この週末は 紅葉を愛でる山歩きを と 考えていたところへ
「牛ノ寝通りに 行きませんか?」 と、pallet さんから お誘いが。
あらあら! なんと 好都合なんでしょ
私、明日はそこを歩くつもりで、準備してたんです~
とんとんと話は進んで、快晴の日曜日
甲斐大和駅から 上日川峠行きのバスに揺られ、小屋平で下車
紅葉ハイキングが始まりました。
小屋平9:00-石丸峠10:05-(天狗棚山へ寄り道)-榧ノ尾山12:10-大ダワ13:45
-モロクボ平14:25-小菅の湯15:05( 立ち止まり多し。ゆるゆる歩きです。)
2名(pallet さん)
小屋平からの登りでは、付近の木々は もうすっかり落葉しています。
わずかな彩の残る 尾根襞の先に、雪の増えた 富士山が姿を現しました。
今日は小春日和で気温が高いためか、少し霞んでいますね。
唯一の彩りの マユミの実や 富士山を撮りながら、石丸峠へ 出ました。
振り返り見る 熊沢山
牛ノ寝通りへ向かう前に、見晴しのよい天狗棚山(1957m)へ 寄り道していきましょう。
眼下の 狼平から小金沢山、その先は牛奥ノ雁ヶ腹摺山 へと続く 小金沢連嶺
小屋平バス停で下車した人の多くが、こちらへ向かって行きました。
天狗棚山にて
石丸峠へ向かう道からも見えていた 大菩薩湖は 形を変え
南アルプスが、すっかり見渡せます。こちらも白くなりました。
東側 中央に長々と伸びている尾根が、これから行く 牛ノ寝通りですね。
さて、戻りましょう。
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起伏の少ない 牛ノ寝通りも、初めは 下りが続きます。
落ち葉に隠れた 木の根や石に気を付けながら、進んでいくと
落葉していた 木々が、少しずつ彩を見せるようになりました。
だんだんと 鮮やかさが増してきて
榧ノ尾山の手前辺りは、橙ゾーンです。
榧ノ尾山(1429.4m)
この先は 大ダワまで 開けた場所がないので、ここでランチにしましょ
石丸峠では 風が冷たく感じたけれど
樹林帯に入ってからは ほぼ無風で おまけに気温が高くて、ぽかぽかです。
小春日和って、ほんと いい気持ち
こんなに いい日なのに、今日の牛ノ寝通りは 拍子抜けするほど静かで
これまで行き会ったのは、ほんの数人です。
みんな どこへ行っちゃったんでしょうね。
「牛」 の 首? それとも背?
赤味が増してきたようです。
南側は、楢ノ木尾根でしょうか。この先もずっとお供をしてくれます。
牛ノ寝通りには、ブナやミズナラなどの大木が たくさんあります。
pallet さんが見えますか
けれど、ドングリは やっぱり不作のようで
落ち葉いっぱいのところはともかく、土がむき出しのところにも ほとんどありません。
熊くん、困っているでしょうね。
いつまでも どこまでも 歩いていかれそうな 散歩道が、続きます。
こんな青空の日は、見上げるのも嬉しい
ときどき ひっくり返りそうになるけれどね。
あっ 葉っぱの復習を忘れてた
え~っと。。。
そうこうしているうちに、雰囲気の良い 広い場所を 進むようになり
ここが 黄色ゾーンの入口でした。
見事な 黄金色ですね~
これまでも つい足が止まって、何度も pallet さんをお待たせしてしまったけれど
こんなに見事なんですもの、許してね。
紅はところどころに 挿し色のように
どこもかしこも 豪華絢爛で、すっかり堪能できたわね。
と 二人して 言い合い
もう お腹いっぱいに なり始めたころ
真っ赤に見える 谷側へと、またもや 吸い寄せられるように 近づいて行くと
わっ すご~い!!
朱赤のスクリーンになっていますよ。
pallet さんが撮ってくれた パノラマです。
↓
。 。 。 。 。 。 。 。 。 。
そんなこんなで、大ダワに着いたのは、13時45分のこと
ここから 小菅の湯までの CT(1時間45分)を考えると
15時25分のバスに乗るには ギリギリのタイミング(5分足りない )です。
大マテイ山方面には カラマツの黄葉が輝いていて、とても気になるけれど
ここは、急がなくては
大ダワ
大ダワからは 尾根の西側を歩くため、翳りがちになる紅葉は ちらっと見るだけ
残念だけど、これで 少しは 早く歩けるかもしれません。
それでも
ピッチを上げながらも、こんな彩が見えると つい ね。
昔々の 若いころ、「 これは 着る時季を選ぶから・・・」 と 渋る母に
どうしても欲しい とせがんで、モミジ柄の着物を作ってもらったっけ
結局、数回 袖を通しただけで、よそへ差し上げてしまったけれど
そんなことを思い出しながら 歩いていると
後方から マウンテンバイクの一団がやってきて、びゅんと過ぎ去っていきました。
「気を付けてね~ 」
と 見送ったものの、気を付けなくてはいけないのは 私たちかもね。
植林帯に入ると、登山道はジグザグの急下りになり
かなり真面目に歩いたこともあって、バスの時間には 余裕で間に合いましたが
pallet さん、毎度 ゴメンナサイ
(私が)もっと きちんと ペースを保って歩かないと、事故のもとですね。
車での登山では 縦走が難しくて、ようやく歩くことができた 牛ノ寝通りでしたが
これぞ 錦繍 といった彩を
静かに そして 心ゆくまで楽しむことができました。
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pallet さんのレポは、こちら からどうぞ。
牛ノ寝通りの紅葉は素晴らしいですね、昨年の今頃に小
屋平から石丸峠に出て、牛奥雁ヶ腹摺山迄いきました
が、その折そこから牛ノ寝通りを眺め、良さそうな尾根だ
なーと思いました。
我が妹も久し振りの山を楽しんだようです。
今年は金色はたっぷり楽しんだけれど、
赤が物足りないんですよね。
明日…無理かな
あ~行きたい・・・もう間に合わないかな。
あの、金色の林と紅い屏風は忘れられない風景となりそうです。
何度も言ってしまうけど「これだから山歩きはやめられない」(^^ゞ
あんなに素敵なところがあるのに、ほんとに皆さんどこへ行っちゃったんでしょうね??
ご一緒して(させてかな)いただいて嬉しかったです。
ありがとうございました。
牛ノ寝通りも紅葉のきれいな尾根で、ちょうどいいタイミングで素晴らしいですね~
このゆったりした尾根は、緑に埋もれる季節も山に溶け込む一体感があって、私の好きな尾根です。
天狗棚山は、南アルプスの眺望も素晴らしいし、これから歩く牛ノ寝通りも見渡せて、素敵なピークですよね。
私はこの秋、普段この季節に行かない山へ行ってみました。
紅葉名所の山ではないので、どこも静かでしたが、昨日は奥多摩の天狗さまとバッタリでした。
スミレオフでお会いしてないので、私は4年(?)ぶりかも。(笑)
牛ノ寝尾根では 展望の開ける場所がないので、天狗棚山へ寄り道したんです。
牛ノ寝通りは、同じような標高の尾根をずっと行くので
ジャストタイミングの今回は、紅葉の只中を歩き続けました。
>我が妹
あれれ pallet さんは、インレッドさんの妹さんでしたか
「それなら私は娘で・・・」 というのは、さすがにムリがありますね~
三頭山も榧ノ木山もなかなかのようでしたが、赤が足りませんでしたか。
低山なら、きっとまだ間に合うと思うので、またお出かけくださいね。
って、今日はお出かけだったのかな?
一度は使った「錦秋」ですが、立冬を過ぎると「秋」ではないため
「錦繍」に変えました。
急に冷え込んだので、きれいな色になったのでしょうね。
で、牛ノ寝の紅葉ですが、一週間後ではどうでしょうね。
この日は、色つきの葉はまだそう多くは落ちていなかったので
少しは残っているのではないかと思いますが。
今回の牛ノ寝の紅葉は、「これまで出会った 見事な紅葉」 のベスト3に入りました。
こんなことは そうそうないかも と、幸運に感謝です。
ご一緒して(させてかな)いただいて、ありがとうございました。
それもこんなにいい日に
ささっと歩いてしまうのがもったいなくて、pallet さんを何度もお待たせしてしまいました。
sanpo さんのように、緑に埋もれる季節にも歩いてみたいと思いました。
それで、ナニナニ? 天狗さまにバッタリですって
この日、 pallet さんと 天狗さまの噂もしてたんですよ。
良かったですね。