建て直そう日本・女性塾

「女性塾」は良識的な女性を議員に送り出す学び舎です。このブログは「女性塾」情報を発信いたします。

建て直そう日本・女性塾 特別シンポジウム10月25日議事録

2005年11月22日 20時40分06秒 | シンポジウム議事録
女性塾事務局より、去る10月25日に開催されたシンポジウムの議事録を5回に分けて公開いたします。

        建て直そう日本・女性塾 特別シンポジウム  
          日時  平成17年10月25日(火) 11:00~14:00
               11:00~12:00 シンポジウム「竹の間」
               12:15~14:00 懇 親 会 「紅真珠の間」
          場所  キャピトル東急ホテル
     
        塾長挨拶 山谷えり子・参議院議員、女性塾塾長
        パネリスト 安倍晋三・衆議院議員、自民党幹事長代理(当時)
              稲田朋美・衆議院議員、弁護士
              伊藤玲子・女性塾幹事長、元鎌倉市議                                                                                        コーディネーター 伊藤哲夫・日本政策研究センター所長

【特別シンポジウム 議事録】

北海道議会議員・おおさきせいこより司会進行の挨拶。山谷えり子塾長の紹介

山谷えり子塾長
 皆様おはようございます。建て直そう日本・女性塾、設立の記念シンポジウムでございます。先の衆議院選挙では43人の女性議員が当選しました。しかし、保守系の女性議員はまだまだまだまだ・・足りません!
 今年の1月に国、地方の女性議員またその支援者を増やしたいという目的で「女性塾」を設立しました。
 私は長い間、主婦向けの900万部の新聞の編集長をしてまいりました。そこで様々な女性の生き方、気高さ、健気さに対応していますと、政治が女性のバイタリティを邪魔していると思うこともありました。女性は教育、生活について実感、実態に基づいた問題意識が高いです。私が今取り組んでいる過激な性教育、ジェンダーフリー教育も全国のお母さん達から「こんなの放っておかないで」と言われたのがきっかけです。
 働く母が増える中、学童保育の充実が言われますが、私の地元・世田谷区では学童保育を止めたのです。小学校1~6年生を小さな部屋に閉じ込めて(囲って)いるのはよくない、その囲いを取り払い、学校全体、地域がビックファミリーとして“働くお母さんの子供たちも、そうでない子供たちも皆一緒に遊びましょう!”というプログラムをしたところ、子供一人の予算がそれまでの1/30で済みました。プログラムを変えればコストも安くて済む、しかも子供はハッピー、地域も温かくなります。このように女性が政策提言をしていくことが、これからもっと必要となります。
 本日のパネリストは、自民党改革にも取り組んでいらっしゃる安倍・幹事長代理(当時)、福井のおっかさんとして頑張られた稲田議員、鎌倉市議を長く務められた鎌倉のお母さんの伊藤さんです。素晴らしいシンポジウムを期待して下さい。
 今後、喫緊の課題として平成19年に行われます統一地方選挙に女性議員を送り出したい、国会にも送り出していきたいと思っております。
どうぞ皆様、今回のシンポジウムで力を得ていただきたいと思います。

伊藤哲夫先生より伊藤玲子先生の紹介

伊藤玲子 女性塾幹事長
 4期16年の間、政治の世界におりました。女性議員は全国で増えてきていますが、その大半が国旗・国歌反対、道徳教育反対、学力テスト反対、児童中心主義、自由と人権の強調、憲法改正反対、教育基本法改正反対の、反国家・左翼思想に洗脳された人たちです。
 鎌倉市議会においても現在28議席中10名の女性議員がおりますが、そのうちの8名が左翼思想でございます。子育て支援といっても全て外注、それに予算が行くのです。
 “バカな女が国を滅ぼす!”という堪らない思いでした。良識的な女性議員を育て議会に送らなければならないと思いました。現在、鎌倉市政の方は後継者に任せ、私は全国を歩き回り、8箇所支部ができました。喫緊の課題は平成19年の統一地方選挙ですが、今のところ立派な良識派の候補者が3名見つかっております。
 女性塾では今後、「道徳観(の確立)」、「国家観(の確立)」、「日本民族の継承」を(目指すべき)大きな項目として勉強会を行い、女性議員を育て、まっとうな日本の姿に変えていかなければならないと思います。
 皆様、私の考えに賛同して戴き、有難うございました。

伊藤哲夫先生
 伊藤先生のお話をまさに体現しました稲田先生に女性塾に対する期待、この選挙戦をどのように戦ってこられたかお話いただきたいと思います。

稲田朋美 衆議院議員
 本日は参加者全員が女性なのかと思っておりましたが、お集まり戴いた方の半分が殿方なので、女性に対する支援をして下さり有難いと思います。
 今年に入って伊藤玲子先生に「女性塾」を立ち上げるお話を伺いまして、私も協力いたしますと申しました。そのときは自分が政治家になるとは思ってもいなかったのですが、8月15日に山谷えり子先生、安倍幹事長代理(当時)に今回のお話(衆議院選挙)がありまして、まさに青天の霹靂でした。
 自分としては弁護士としてこの日本を良くしていきたいという一念で頑張ってまいりました(弁護士会も左翼が強い。保守派の弁護士は佐藤欣子先生と稲田朋美の2名ではないか)が、国政の場でも頑張りたいと思いました。
 福井には4歳までしかおりませんでしたので、ゼロから、いえ、マイナスからの出発でした。初めに福井の駅に降り立ち、遺族会の支援は戴けるものと思って挨拶に参りましたところ、「もう来てくれるな」と言われてしまい、大阪にこのまま帰ろうかとも思いました。しかし山崎まさあき事務所でソースカツ丼を戴き励まされ、頑張ろうと思いました。
 組織的には支援してもらえず、落下傘候補、知名度ゼロ、マスコミからは無視、マドンナとも言われませんでした(会場笑い)。
 落下傘候補とかなり言われましたので、出陣式のとき初めて「私は落下傘候補ではなく、おっかさん候補です!」と言いましたところ、それが良かったようで「おっかさん頑張れ!」という声が高まりました。
 選挙カーが頼りで、人を見たら山の中田んぼの中を走り、「私は走る福井のおっかさんです!」と訴えました。「走る福井のおっかさんをこのまま永田町まで走らせて下さい!」と言いましたら、走る福井のおっかさんを一目見ようとだんだん聴衆が増えていきました。
 福井からは(今井ハツさん以来)59年ぶりの女性議員誕生となりました。県議会議員に女性はいません。そういった土壌の中で女性議員への期待が高まっていることが分かりました。
 イメージカラーをパステルグリーンにし、パステルグリーンと白の組み合わせにしました。そうしますと選挙戦後半にはイメージカラーを着た女性支援者が集まってくれました。「21世紀は女性の時代です!」と言ったとたんに拍手がおきました。
 しかし女性であることに、女性であるがゆえに甘えてはいけないと思います。男性以上に勉強して頑張っていきたいです。また母親ということで教育問題にも取り組んでまいります。
 先輩方の指導を受けながら、頑張ります。宜しくお願い申し上げます。

(次回は安倍晋三議員のご発言からお送りします。お楽しみに!)