昨年に続いて 大戸緑地のユクノキが咲きました。
お花は 昨年よりもやや少なめですが
毎年は咲かないといわれているのに・・ と、驚いています。
高木なので、私のカメラでは 詳細は とらえられないけれど
東京都の公園のアナウンスですから
ユクノキであることに間違いありません。
円錐状についた 蝶形花が見えます。
昨年の様子は ⇒ ★
やや離れた場所では、フジキが 満開でした。
谷を挟んだ場所から見ているので
詳細は 全くわかりません。
せいいっぱいのズームで
フジキもユクノキも マメ亜科 フジキ属の 落葉高木で
葉は奇数羽状複葉、4~6対の小葉が互生する。
相違点は
・フジキは 小葉の柄の基部に 小托葉があるが、ユクノキにはない
・葉質は フジキのほうがやや厚く 小葉の裏面は淡緑色、ユクノキは粉白色
・小葉の側脈が ユクノキのほうが多い
・フジキの豆果は広線形で翼があり、ユクノキの豆果は線形で翼はない
・花はフジキのほうが やや小さく 長さ約1.5cm
・フジキの冬芽は白い膜質の袋に包まれ、ユクノキの冬芽は裸出している
( 山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」/ 講談社「樹木見分けのポイント図鑑 」)
とありますが、手に取って見られないのが もどかしいです。
そして、それから 数日後のこと
とある場所で 偶然 目にした この木は、さて どっちなのかな。
こちらもやはり 高木になっているので
思うように詳細を見ることができません。
小葉の縁が波打っていて、葉質はやや厚いように見えるけれど
小葉の柄の基部は はっきりとは見えない
落ちていた花は、数日前に見たばかりの ユクノキよりも小さいような
でも、自信はない
(後で大きさを特定できるように文字の上に)
あっ・・ そうだ
両方を並べてみればいいのよ と思いついて
帰り道に 大戸緑地のユクノキのもとへ行ってみました。
花を拾って 並べると、個体差というレベルではなく
左 ユクノキ / 右 フジキかも(フジキでした)
まとめて置いてみると、もっとよくわかりました。
フジキでよさそうですね。
おまけの話 ****************************
その後、先輩に 画像を送って見て頂いたところ
「ああ、あの木は フジキですよ。私は 何度も撮っています。」とのこと。
あらら そうでしたか・・。
そんなわけで
見たのはフジキで間違いないとわかり、ようやく すっきりしました。
次は、秋に豆果を拾って 比べられたらいいなと思います。
並べてみると、違いがよくわかりますね。
上ばかり見ていると、物理的に判別できないことが、足元に注目することであっさりわかったなんて、ミステリーの謎解きポイント発見みたいでしたよ。
今年はフジキもよく咲いたので 観察のチャンスでしたね。
葉を手に取ってみれたらよかったのですが、どちらもあんな大木ですもんね。
花を比べられただけでも良かったです。
私も比較する時の参考にします。
気になったことを 自分勝手に面白がって調べたり書いたりしているだけなので
読んでくださる方はきっと退屈だろうなぁと思っていましたが
さすがの表現で そんなふうに言っていただけて嬉しいです。
励ましてくださって、ありがとうございました。
励ましのお言葉をありがとうございます。
樹木が苦手なので、記事にしたほうが覚えられるかなと思って載せました。
比べてみると、違いがわかることが多いですね。
あとは、それを忘れないようにしないといけないお年頃です。