ラマナ・マハルシは、近代の南インドに居た真の聖者。（1879年12月30日 - 1950年4月14日）
原書「TALKS with Sri Ramana Maharshi」を和訳します。
真理への興味が有る御方の参考に。
近代で「最も無難な」聖人と言えます。
・ 不滅の意識 ― ラマナ・マハルシとの会話 (日本語) 単行本
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・ ラマナ・マハルシの教え (日本語) 単行本
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・ ラマナ・マハルシとの対話 第1巻 (日本語) 単行本
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全体を学びたい人には、この「対話シリーズ」3部作は必読です。
（ある放浪する苦行者の質問）
私は、この全世界が神様で出来ているということを、どのようにして証明することが出来るのでしょうか？
このような漠然とした、証拠のない疑問を晴らすために今まで私は努力して来ました。
（マハルシ）
もし、あなたが、「知恵」について、自分でその本質を知ることが出来たならば、
あなたは、「あらゆるものに神は存在する」という、世界中が神自体である世界観（真理）を見つけられるでしょう。
しかし、至高の霊性（自分の心の最奥）を知ることなしに、あなたは、どのようにして神がすべてに行き渡っていることを見つけられるのでしょうか？
（感想）
古代からの、あらゆる聖典に
「この世界自体が神である」「世界は神の因子だけで構成されている」
という記述が見られます。
この修行者は、これを証明するために、真から知る（悟る）ために、色んな所を放浪して探して来たと言います。
私が感じますことは、
彼は、放浪するから、それが分からないのです。
彼は、それを探すから、知ることが無いのです。
彼は、そのための苦行（瞑想）をわざわざするために、理解が出来ないのです。
これが答えなのです。
マハルシは、自然と心に湧いて「来る」知恵を知りなさいと言っています。
人間は、知恵（叡智）の正体を真に理解すれば、神を知ることに自動的に成るのです。
神＝知恵、叡智、でも「在り」ます。
ひらめく、思い付く、気が付く、・・・・ノーベル賞を受賞した学者は、膨大な作業と努力の「継続」をしている中で、新しい現象に「気付く」「知る」と言います。
無数の学者が、同じような研究を繰り返し熱中していましても、新たなことに「気付ける人」「知る人」はごく少数なのです。
この「気付き」とは、どこから湧いて「来る」のでしょうか？
この不思議を私たちはスルーせずに、注目すべきなのです。
この修行者は、外に放浪せずに、自分の心の不思議（霊性）を静観し続けたならば、
神の実在を感じて「すべてを知る」ことに近付けたことでしょう。
私たちも、自分の心以外に神様を探さずに、自分の心の奥の正体を「観る」生活が大切なのです。
自分で自分の心を観察することで、
旦那の浮気や、子供の進学、近所の悪口、ヘビのような上司や同僚、・・・・・これらを冷静に見ることが可能に成ります。
「誰が、それを心配しているのか？」を観察します。
「それを心配する自分は、本当の自分なのか？」を観ます。
本当の自分とは、そんなことで心を痛める存在なのか？を思うことです。
これを生活の中で行うだけでも、その人間の運命は改善するのです。
自分の心を観察せずに、他人の反応ばかりを観察する間は、人生が右往左往して本当にムダな浪費を現実にします。
求職と辞職を繰り返し貧乏に成ったり、引越しばかりの浪費、自分の心身を弱めて入院・・・・。
すべての根本に、自分自身を見詰めずに、他人の顔色ばかりに「反応する」ことで、不運なことに「自分から行きます」。
自分を見詰め続ければ、自分が存在していることの奇跡（神です）に気付けます。
そして、「生かされていることに」感謝の思いを置いて行くことは、自分の死後に絶対安心の境地をプレゼントしてくれます。
聖なるラマナ・マハルシ、有り難う御座います。
（ラマナ・マハルシとの感応を書いて行きます）
生かして頂いて ありがとう御座位ます
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