伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

自分に無いことにも執着しない

2016-07-24 11:28:08 | 釈尊の言葉 スッタニパータ編

たくさんの牛を飼う、ある信仰者は言いました。
「牛を飼うための柵(さく)の棒はしっかりと打ち込まれており、柵が壊れることはありません。
柵に張る縄(なわ)は、つる草でよく編み込まれており切れることがありません。
若い牛たちでも、この縄を切って逃げることは出来ません。
さあ神様、もし雨を降らせたいならば、いつでも降らして頂いて結構です」

(原始仏典 スッタニパータ 第1章2節-No.28)


釈尊は答えました。
「私は自分を囲う柵を牡牛のように壊し、
自分を縛る強固なつる草の縄を巨象のように引き千切ることでしょう。
そうして、私は二度と母体に宿ることが無くなります。
さあ神様、もし雨を降らせたいならば、いつでも降らして頂いて結構です」

(原始仏典 スッタニパータ 第1章2節-No.29)

(感想)
これの前の項、第1章2節-No.24〜第1章2節-No.27は、牛を飼う信仰者が「生きがい」とする、
* 自分の収入と家族
* 牛に交尾をさせて産み増やす必要性

これに対して釈尊は、
* 収入も家族も無いが、平気な自分
* 他の存在の交尾が無くても生きて行ける自分
という対比をしております。

この対比の意味の答えが、今回のこの項となります。
牛飼いの生活基盤や「誇るべき」自分の生きがいは、
* 囲う柵と、縛る縄 
により、もたらされています

しかし、釈尊は柵(さく)も縄(なわ)も壊し引き千切ることにより、何も持たないが、その代わりに二度と生まれて来ることは無いとします。永遠に涅槃(ねはん:天国)に安住するわけです。

私たちは社会で生きる為に、
* 囲う柵=会社・組織など
* 縛る縄=家族・子供・異性など
を持ちます。そしてまた、これらが無いことが、自分の悩みと多くの人に成っています。

そして、この項の釈尊の真意は、
* 囲う柵も、縛る縄も持つな。と言っているのでは無いのです。
* 囲う柵を、縛る縄を持っても・持たなくても、それに執着するな。
ということなのです。

だからコノ世で大きな財産を築き、かけがえのない家族を持てたとしても、それに執着しない人は最高であり、死後も天国に行く。
コノ世の財産も地位も、家族も何も無い人も、その無いことに執着しなければ、その人は最高の天国に行く。
何もコノ世で持てなかった分、死後の天国の歓喜とはなおさらに大きなものと成ります。

人は、持つ物に執着するだけではなくて、自分に無い物にも更に執着をします。
執着=苦しみ。自分が苦しくなる原因と成ります。
異性に関することも、自分の執着心が色々な苦しみや不幸を呼びます。

やはりコノ世は、何が有ろうが無かろうが執着心へのコントロールが、真の幸福と死後を決めることを知って置いてください。

神道では、執着をしない為に、
* 水に流すこと
を思考でも、禊(みそぎ)でも重視します。
今日も、何でも水に流しながらそれを「楽しみ」、生きましょう。


(カレンダーの意味は「月間の自然観察日」)

※ 7月24日、25日、大自然を注視して静観しましょう。

生かして頂いて 有り難う御座います

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コメント (542)
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