建て直そう日本・女性塾

「女性塾」は良識的な女性を議員に送り出す学び舎です。このブログは「女性塾」情報を発信いたします。

女性塾 特別シンポジウム10月25日議事録③

2005年11月24日 23時34分30秒 | シンポジウム議事録
     建て直そう日本・女性塾 特別シンポジウム(10月25日)
            【議事録③】

伊藤哲夫 先生
 伊藤(玲子)さんには、こういう問題がありますよ、ということをお話していただきます。
伊藤玲子 女性塾幹事長
 それでは女性塾の政策課題についてお話いたします。
女性塾は
一、 自治体行政を納税者・住民の代表という立場から点検し、公平性・効率性を重視し情実・利権構造を排除します。そのため、これまでの自治体行政・地方議会の実態を検証します。
二、 自治体行政に寄生する業界団体・民間圧力団体や行政に癒着している議員団体等の実態把握を進めます。
三、 地方分権一括法の制定によって、地方の教育行政の責任と権限が拡大しています。首長と教育委員会、教育委員会と学校、学校における校長と教職員等の相互の関係について、納税者・保護者の立場から、親の教育権という視点も含めて検証を進める必要があります。
四、 教育行政には、国が責任を負うべき教育の機会均等、及び教育水準の維持向上という全国的な課題(学習指導要領・教育諸条件整備)があります。一方、地方教育委員会には、地方で生まれ地方で生きる子ども達のためのその地域固有の教育課題があります。そのための学習保障がなされなければなりません。こうした立場から、教育委員会の学校に対する管理、指導が適切になされているか検証する必要があります。そのためにも、納税者・保護者に開かれた学校にしなければなりません。
五、 学校教育の現状は、日教組等の教職員集団によるイデオロギーによって歪められています。
 ①「男女共同参画社会基本法」の制定を受けて、各自治体において条例制定が進み学校現場では「性別にかかわりなく」がことさらに強調され、ジェンダーフリーをキーワードに「男女混合名簿」の作成が進められており、ここから様々な教育上の問題が派生しています。これらについての実態把握を行い、弊害を除去しなければなりません。個々の学校の点検と教育委員会の指導の在り方について追求する必要があります。
 ②「児童の権利条約」の批准にともない、各自治体において「子どもの権利条例」制定の動きが活発化しています。「子供のオートノミー(自律性)の尊重」が学校教育に混乱をもたらしています。これらの実態把握は極めて重要です。学校点検を通して弊害の除去に取り組まなければなりません。
 ③「国旗・国歌」の指導が適切になされているかという観点から学校の実態を知ることができます。卒業式・入学式が厳粛かつ清新に行われているか、地域の学校に積極的に関わりを持ちましょう。
 ④「歴史認識」「道徳教育」等の問題はイデオロギー支配がなされているかを知る重要な手掛かりです。常に問題意識をもって学校と関わりを持ちましょう。
六、 教育委員会と教職員団体が癒着し、違法な協定によって勤務条件以外の管理運営事項についても、職員団体の関与、介入を許しているケースがあります。こうした不正常な実態について、住民に明らかにしていかなければなりません。
→これは酷いものでございます。鎌倉市において、日教組教職員が子供たちの午後の授業をカット、翌日は自習をさせながら組合活動をし、それを出勤扱いにして給与をもらっていました。これを私は法廷に持ち出しまして、その結果「それを許した校長は違法である」という判決が出ました。それから大体改まってきてはいるようですが、油断は出来ません。

七、 地方で活動している各種人権団体、平和団体、環境団体等はかって、社会主義者達が進めた社会改造運動の変形である場合があります。保守層は彼等の耳障りのよい宣伝に乗せられてきました。我が国の歴史、伝統、文化とは相いれない、むしろ日本の社会構造を根底から覆す意図をもって彼らは運動を進めています。彼らの意図を見抜くための理論武装、学習の強化を行って参りましょう。
                        (以上、女性塾政策課題)
 我が国の教育において今一番問題なのは「男女共同参画社会基本法」でしょう。“男女共同参画”と言わなくても、男性・女性の天命、使命、自然の摂理に従い、男性・女性がうまく助け合い、共存しあってきましたよ。それを何故このような法律を制定したのか。ここに色々なものが潜んでいることに気がつき始めました。その問題の実態を今後も調べていかなければなりません。
 この法律によって社会政策、教育政策が歪められている今日、女性塾として正し、家族の価値・伝統の尊重を通して日本を建て直すのが、女性塾の使命だと思っています。
 一番大事なことは「道徳観(=武士道精神)」「国家観」「日本民族の継承」をしっかり考えていくこと、それなしには日本の将来はないと思いますので、このようなことに取り組んでまいりたいと思います。
伊藤哲夫 先生
 伊藤(玲子)さんは鎌倉市議時代のとき、私は伊藤さんを“日本一の市会議員”だと言ってきました。とにかく徹底して教育現場に足を運び、日教組の集会にも入り込んで調査をされる。これが伊藤さんの発言、行動力の源泉だと思います。