伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

不滅の言葉 No.8 -2

2013-07-20 10:18:13 | ラマナ・マハルシの言葉

ラマナ・マハルシは、近代の南インドに居た真の聖者。(1879年12月30日 - 1950年4月14日)
原書「TALKS with Sri Ramana Maharshi」を和訳します。

(感想の続き)
自称先生が聖なるマントラを高額で相談者に販売する詭弁(きべん:ウソの正当化)の発言に、
「あなたを見て、それに合わせたマントラなので無害です」
「マントラに危険性など無いです」
このような言い訳を相談者にするそうです。
これこそが既に、自称先生の無知とデタラメ具合を証明しています。

過去の歴史的にも、
「聖なるマントラの伝達に金銭を絶対に介しては生けない」
という掟が在るのです。無償で、相手の霊格により伝授するべきものなのです。
むしろ、伝授という意味よりも、マントラにふさわしい人物が現れますと、無償で「渡す」ことが師匠の任務・使命なのです。

金銭を介することで、聖なるマントラが穢れます。マントラを売る時点で、その自称先生は無知であり、絶対に本物ではありません。
しかし、自称先生は、金銭がダメという意味自体を屁理屈により理解が出来ません。
今の日本に、マントラを真に伝授出来る先生は一切存在していません。
これに関する歴史的な事実を説明します。

中国の密教僧・恵果(えか)による空海への密教の伝授の話は有名です。
恵果には多数の弟子がいましたが、何十年も待ちましても自分が伝授された密教を次に伝授できる弟子が現れませんでした。
長年いる真面目な弟子に伝授すれば良いと一般者は思いますが、伝授を受ける霊格を弟子が持たない限り、その伝授により短命に成ることが代々知られていました

そのために、自分の死期が近づいていることも感じていた恵果は、自分の代で終わることも覚悟していました。
そこに異国から渡来した空海が恵果の前に現れました。その時に恵果は大変に驚きました。最高の霊格を持つ人間が現れたことが「分かった」のです。
そして数多く居る弟子たちを差し置いて、「恵果の方から」空海に伝授することを申し出ています。

すると空海は、直に現地の言葉をスラスラと習得し、多くの弟子たちが数十年掛けても理解できないことを、ほんの数ヶ月で砂地に水がしみ込むように達成してしまいました。
恵果は、釈尊の遺骨を始めとして超高価な仏具も空海に無償で渡しました。
真の伝授とは、師匠側から無償で弟子に授けることなのです。
これが現代社会では、金を介して真逆(魔逆)に成っています。
自分が存命の内に次の人物に「渡す」ことが出来たことで、真から人生の肩の荷が下りたというのが恵果の本音でした。
伝授とは、命を削るリスクの意味でも、人生を渡すぐらいの意味を本来は持つのです。

インドにおけるマントラの発生の目的には、外在する精霊の勧請(かんじょう:呼び出すこと)がありました。
現世利益のための呪術的要素が強かったのです。
ラマナ・マハルシが示した真我(内在神)の気付き・達成には、マントラは不要であり、むしろ霊的には邪魔に成るのです。
マントラとは、ただ、初期の幻視・奇異を見るだけの危険な道具なのが霊的実態です。

空海が自ら即身仏に入られた大きな原因に、伝授をした愛弟子・智泉(ちせん)の早死にがありました。やはり霊格の問題がありました。バケツ一杯の水を小さなコップに無理に押しこめば、コップは壊れます。師匠の入れる力が強いほど、破壊してしまうのです。
これと同じ現象が、高貴なマントラほど発生します。
この霊的実相を、自称先生も相談者も「知らない悲劇」が在ります。

このような歴史的なマントラの背景も危険性も知らずに、家庭の主婦や真面目に社会で働く人々に、数万円~数十万円でマントラが販売されています。
このような自称先生こそが、各人の真我の発露を妨害していることに気付けない無知が在ります。
日本人の霊性と社会生活を知らずに妨害し破壊する行為でもあります。
そして、「自分の師匠がしているから」・・・・という幼稚な他人任せが自称先生自身の心の支えなのが実態です
いくらでも無料で創作できる「空気」のようなものを、知らない人に高額で販売するのは生けません。

外在のモノ(マントラ・精霊・他人先生)に頼らずに、自分の右胸に存在する大いなる真我(内在神)に意識を向けましょう。
この意識の向け方は、

感謝を表す普通の話し言葉である、「生かして頂いて ありがとう御座位ます」
日本の大地の精霊の親元である、「アマテラスオホミカミ アマテラスオホミカミ」

を外在にではなく、自分の右胸に意識を向けながら日常生活を行います。これこそが真の「動の瞑想」「作務・さむ」と成るのです。
これは偉大な瞑想家・道元の理論とも一致します。曹洞宗では、作務>托鉢・奉仕>座禅、の順番で重視します。
自分の日常生活のリズムこそが、真のマントラなのです。

以上は、私の独自論ですから、何が正しいのかを各人で自己判断してください。
自分の10年後を見れば、答えは必ず出ます。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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