Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

ピカピカの地下鉄、神楽坂ランチ

2019年07月31日 | グルメ

有楽町線の新しい車両は、連結部分がガラス戸になっていました。
日本の地下鉄は、清潔で正確で素晴らしいと思います。
ベタベタある広告さえなければ言うことなしなのだけど。
NY、パリ、ロンドンの地下鉄、構内やプラットホームは広告だらけでしたが
車両の中にはそんなになかったように思います。
車両内は暗かったり汚かったりゴミが落ちていたりしましたが
少なくとも中吊広告は見かけなかったような…


神楽坂のかくれんぼ横丁の冠木門をくぐると、こんな小さな庭があります。



ナポリから取り寄せたという釜で焼き上げたピッツア、美味しく頂きました。
ランチ@エノテカ・ピッツェリア神楽坂スタジオーネ



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ミュージカルと今日の多肉

2019年07月29日 | 劇、オペラ、コンサート

佐渡裕芸術監督プロデュース、レナード・バーンスタイン音楽。
キャスト、スタッフは全員ロンドンからというミュージカル。
久しぶりの上野の東京文化会館に、友人に誘われて行って来ました。
3人の水兵がニューヨークで過ごす1日だけの休暇を描いたストーリー。
大都会マンハッタンに驚き、可愛い女の子をモノにしたいと願う3人。
そこにNYの「ミス改札口」、判事の婚約者を持ち、突然欲情する女性人類学者、
年中男を欲しがっている女性タクシードライバーが関わって
華やかなコメディが舞台いっぱいに繰り広げられました。




多肉に水のやりすぎは駄目というので大事に室内で育てていましたが、
外に置きっ放しの鉢がこんなに元気!
室内に置いている右の小さな鉢に比べると
その数倍の大きさに育っています。



これがその木鉢のアップ。
この一番下の真ん中、白い蕾ができて2ヶ月。
咲く気がないのかしらん?



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原田マハ「リーチ先生」

2019年07月28日 | 

(バーナード・リーチ 岸田劉生)

バーナード・リーチは明治42年にイギリスから初来日、日本の陶芸に魅せられて
第七代尾形乾山の名を免許されるまでになった陶芸家。
そのリーチの生涯を、日本人の陶工父子の視点から描いたアート小説。


1954年、大分の小鹿田を訪れた陶芸家バーナード・リーチと出会った見習い陶工の高市は、
亡父・亀乃介がかつて彼に師事していたと知って驚く。
時は遡り明治末期の1909年、食堂で働く少年亀之助は貧しく学もないが芸術に憧れ、
日本の美を学ぼうと来日した青年リーチの助手になる。
リーチは柳宗悦、濱田庄司ら若き芸術家と熱い友情を交わし、才能を開花させ、
日本とイギリスの芸術の架け橋となって行く。



架空の人物を登場させて、その視点から著名な芸術家の生涯を描くという、
原田マハお得意の手法です。
今回の架空の人物は高市・亀之助父子。
面白くて一日で読了しましたが…

貧しい亀之助が、ひょんなことからリーチと知り合って彼の助手となり、
一緒に過ごした10年余が、物語の中心です。
日本の美術に興味があるというだけで、言葉も喋れないリーチが日本に来て
どうやって日本の陶芸を学び、社会に溶け込み、友人を作って行ったか。
美術に何の素養もない亀之助が、どのようにリーチの人生に関わって行ったか。
そういった辺りを巧みな描写で一気に読ませます。


(リーチ作)

惜しむらくは、登場人物が善人ばかりすぎる。
才能に溢れた人間が現れれば、嫉妬する人間も出て来るだろうし、
どんな良い人であろうと10年も一緒に暮らして、何の衝突もなかったとはとても思えない。
今から100年も前の時代、異文化に接することの戸惑いや困惑も多かったでしょうに
そうしたことにまるで触れられていないのが少々残念ですが
美術への情熱の熱さ、師弟愛のあたたかさには泣かせられます。
美術工芸史エンターテイメントとしては、一級の作品です。


「リーチ先生」 https://tinyurl.com/y2pubwot


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「ガラスの城の子どもたち」

2019年07月27日 | 
先日観た映画「ガラスの城の約束」の原作を読んでみました。
「ニューヨーク・マガジン」の人気コラムニストのジャネット・ウォールズが
衝撃的な自身の半生を赤裸々に綴り、全米ベストセラーとなった作品。
2006年、アメリカ図書館協会アレックス賞を受賞。


365ページの長編で、2時間の映画では描き足りなかった詳細を知ることができました。
思った通り、映画よりも酷い生活実態が克明に。
両親の育児放棄ぶりは凄まじく、4人の子供たちはろくに食べ物も与えられない。
学校にお弁当を持って行くこともできず、ランチの時間にはトイレに隠れ、
級友のお弁当を盗み食いしたり、学校のゴミ箱から食べ残しを漁っていたと。
お風呂にも入れず、洗濯もして貰えず、そんな子供たちは学校でも散々苛められる。
しかし子供たちは親に一言も相談せず、自分たちだけで耐え、或いは闘って行く。


一家があちこち放浪した末に(借金取りから逃げ回っていたともいえる)、
父親の故郷、ウエストバージニアのウエルチに落ち着いたところで
両親が前の居住地フェニックスにいったん戻るシーンがあります。
その時の子供達のやり取りが悲しい。


”両親の乗った車が走り出すと、ブライアンがつぶやいた。
 「ちゃんと帰って来るかな?」
 「あたりまえじゃない」そうは答えたものの、私もブライアンと同じ思いだった。
 その頃、私たち子どもは次第に両親の負担になっているように感じられた。(中略)
 きっと戻って来ると信じよう、そう自分に言い聞かせた。信じていないと、
 両親が戻って来ないような気がした。このまま捨てられてしまうのかもしれないと。”


こんなことを13歳の子供に思わせる時点で、親として許せないと私は思うのです。


(ジャネット・ウォールズ)

あるいは、その少し後のこんなシーン。
”その日一日、母はソファベッドの上で毛布を被ったまま、こんな人生は耐えられないと泣きじゃくっていた。
 毛布を頭に引きかぶり、さも自分が悲劇の主人公であるかのように振舞い、
 5歳児のように泣きじゃくっている、この女が自分の母親だなんて思いたくもなかった。
 母はこの時38歳、もう若くはないが年寄りでもない。
 あと25年もすれな自分も母と同じ年齢になるのだと、私は自分に語りかけた。
 その時自分がどんな暮らしをしているかは分からないが、母のようにだけはなるまい。
 こんな辺鄙な山間部の、暖房もないあばら家で目を泣き腫らしているような人間にだけはなるまい、
 そう心に誓い、教科書を手に家を出た。”


父親はアル中の無職ではあるが博識で哲学的でもあり、母親は教員免許も持ち、
だから無知無教養という訳では決してない。
子供達への深い愛情も持っているが、しかし親としての責任を果たすことができない。
そんな親を、ジャネットがどうやって許すことができたのか、それが知りたくて読んでみたのですが…


親の無節操ぶりに、余計に腹が立っただけでした。
4人の子供達は生き永らえるために結束し、酷い環境から脱出するために
バイトと勉強に明け暮れ、次々と自立して行き、幸せな人生を勝ち取った。
そうした子供達を生み出したということが、親としての唯一の功績だったと言えるか。
三女のモーリーンだけは、こちらが書かれた時点では低迷しており、
このネグレクト、機能不完全家庭の犠牲者であったようです。


「ガラスの城の子どもたち」 https://tinyurl.com/y586oszx
「ガラスの城の約束」映画についての日記
https://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/1131e896f0ed45fd8b3541990dd506a2

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SNSの功績、ユーカリと牛

2019年07月24日 | お出かけ

先日バナナワニ園に咲いていたこの珍しい花、見たことがありません。
何だろう?と思いながらインスタグラムにアップしたら
熱川バナナワニ園のハッシュタグで分かりました。
ユーカリの花でした。
インスタ、私はそれほど活用していないのですが、こういう時に便利ですね。



こちらは今日の恵比寿ガーデンプレイスのハイビスカス。
植え込みの花は季節毎に変わって見事なものです。
じっとりムシムシの梅雨空も辛いけれど
夏本番が来たら、それはそれでつらい。



久しぶりに「俺のベーカリー・カフェ」でランチ。
ボリュームたっぷりのクロックマダムとフレンチトースト。
この写真をFBにアップしたら、パン棚の上に乗っている牛の柄が
世界地図なのだとコメントされました。
しかも耐荷重量80㎏の椅子であるらしい。
SNS、やはり便利だ… 



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「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」

2019年07月19日 | 映画

メタボのさえない中年男達が、起死回生をかけてシンクロナイズド・スイミングに挑む話。
鬱病で仕事をやめ、2年間引きこもりのベルトラン。
4回も会社を潰し、またも倒産寸前なのに、社員に威張り散らしているマルキュス。
夢を諦めきれず、売れないレコードを出し続けている初老のロッカー。
妻と息子の人格を否定をし続け、自分が捨てられた完全主義の男。
継父にいじめられた傷を引きずった挙句、人に利用されるばかりのプール管理係。



前半は、彼らの暗い生活が延々と映し出され、少々辟易します。
ハゲだったりデブだったりおなかボヨヨンだったり、つまりみんなメタボでさえないので
個々の識別もしっかりできない(なので名前も全部は覚えられなかった)。
仕事に失敗したり家族に疎んじられたり、社会にも家庭にも居場所がない男たち。
寄ると触ると愚痴を言い合ったり、お互いを攻撃したりという男たち。
プライドばかり妙に高くて理屈っぽい、フランス人の嫌な面がこれでもかと。
大体、彼らを指導する女性コーチ、デルフィー二もアル中を引きずっているのです。
やれやれという思いで観ていると…



優しいデルフィー二が恋人(正確に言えば、恋人と思っていたのは彼女の方だけだった)
に拒絶され、立ち上がれなくなって、その友人アマンダが代わりのコーチとして
出て来た辺りから場面が一変します。
この車椅子コーチが凄い!
毒舌、スパルタ、怒鳴りまくり、パワハラ全開で、情けない男達を鍛え上げる。
そりゃあ酷いものなのですが、あのくらいの猛特訓がなきゃ、あの結果は出なかったのかもね。
彼らは最後にシンクロナイズドの世界大会に出ちゃうのですから。
80年代のポップスに乗って、彼らが力いっぱい演じる世界大会のシーンは
あのグダグダの前半を我慢して観てよかった!と思わせられます。

スウェーデンに実在する男子シンクロナイズド・スイミングチームがモデルになったのだそうです。
「sink or swim」は「イチかバチか」を意味する言葉らしい。


「シンク オア スィム」 http://sinkorswim.jp
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ある少女の夢「ガール」

2019年07月18日 | 映画

15歳の少女ララの夢はバレリーナになること。
難関のバレエ学校への入学を果たし、血のにじむような努力をするが、
トランスジェンダーである彼女にとって、それは平坦な道ではなかった。

清楚な美少女のララが、長いブロンドの髪を後ろに結ってレオタードを着ると
胸がまったく平らであることに、観る側は違和感を覚えます。
どうしても目立たせたくないという彼女の意向で、男性器をガムテープで堅く押さえつけ、
おかげで肌に炎症を起こし、トイレに行くのもままならない。
おまけに第二次性徴を迎えている彼女の身体は、精神的には女である彼女の意向に
逆らって、色々な問題を引き起こす。
外科的な性転換手術は18歳まで待たなければならず、彼女は次第に追い詰められていく…



ララを演じているのはどういう人だろう?と、観ていて猛烈な興味を持ちました。
ベルギーのアントワープ・ロイヤルバレエスクールに通う現役トップダンサー、
ビクトール・ポルスター。
彼は普通の男性であり、500人を超える候補者の中から選ばれたのだそうです。


私はバレエを観るのは好きで、新国立劇場、Kバレエ・カンパニーなどで
毎年、様々な舞台を観ていますが、男性と女性の踊りは違います。
男性ダンサーは普通、ポワント(トゥシューズを履いてつま先立ちで踊ること)はしない。
ビクトールも当然、ポワントは未経験であったが、この役のために猛練習をして
代役なしで、あの踊りのシーンが多い撮影をこなしたのだそうです。
画面の中でララは何度もトゥシューズの中で血を流していましたが
それは実際、ビクトール・ポルスターにも重なるところがあったのでしょう。



意のままにならない身体。
周囲からの好奇の目やいじめ。
只でさえ難しい思春期の身体と心の揺れに、トランスジェンダーとしての苦悩が重なり、
激しく踊る彼女を写す画面は、彼女の心を表すように大きく揺れていく。
彼女を心配する父親が、実に理想的な慈愛に満ちた親なのですが
彼に「大丈夫か?」と聞かれるのが、ララは嫌でたまらない。
「お前はいつも大丈夫としか言わない」と嘆く父親。
「だって大丈夫じゃないから」とララ。
そして彼女は、衝撃的な結末を引き起こすのですが…



2009年にベルギーの新聞で、トランスジェンダーの少女がバレリーナになるための葛藤を
記した記事を読んで、当時18歳のルーカス・ドン監督は衝撃を受けたのだそうです。
それから9年の歳月をかけて完成したという本作。
第71回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)、ある視点部門の
最優秀演技賞、国際批評家連盟賞受賞。


映画「Girl/ガール」
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オオオニバスのたくらみ

2019年07月17日 | お出かけ

バナナワニ園という名前の通り、ここにはバナナなどの熱帯植物もふんだんにありました。
豊富な温泉熱を利用して、約5千種類の熱帯植物を栽培しているのですって。



こちらは、巨大な睡蓮の部屋。
色とりどりの熱帯性睡蓮が60種類。

こんな色が自然の造形物だなんて。



そしてこちらは直系2mのオオオニバス。
スイレン科の中で最も巨大なオオオニバスは、ブラジル、アマゾン流域や
パラグアイ、アルゼンチンに自生する巨大水生植物です。



オオオニバスは2日にわたり、夜に開花するのだそうです。
1日目の花は白く、香りがあり、2日目はピンクで香りは殆どない。
1日目の夜、強い香りに多くの虫たちが集まって中に潜り込むと、朝、花は閉じてしまう。
虫たちは閉じ込められ、2日目の夜、花粉まみれでようやく解放されると、
今度はまた、香りの強い1日目の花のもとに飛んで行く。
こうして異なる花同士の受粉をさせるのですって。
私が見たのは、お役目が終わった後の、2日目の昼の花であったのですね。


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バナナワニ園

2019年07月16日 | お出かけ

午後、熱川バナナワニ園へ。
息子たちが幼い頃連れて行って以来、何年ぶりだったでしょう?



1958年開園というこの施設、温泉の熱を利用してワニの飼育や熱帯植物の栽培を行っているのだそうです。
飼育しているワニの種類では世界一で、16種約140頭が飼育されていると。
ワニってごつくてデカくて怖い!



「アマゾンマナティ」がいるのは、日本でここが唯一なのですって。
マイアミから来たというマナティはもう50年、親しまれてると。
小さな水槽に体重300㎏の体はちょっと可哀想な気もしましたが
なんともユーモラスな顔で、のんびりとレタスやニンジンを食べていました。



そしてレッサーパンダの可愛いこと。
「ニシレッサーパンダ」も、日本でここだけなのだそうです。
パンダというよりはアライグマに近い印象を受けましたが
モリモリと竹の葉を食べていました。



今は180㎝前後の不愛想な息子たち、「♪バナナン バナナン バナナ」なんて
廻らぬ舌で歌って可愛かったな。
この歌、なんとなく「バナナの歌」という名前かと思っていたのですが
確認してみたら「とんでったバナナ」でした。
「バナナがいっぽん ありました 青い南の 空の下」で始まり、
最後にバナナは船長さんに食べられちゃうのでありました。


熱川バナナワニ園 http://www.bananawani.jp
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河津七滝巡り

2019年07月15日 | お出かけ

朝食後、山奥の温泉を出て車を走らせていると
「河津町」という表示がナビに出て来ました。
うん?この春来た、河津桜の?
川沿いに車を走らせると、見たことがあるような土手が対岸に見えます。
桜の新緑に覆われた、長く続く土手。
そうだ、あの河津桜の土手だ!



しかし、人っ子一人いない。
2月の終りには、地面が見えない程の人混みだったのに。
例えて言うなら、原宿の竹下通りのような人出だったのに。
何分間か車を走らせている間、誰にも遭遇しませんでした。
落差が激しすぎ。




この写真は「河津七滝巡り」のものです。
七滝は「ななだる」と読むのだそう。
1.5㎞ほどの幅の山間に7つの滝が存在し、そこを歩いて廻るというもの。
新緑が生い茂る山の中の急な坂道を登ったり降りたり、結構歩き甲斐がありました。
モミジの薄緑が目に鮮やかで、滝の水しぶきをあちこちで浴びて心地良い。



一番上の写真、大滝(おおだる)は高さ約30m幅約7mあり、七滝の中で最大なのだそうです。
この日は午後もう一カ所の観光地に行きましたが、占めて1万5千歩ほどでした。


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