京都と裏話

京都の神社仏閣と怨霊伝説に関する番組を見ました。
番組の中のエピソードとして、

＊　明治天皇が天皇に即位された時、真っ先にされたことが、歴史上最大の怨霊と言われる崇徳天皇（すとくてんのう）を慰め祭るために、白峯神宮（しらみねじんぐう）を京都に創建したことだった。

という内容が紹介されていました。
歴代天皇の中でも最高の霊覚者（霊能者の上。神様にも通じる）と言われた明治天皇ですから、崇徳天皇の恐ろしさが、噂以上によく分かっていたということです。

ちなみに明治天皇の霊覚の評価は、側近が漏らしたエピソードでは、
＊千里眼（せんりがん：遠隔地の様子を描写できる）　＊霊聴（れいちょう：遠地での会話を聞く。他人の思考をそのまま朗読する）　＊病気治し（「治れ」の一言で目の前で一瞬に治す）
などなどが有ります。

では、崇徳天皇とは、どれほどの怨霊なのか。歴史を簡単に申しますと、

＊　父の祖父（白河院）が孫の嫁と不倫して生ませた不義の子供として邪推され、父親に「叔父子」と言われて幼少からいじめられる。

＊　白河院の威光の御蔭で、５歳で天皇に即位。

＊　白河院の死後、実権を握った父・鳥羽上皇（後の法 皇）の意向により３歳の異母弟（近衛天皇）に譲位させられ、上皇でありながら不遇な立場に置かれる。
＊父の没後も復権の望みを絶たれ、ついに政治の主流から疎外された左大臣らと結びクーデター（保元の乱）を起こすも敗れ、四国に配流・幽閉される。

＊　懐かしい京都に帰りたい、帰りたいという怨念を積もらせながら８年後に亡くなる。

そして詠んだ歌が、
「願わくは、大魔王となりて天下を悩乱せん。五部大乗経をもって廻向す。
皇を取って民となし、
民を皇となさん。
人の福をみては禍とし、世の治まるをみては乱をおこさしむ」　

つまり、
＊　私は大魔王に成って復讐するぞ。
＊　社会に混乱と悲劇が発生するように、仏教の呪詛をもってしてでも遣り遂げるぞ。
＊　真の天皇は民間に落とし、代わりに下の下の平民を天皇にすえ変えてやる。
＊　幸福な人間には災いをもたらし、平和な社会を見れば混乱させてやる。

という呪いの言葉を、自分自身の血液をもって書いたとされます。
幽閉中の四国で崇徳天皇の姿を垣間見た人の話では、鬼神や天狗の様相に生きながら変化していたとのことです。
常に京都に帰りたかったようです。

明治天皇は、この怨念を察知して真っ先に京都に神社をお建てになりました。
つまり、大嘗祭という国魂の天皇霊を一度でも宿した人間が持つパワーとは、マイナスに振れれば魔界を動かすほどのものだということです。

崇徳天皇が怨念の中で亡くなってから起こったことは、
なんと・・・その死後約２０年後に、天皇の代わりに武家支配と変わり、初めて京都以外の鎌倉に政権が置かれる。天皇が統治する古来からの伝統が壊され、遠地に政治中枢が移動する革命です。
崇徳天皇の呪詛が炸裂したと言えます。

それから時代は、戦国時代が始まり・・・・、
近代では社会主義が外国から入り、皇室への非難が始まり、
太平洋戦争をもって日本国は窮地に追い込まれ、
学生運動などが始まり、現代に至ります・・・・。

しかし、崇徳天皇の怨霊が発生して以来、現職の天皇が黙っていた訳ではありません。
古くから京都には、上賀茂神社とも縁する安倍晴明（あべのせいめい）などの陰陽師（おんみょうじ）の後継者たちが途切れることなく、絶えず皇室を陰から助けていました。

政治と陰陽師は、たえずセットだったとも言えます。
安倍総理も、本当に安倍晴明との縁を、母親の霊線を通じて感じます。
また、元総理の息子さんが俳優をされていますが、この長男さんも母親の霊線から産まれた陰陽師の転生者です。
非常に隠れた霊感・霊動が潜んでいますが、本人は嫌がり封印しているようです。

次男さんとは、本当に魂の兄弟・ソウルメイトであり、固い絆があります。
（真のソウルメイトは、同性同士で生まれるお見本です。異性同士で生まれて不倫など有り得ません）

つまり、次男が未来に仮に総理大臣（父親の威光が有る間は、政権組織が反対するでしょう。選挙中も、政権に厳しい放送局が嬉々として複数局も次男特集をした理由でもあり）
に成った時に、陰から陰陽師の本領で兄が精神的に弟さんを助ける構図が既に在ります。
この兄弟は純粋で、良い意味でも今の時点では興味深い。

とにかくリピート再生する、日本の歴史の不思議を感じます。
以上の歴史を振り返りますと、日本を危険に貶めることを平気で言う人が多い今の社会ですが、崇徳天皇の無念を思いますと、なるほどなという大きな視点を持って見られそうです。

だからこそ、無数の人々が行う氏神への感謝の参拝が、崇徳天皇の怒りを鎮め、日本を安静にさせる可能性も真実なのです。
考えて観ますと、押し込められた鬼門の金神・スサノオ神・国常立太神の末端の眷属が、京都・亀岡で新興宗教の大元を生ませたことも、すべて崇徳天皇とも関係する訳です。

すべては紙一重のギリギリで順調です。
頑張って、今の時代に産まれた奇跡に感謝し活かしましょう。


（カレンダーの意味は、「月間の自然観察日」）

※　関東・東北、防災意識を持って静観です。
７月２１日は、注意の奇数。

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