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Miles Davis / Ascenseur pour l'échafaud 限定LP盤

2024-01-15 | Jazz他 (FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日>2024/2/9 

<JAN(規格番号)>0602458309423 

<内 容>
★ルイ・マル監督による1958年公開のフレンチ・ノワール映画『死刑台のエレベーター』のサウンドトラックの180g重量盤LP。
■マイルス・デイヴィスがこの映画の音楽を担当したことも伝説の一部。これほど決定的なサウンドトラックも珍しい。70年近く経った今、神話を越えて、極度のドラマチックな緊張感に包まれたこの張りつめた熱のこもった録音は、マイルスの最高傑作のひとつであり続けている。
■基本的なアウトラインは以下の通り。ジャン=ポール・ラプノーはマルに、この映画のサウンドトラックをマイルス・デイヴィスに依頼することを提案し、マルは内輪の試写会に出席した後、音楽の録音に同意した。デイヴィスは1957年11月にパリのクラブ・サンジェルマンで演奏していたが、12月4日、4人のサイドメンを何も準備させずにレコーディング・スタジオに連れてきた。デイヴィスは、ホテルの部屋で組み立てたいくつかの初歩的な和声シークェンスをミュージシャンに渡しただけで、筋書きが説明されると、バンドは事前に作曲したテーマなしで即興演奏を行い、音楽的に関連する映画シーンの編集ループが背景に映し出された。ベーシストのピエール・ミケロは1988年に、「マイルスはただ2つのコード、ニ短調とC7を、それぞれ4小節ずつアドリブで演奏するように言った」と回想している。通常、マイルスはほとんど計画を立てなかったが、自分が何を望んでいるかは正確に知っていた。 フランソワ・ルテリエ(本作の第2助監督)がこの話を拾っている: 「セッションは夜10時頃に始まり、夜明けまで続いた。客席のスクリーンには、マイルズがハーモニーを考案したシーンが映し出され、それらはループに編集された。ジャンヌ・モローが夜のシャンゼリゼ通りを彷徨い、明かりの灯ったウィンドウ・ディスプレイの前を通り過ぎたり、バーに入ったりしながら、恋人であり殺人犯であるモーリス・ロネという別名を探している......暗い客席にいた私たち全員が、何か特別なことが起こっている、間違いなくこれまで起こったことのないことが起こっていることに気づいていた。そしてルイは、子供のように信じられないような目でマイルズを見ていた。マイルスのトランペットに照らされ、鋭く、あるいは真綿で柔らかく包まれたようなフィルムが出来上がったら、どんな風になるのか、おそらく、彼の夢にも想像できなかっただろう。
★この音楽はフォンタナから10インチでリリースされ、フランスのアカデミー・シャルル・クロからグランプリを受賞した。アメリカではコロムビアから12インチLP『Jazz Track』のA面としてリリースされ、1960年のグラミー賞で最優秀ジャズ・パフォーマンス賞(ソロまたは小編成)にノミネートされた。
■このオリジナル・レコーディングの美しいリイシューは、GZで180gレコードにプレスされ、ボリス・ヴィアンのオリジナル・ライナーノーツ、ジャン=ピエール・ルロワールが撮影したマイルスとジャンヌ・モローの象徴的なスタジオ写真、そしてフランク・ベルジュロによるこの常軌を逸した音楽を生み出した状況についてのエッセイとともに、豪華なゲートフォールド・チップオン・ジャケットに収められている。
 オリジナル・ライナーノーツの英訳と、ジャン=ピエール・ルロワールが撮影したマイルスとジャンヌ・モローのアイコニックな写真が入った、豪華ゲートフォールド・チップオン・ジャケット仕様。
 マイルス・デイヴィスからルイ・マルへのプレゼント(A Present from Miles Davis to Louis Malle)というエッセイが2ページ挿入されている。
〈パーソネル〉 Miles Davis(tp) Barney Wilen(ts) René Urtreger(p) Pierre Michelot(b) Kenny Clarke(ds)
Recorded at Le Poste Parisien - December 4/5 1957