伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

他人を説得する為に真に大切なことは

2017-10-24 12:03:37 | 釈尊の言葉 スッタニパータ編

私(釈尊を知る者)は、このようなことを聞きました。

ある時に釈尊は、富豪者によって森林の中に建てられた、身寄りの無い人々を養う修行道場に留まっておられました。

釈尊は早朝に糞掃衣(ふんぞうえ:ごみの中に捨てられた、ぼろ切れの布でつくった衣を大便色の黄色に染めた衣装。コノ世への執着を断ち切る為の修行者の衣装)
で身支度を整えて、街へと托鉢(たくはつ:家々を巡り、食料を願うこと)に出かけました。

一軒ずつ家々を巡り、バラモン階級(古代インドのカースト制度「身分の階級制度」の頂点に位置するバラモン教やヒンドゥー教の司祭の家柄)の家に釈尊が近付きました。
ちょうどその時に、家宝の聖火の灰の手入れの為に外に出てきた司祭は、糞掃衣を着た若き修行者(釈尊)が家に近付いて来る所を見ました。

司祭:「おい、そこの若い修行者! そこで立ち止まれ! それ以上、この家に近付くな!
最下層のニセモノの修行者よ、そこから立ち去れ!」

釈尊:「司祭さん、あなたは最下層の人間の修行内容を知っているのですか?」

司祭:「そんなものは知らん! どんな修行か、言ってみろ!」

釈尊:「では、説明します。よく聞いてください」

ここから辻立ち(つじだち:道端に立つこと)での釈尊の説法が始まります。
結論から先に言いますと、この最高身分を誇る傲慢な司祭は、釈尊の説法をすべて聞き、心から改心することに成ります。

そして何と、バラモンの司祭の身分を捨てて、釈尊の教えを実践する修行者に変わります。
釈尊は、どんな御話をされたのでしょうか?
以下に始まります。

(原始仏典 釈尊の言葉 スッタニパータ編 第1章7節 はじまり)

(感想)

私の感覚では、釈尊が着ておられた当時の糞掃衣とは、現代のような植物の黄色い染料で染められた布ではなくて、寝たきり病人により何度も糞尿にまみれた寝床のシーツがゴミ置き場に廃棄された物を、川の水で洗っただけで身にまとう感じです。
まさに字の通りです。

だから衣の臭いを嗅ぎますと、糞尿の臭いが染み付いたものです。最初は激臭だと思います。
でも、修行者の側には常に香木が燃やされている為に、段々と臭いは消えて行きます。

香木は、今の線香へと進化します。香木は、
・ 虫除けの為に。
・ 糞掃衣の臭いを消す為に。
・ 良い香りで、精神の集中を高める意味。
つまり、当時の糞掃衣の着用が、線香の発達への一因にあるとも言えそうです。

バラモン階級の司祭とは、先祖代々からの司祭です。街の中でも限られた、特別な家の人間です。
司祭の家とは、悠久の時代から受け継いで来た聖火の種火を絶やさないことを命にしています。
その大切な聖火の手入れをしている時に、糞掃衣を来た若い修行者が自宅に近付いて来た訳です。
これは縁起が悪いと、司祭は怒ったのでしょう。

この時に釈尊は、最下層の人間と呼ばれて罵倒される訳ですが、釈尊こそはバラモン階級どころか、一国の王子だった身分です。
人間の身分とは、衣装と見掛けだけでコロコロと変わる、意味の無いものであることが良く分かります。

でも司祭は、釈尊が話す内容と叡智に感動して、自分の身分を捨てて帰依(きえ:改心すること。信仰を変えること)する訳です。
つまり、コノ世の身分制度を超える、真の階級とは、

・ その人間が持つ叡智(えいち:非常にすぐれた知恵。深い知性。)
・ その人間の徳(とく:善意の実行力)

にあるのです。それに人が触れた時に、身分を超えて相手を尊敬することが可能に成ります。
従って、人は、

・ 自分が話す内容。
・ 自分がする行為、生活態度。

これに注意をしていれば誰でも、コノ世の役職を超えて、若者でも、子供でも、老人でも、心から尊敬される人になれます。
自らの言葉と行動に、注意をしたいものです。

生かして頂いて 有り難う御座います

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コメント (441)
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