だったのだそうです。

なんだかなあ。
スキージャンプなんて寒いし、風は酷いし、夜中にやるものなのかな?
一昨日の男子ノーマルヒルで最後の選手が飛んだのは、0時19分だったのですって。
アスリートファーストだの、博愛とフェアプレイの精神に基づくなんて言葉、笑えて来る。



モーグルの原選手の銅メダル、私なんて名前も知らなかったのにお見事でした。
あのモーグルの決勝に進んだ男女計12人中8人の選手が使っていたのが
日本製のスキー板なのだそうです。
大阪のマテリアルスポーツという、社員4人の小さな会社なのですって。
こういうニュースはちょっと嬉しい。

大阪生まれのスキー板、世界のモーグル界席巻
http://www.sankei.com/west/news/171209/wst1712090052-n1.html

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深大寺から神代植物園へ

2018年02月12日 | お出かけ


お天気も良く、珍しく夫のゴルフがない日曜日、
タロウを連れて深大寺に行って来ました。
天平時代の創建というとても古いお寺、前に行ったのは20年くらい前か。
周りにはお蕎麦屋さんがいっぱい。
屋外で食べられるしつらえも多く、犬連れ可なのが嬉しい。
お蕎麦屋の茂みから、柴犬が生えていました。



以前はなかった鬼太郎茶屋ができていました。
水木しげるは鳥取出身ですが、調布に五十年以上住んでいたのだそうです。
このお店は鬼太郎グッズを取り揃えており、外国人客もいっぱい。





神代植物園は犬連れ不可。
犬を飼ってみて知りましたが、新宿御苑とか浜離宮とか、日本の有料の公園は
犬不可の所が多いのです。
深大寺を歩き廻って疲れたタロウを車の中で寝かせて、急いで行って来ました。
冬の植物園というのは、一部の常緑樹を除いて殆どの樹が枯れていて、なんとも物悲しい。





梅はまだ三部咲きでしたが、巨大な植物園の中にはカラフルな蘭やベゴニアが。
クリスマスローズ展もやっていて、その会場の隅に節分草がありました。
節分草は直径2㎝ほどのごく小さな花なのですが、クリスマスローズと同じくキンポウゲ科であり、
花弁に見えるのは萼片なのだそうです。
これは今まで見たことないと思ったら、今では準絶滅危惧種に指定されているのですって。
こんな可憐な花が絶えてしまうことのありませんように。



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自動翻訳機能の功罪

2018年02月10日 | 社会
昨日はFaceBookでウイルスを受け取ってしまい、一日その対処に追われました。
FB友達から送られて来た動画を、うっかりクリックしてしまったのが始まり。
その人もウィルスにやられていたということを知った時には、すでに遅し。
その後、次々にヘンな動画が私のFBページに勝手にアップされ、
しかもそれが300人以上いる私のFB友達に一斉に送られていたらしい。
よく分からないのですが、今回はPCのChromeがやられたのだそうで
PCの画面からはその動画を削除することもできませんでした。
結局、詳しい友人の助けを借りてウィルスバスターを使ったり、システムを復元したりして
ようやく収束したのでした。

夜になってどうにか納まった時、FB友達に迷惑をかけたことのお詫びの一言を入れました。
外国人の友人もいるので、英語でも。
このような簡単な文章です。



それが日本人の友人のFBページには自動翻訳されて、こんな風に出たらしい。





いやいや。
口の悪い私の友人など、キャラクターマッチングが凄いなどと大喜び。
私、こんな乱暴な文章書きませんから!

イタリア語のコメントなど自動翻訳機能を私も使うことがありますが
自分が書いた文が翻訳されたのは見たことがありませんでした。
所詮、こんなものだったのね。
単語の意味を調べるくらいに使った方がよさそうです。

ちなみに上の私の英文は、アメリカ人の友人によると
Dear my friendsをMy Dear Friendsに変え、
Actually I didn't の後にsend itを加えた方がよいのだそうです。
失礼致しました。

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カモミールあれこれ

2018年02月09日 | 社会
昨夜寝る前にチラリと見た「世界くらべてみたら」というテレビ番組で
「あなたの国で風邪の引き始めを撃退するにはどうするか?」という特集をやっていました。

ドイツの民間療法として紹介されたのが「顔サウナ」。
カモミールのハーブティを大きな鍋にたっぷり沸かし、
熱々のその上に顔を伏せ、その上からバスタオルをすっぽり被せて15分。
画面の男性は顔に強烈に汗をかいて、これで詰まった鼻が通り、
咽のイガイガもすっきりするのだと言っていました。

ああ、これだったのか。
以前「顔サウナ」が風邪によいという話を読み齧ったことがあるのですが
実際にどうやるのか、さっぱりわからなかったのです。
もっともそのテレビ画面では、ドライのカモミールを大量に煮立てていたようで
こちらであれだけのカモミールを入手することは難しいでしょうが。



カモミール(camomile)というのはマーガレットに似た、それより小さな可愛い白い花。
実に優しい甘い匂いがします。
この花は古くからヨーロッパでは、薬草として親しまれて来たのだそうです。
鎮静効果や安眠作用、胃の粘膜の保護、アレルギー症状を緩和する働きなどもあるのですって。

でも私の子供の頃は、カモミールなんてまるで知られてなかった。
「不思議の国のアリス」の中では「カミツレ草のお茶」と訳してあったように思います。
「ジンジャーブレッド」が「生姜パン」と紹介された時代ですから。



ドイツに旅行した時、紅茶やコーヒーが意外に美味しいのに驚きました。
スーパーでは様々なハーブティが、これでもかと並んでいました。
日本でも今は随分増えて来たようですが、まだまだ少ない気がします。
外でランチを頂くとき、食後には大抵私はコーヒーを頂くのですが
たまに目先の変わったハーブティなど試してみることがあります。
今まであちこちで飲んできた中で、一番印象に残っているのが
銀座シャネルビルの上の「ベージュ アラン・デュカス東京」。
ここは野菜畑のように生のハーブの鉢をごっそり運んでくれ、
そこから好きなハーブを摘み取ってお茶にしてくれるのです。
あんな贅沢なカモミールティは、私は初めてでした。
でもこの有名フレンチ・レストランでは、お茶だけということはできなかった筈…



カモミールの効果効能 http://josei-bigaku.jp/chamomile76487/

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