命ほど素晴らしいものは無い

「世界一質素な大統領」と呼ばれる元大統領が御夫婦で来日されているニュースを見ました。
少し驚きましたのは、「心の眼」が開いた御方であり、むしろ肉体の目を上回るほど心の眼が開いているために、肉体の目は視力はおありでしょうが目が見えない御方が持つような特徴の有る強い直感力の雰囲気を感じました。

私には、彼の霊体に有るキラリンと開く大きな眼ばかりを感じました。
こういう人は、非常に少ないです。
昔の悟った覚醒者には、こういう御方が多かったと思います。

この御方は、相手の目を見れば、その人の善悪を完璧に見抜きます。
おそらく今の日本人を見て、期待はずれだったと思われているような懸念を私は思います。
「昔の日本人はもっと意志の強い人たちだったはず」
という感想を来日後に持たれたのではないかと感じます。

その直感力から素晴らしい心境の発言をポツポツとされます。
その中でも、やはり！と感銘を受けたのは、

「命ほど素晴らしいものは無いんだよ。
もし許されるならば、今からまだこの倍でも私は生きたい」
という発言です。

一休さん、良寛さんが悟った御方でありながら、死に際に
「まだ死にとうない」
と漏らしたという風説があります。これと同じ境涯を元大統領の発言に感じます。

これは見苦しい執着心からの言葉では無くて、
＊　命の素晴らしさ、命への敬意、命への賛歌
から出る言葉なのです。

「早く死にたい」とよく簡単に漏らす人はいますが、この発言ほど
＊　命を繋いだ先祖への罵倒
＊　命を生み出した神への冒涜
＊　恩知らずで身勝手な発言
であり、全否定する悪魔的な発言は無いのです。内在神は更に胸の奥に隠れます。

私は、なぜ彼がこのような素晴らしい心境を得たのか？をリーディングして視ました。
意外にも感じた光景は、贖罪（しょくざい：嫌な自分の過去を深く反省し上書き修正する善行）からでした。

若い頃に、多くの人々の悲惨な死を間近に目撃し、
＊　自分が生き残っていることに罪の意識を覚えた。
＊　もう自分の幸せは要らない。自分にはその資格が無い。
＊　多くの困る人々を生涯救うことで、自分のせめてもの謝罪としたい
という思いを持たれたのだと感じました。

この思いは、徹底した質素な生活を自身に課しています。
つまり「悪人正機」（あくにんしょうき：罪を反省する者ほど、逆に大きく悟ることも可能）を地で行く御方だったのです。
今では、背中に翼を持つ天使に視えます。もう神様に許された御方です。
この天使に、「また日本に来たい」と思って頂ける日本でありたいものです。
（以上の話は、私の根拠の無い想像の夢想話です）

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