への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

初夏の信州伊那路ひとり旅②

2024年05月21日 | 遠出

信州高遠遠照寺牡丹を鑑賞したあと、近くの道の駅にやって来ました。

 

 

道の駅・南アルプスむら長谷             

 

ランチじゃなく、トイレを借りに。こちらは南アルプスむら長谷です。

来たついでに、中をのぞくと、

 

野菜や特産品の販売コーナーがありました。商品を見て歩いていたら、

えっ!!!

 

数年前に販売終了となったソースかつ丼のたれと同じ色のラベル、同じ形状の容器を発見!

味も同じかと思い、奥さんの土産に3本買いました。

 

 

高遠そば ますや                   

 

道の駅から、高遠城址のすぐ近くに戻って来ました。

この日のランチは蕎麦の名店と決めていて、昼時を外し、午後2時前に到着。

フキの葉が茂った坂道を上がって行くと、

 

すでに客の行列もなくなっていて、店内も一組の客のみでした。

運よく、テーブル席の一番奥の"特等席"が空いていました。ほら、

 

額縁のような窓枠の向こうに、中央アルプスが見える席なんです。

ここに陣取って、

 

メニュー拝見。「高遠そば」を名乗っていますが、

普通の蕎麦もあります。で、選んだのはそば三昧

 

額縁越しに中央アルプスを眺めていたら出てきました、一枚目の「」。

これは二八蕎麦。透明感がある細めの蕎麦。薬味は、ねぎ、ワサビに辛味大根。

 

つづいて出てきたのは「いなか」。ひと目見て、ワイルド!

アルプスを模した? 蕎麦の板の奥に、短く太い色黒の十割。左の藻塩で食べます。

 

最後は、「入野谷」。

使われている蕎麦粉は、絶滅したと思われていたこの地の在来種を復活させたものです。

 

三種類の蕎麦、味・食感は微妙に違えど、どれも素朴。蕎麦本来の味なんでしょうね。

最後は、デザートと蕎麦湯で〆ました。

 

時々訪れるようになって十余年、ここの大将は研究熱心、味は絶えず進化していました。

 

 

帰途に就く                     

 

この日高遠に来た目的は、すべて果たしました。

さぁ、帰ろう

 

高遠から伊那市中心部に戻っていたら、つい、この看板に吸い寄せられ、

斬九郎生酒」「信濃錦純吟頑卓生」の四合瓶を買ってしまいました。

自分へのお土産だ

 

市街地を抜け、権兵衛トンネルに向かっていたら、緑一色の一角!

麦畑です。今年もよく育っていました。

 

さらに進むと、今度はピンク一色! お花畑に入れてもらって、中を一周。

戻って来たら、ファミリー? が記念撮影中でした。今度こそトンネルを抜け、

 

木曽に下りて行くと、道の駅・日義木曽駒高原がありました。

最後のロングランに備え、ここで一服。

目の前には、残雪姿の木曽駒ケ岳。夕日に照らされ、くっきりと見えました。

                                        


初夏の信州伊那路ひとり旅①

2024年05月19日 | 遠出

木曽は山が深いなぁ~

 

最高気温の予想が今年初の30度になったこの日、朝から国道19号を北上しました。

木曽路の入口にある道の駅・賤母(しずも)で、トイレ休憩。

 

ひと休みしたあと北上を続け、長野県大桑村に入りました。すると前方に、

雪が残った中央アルプスが現れました。この日の目的地は、アルプスの向こう側です。

 

さらに北上し、奈良井宿の手前で右折、中央アルプスを越えます!

と言っても、権兵衛トンネルを抜けるだけですけどね。

 

トンネルを抜けると、前方眼下に、ぱ~っと伊那谷が広がりました。

ほら、電柱の右の雪山、あれが南アルプスです。

 

伊那谷の底まで下りて来ると天竜川。前方の雪山は、今超えたばかりの中央アルプス。

前方の橋を渡って、どんどん行ったところにあったのが、この日、最初の目的地です。

 

 

伊那の農村風景                   

 

ありゃ?! 田植えが出来ていなーい!

去年は、おじさんがかっこよく田植えをしていたのに・・・・。反対側を見ると、

 

こっちも。今年の伊那谷、田植えが遅れていました。

仕方ないなぁ。高遠に行くかぁ

高遠をめざし左の道をまっすぐ進むと、やがて、

 

高遠城下に入り、ここも通過。そのあと、

クマやイノシシが出そうな山道をくねくね進んだところにあったのが、第二の目的地。

 

 

遠照寺                       

 

信州の牡丹寺・遠照寺(おんしょうじ)です。

この時期、「ぼたん祭り」をしています。入園料500円を払って境内に入ると、

 

たくさんの傘の下で、牡丹が満開でした。

でも、前日の雨と夏を思わせる強い光のせいで、傷み気味。

 

寺の方がせわしく環境整備に動き回っていました。

狙いは日陰だな

 

で、日陰を見ていくと、ほら、

しっとり、いい感じで咲いていました。

 

パシャ、パシャしたあと見上げると、上に立派な屋根のお堂が見えました。

行ってみると、そこでも傘の下で、

 

しっとり。

 

向かいを見ると、茅葺のお堂があって、

奥の林から、ハルゼミの賑やかな鳴き声がしていました。

そう云えば、去年も鳴いていたよなぁ・・・

 

しばしセミの合唱を聞いたあと、江島の墓に手を合わせ、次の目的地をめざしました。

                                  つづく

                                      


GW最大のイベントでした

2024年05月04日 | 遠出

ゴールデンウィーク後半の初日、JR中央線の電車に乗りました。

 

瑞浪駅で電車を降りて、土岐川の堤防にやって来ると、

奥さん  「まだ仮の橋のままなんだね

への次郎 「ほら向こう、見える、見える

 

二人が見ていたのは、新緑の山と青空を背景にした異形の黒い建物。中島醸造です。

 

仮橋を渡って正面に回ると、受付がありました。

前売り券(500円)と当日券10枚つづり(1000円)の代金を支払って会場へ。

 

今年の会場は、酒蔵に代っていました。

ここから入って行って、

 

左奥のテーブルに陣取ってみると、蔵内、すでに呑み助に占領されていました。

しばし観察し、分かりました。突き当りに行って、チケットでお酒を買ってくるようです。

 

さっそく、前売り券を使って蔵人厳選3種をもらいました。口に含むと、

への次郎 「イの純米大吟醸、最高!

奥さん  「どれどれ。ほんと、フルーティ!

 

極上の酒でのどを潤したあと、もらった試飲リストを見て検討。

 

決まったら、試飲したいお酒のところに行って、

ぐぐぐっと注いでもらい、テーブルに戻ってグイ。この繰り返し。

 

おつまみは持ち込み可なんですね。で、持って行ったのは、これ。ところが、

近くの女性陣は、この量! 違いました、このイベントの楽しみようが。老兵反省。

 

やがて背後が明るいことに気づき、行ってみると、

うずたかく積まれた酒瓶ケースの向こうに、あの黒い建物の後ろ姿がありました。

 

また戻り、周囲の様子を観察したり、試飲したりして、最後の一杯に。

ミルクじゃありませんよ、リスト最後のNo20汲みたてにごり。この日は、これで〆。

 

早めに切り上げたのは、理由があって。実はもう一か所、行くところがありました。

 

帰り際、去年の会場だった中庭に入ると、

中庭いっぱいに枝を広げた大エノキ。去年と同じ、新緑をまとっていました。

 

大きな杉玉がぶら下がった門から外に出ると、

呑み助がつぎつぎと受付をしていました。

 

への次郎 「あばよ!

奥さん  「えっ!? 誰に言ったの?

への次郎 「誰って、この建物にだよ

 

子供も孫も来なかった今年のGW、老兵二人にとって、最大のイベントになりました。

                                        


三千盛の新酒祭りに行きました

2023年12月10日 | 遠出

奥さん  「このスーパーで買おうか?

への次郎 「仕入れますかぁ、おつまみ

ここは岐阜県多治見市笠原町タイル生産日本一の町です。

 

買い物袋をさげ、スーパーから歩いて来ました。

モザイクタイルが貼られたここで左折。

 

まっすぐ進んで、途中から路地に入ると、

見えてきました三千盛(みちさかり)の蔵。ここが目的地です。

 

 

女優池上季実子さんも愛飲する辛口の銘酒。この日、新酒祭りをしていました。

 

スタッフ 「入って飲むなら2000円、飲まないなら入場料500円です

への次郎 「飲むのは私一人、一人は入場のみです

2000円払った人がもらえるのは、これ。お猪口とタイルコイン10枚。

 

奥に進むと、すでに呑み助が集まり、酒盛りをしていました。

まずテーブルを確保、しばし観察。

前方の開口部の中に、お酒販売所があるようです。

 

近づくと、やはり。

お猪口を持ったおじいちゃんが出てきました。

 

中に入ると、

あった、あった、人だかりの向こう。

 

まずは純米吟醸。コインを一枚かごに入れ、注いでもらいました。

 

口切に注いでくれたので、こぼれないように、チュッとすすって、

奥さんが待つテーブルに帰って行きました。あとは、この繰り返し。

 

そのうち、気づきました。スタッフにより、注ぐ酒の量が違う、ひと口分も!!

 

これは、大問題。気づいて以降、気前のいいスタッフのところにお猪口を持って行き、

おつまみをつまみながら、ちびり、ちびり…。

おかげで、いろんなお酒を飲み比べることはできませんでした。

 

タイルコインを全部使い果たしたあとは、会場内を散策。

 

会場の四隅に出店あって、こちらは蕎麦屋さん。

ほかに、おでん・焼き鳥屋、フランクフルト屋、焼きチーズなどのおつまみ屋さん。

 

こちらのおじさんたち、楽しそう。盛り上がっていましたよ~。

狭い会場内を一周したあと、

 

向かいの蔵の敷地に行って、酒盛り会場のある建物群を眺めました。

奥さん  「私たちの隣の人たち、今朝、東京から来たんだって

への次郎 「へぇ~っ、呑み助には魅力的なイベントなんだよね~

 

 

今年最後の酒蔵での酒盛り、ここで切り上げてスーパーに向かいました。

そしたら、こんな古い建物。のぞいてみると、

モザイクタイル貼りを体験ができる施設でした。

 

 

スーパーに着きました。屋上の駐車場に直行しようとしたら、

奥さん  「えっ!? 500円を200円で販売だって!

への次郎 「手こね寿司かぁ。小腹を満たしますかぁ

なんと1パック買ったら、伊勢海老の味噌汁ともう1パックがサービス!!

 

ありがとう笠原、い~い町でした。

                                            


せせらぎ街道 紅葉してました②

2023年11月05日 | 遠出

西ウレ峠が「せせらぎ街道」の最高地点です。ここから先は、高山街まで下り坂。  

 

下り始めると、カラマツ林がありました。

左側は黄葉し、右側はほとんど散っていました。

 

 しばらく走ると、道路に沿って左側に駐車帯があって、そこに入りました。

 

 

撮影ポイント③

モミジを挟んで左が駐車帯、右が「せせらぎ街道」です。

見てください! 絵葉書のような景色です。

 

振り向くと、後ろに大きなモミジ、真っ赤でした。

 

その近くにピンク色の葉の木がありました。スマホで撮って検索したんですが、

分かりませんでした。

 

撮影に夢中になっていたら、もう11時近くに。

奧さん  「お腹が空いたわ

への次郎 「この先に、評判の蕎麦屋があるよ

 

蕎麦屋を求め、我々はさらに下って行きました。

 

 

そば処 清見庵

着きました。駐車場にはすでにたくさんの車。

 

ここから入りますが、

への次郎 「ん?! 暖簾の先に…

 

奧さん  「そば畑だって

1平米程度の畑。この寒さじゃ、もう開花は無理ですね。

 

暖簾の手前に、大きなおしながき

じっと見て、決まりました。

 

店内が寒く、おばさんがストーブを点けてくれました。

 

出てきました。我々が注文したそば三昧

奧さん  「おいしいね

への次郎 「このあたりの蕎麦屋は間違いないね、街中とは違う

 

 

撮影ポイント④

駐車場に出てきました。

実はここの駐車場も撮影ポイントなんです。ほら、

 

近づいて、パチリ。

 

アップにすると、この色の濃さ!

ここのモミジが、一番いい色を出していました。

 

 

蕎麦屋に入っていた車の多くは、高山の古い町並みの方向に、さらに下って行きましたが、

我々は逆方向から紅葉を楽しむため、来た道を引き返し、郡上八幡に向かいました。

 

日本の美しい秋を満喫した一日でした。