冬を呼ばないように

最近のニュースを見ていて気になることを書いて置きます。
企業は、
・　社員の雇用の維持や、
・　もし不景気が来ても安心の為に、
・　何かの大きな事故補償に備えて、
・　万が一の、税金の追徴課税に備えて、

内部留保金という「税引後」の貯金をしています。
この貯金が有る御蔭で、その金額に応じて、

・　更に多めに社員を雇用する「気持ちに成れる」。
・　ボーナスをUPしても良いかな？「と思える」
・　設備投資をしても良いかな？「と計画しても良い気分に成れる」。

最新のデータでは、日本企業の内部留保金が約400兆円（税引後）です。
次の選挙次第では、これに課税する主張があるようです。
もし本当に、そんなことを実行すれば、経営の心理はどうなるのか？

外国企業の心理は、どうせ課税されるならば、明るくパーッと使ってしまえ〜！
しかし日本企業は、そうは成らないと感じます。現場では、まったく逆です。

・　課税で減らされた内部留保金の分の、雇用、ボーナス、設備投資、・・・を減らす。

・　景気が冷えることに。

内部留保金とは、「経営の存続の為に」「安心感の為に」保険の意味が有る訳です。
しかも課税済みの貯金に対して、更に課税を言うとは、これいかに？？
これでは日本から、過去の政権時の時のように、企業が海外に逃げてしまいます。

もし、そうなりますと、雇用も株価も落ちて、また冬が来ると想定します。
非常に心配な話が、堂々とテレビで出るものです。
優秀な経営のアドバイザーは、そういう人達にはいないのでしょうか？
経営の心理を知らない人の思いつきに感じて心配です。

最近のニュースでは、国の借金が1100兆円で大変だ〜〜！
という報道が、やっと減って来ました。
これもまったくの、デタラメです。

今の日本人の金融資産の総額は、何と1809兆円です。（これに不動産は入ってない！）
企業の内部留保の貯金が、400兆円。
この合計は、2209兆円の貯金。（不動産の価値や、海外の貯金は別に保有する！）

これを個人経営者の例で説明しますと、
社長とその家族の貯金の合計が、2209万円。
会社の銀行への借金が、1100万円。

銀行は、社長と家族の貯金を預かっており、資産状況を把握しています。
その銀行は、その家の会社に1100万円を貸していることを、倒産するかもだからと心配するでしょうか？

まったくしません。
安定して借金の利息を払ってくれる上得意様です。
銀行は、社長に対して「もっと御金を借りてね！」と必ず頼んで来ます。
もしかすると、あと1000万円でも借りて欲しいと来るかも知れません。

でも報道では、「1100兆円の借金が〜」しか言いません。
今の国の方針では、消費税を上げて、この1100兆円も減らす方向です。
もし、これで本当に国の借金が減って行きますと、海外からは
・　どんだけ金持ちなんだ〜〜。
・　一人勝ちずるい。
とも言われかねません。

これから破産する国も出て来ます。本当に合算すると、マイナスに成る国が出て来ます。
日本は、恵まれ過ぎる余り、変な策を言わないで欲しいものです。
このまま平和が継続することを思って置きます。

以上は、個人経営者の単純な発想ですから、誤解があると思いますが許してね。
ニュースを見る視点の参考に成れば幸いです。

＊　１０月１３日は、「酉」の日で注意日です。
防災意識で静観しましょう。
関東〜茨城県。

生かして頂いて　有り難う御座います

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