はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

西安の旅 1

2016-08-31 19:15:15 | 中国の旅
8月24日から29日まで、中国の西安を旅してきました。西安は昔「長安」と呼ばれ、前漢・唐など中国古代王朝の都があった所です。遣隋使や遣唐使も長安が目的地でした。空海さんも1212年前にここを訪れています。そんな歴史ある都市に行きたかったのと、秦の始皇帝の兵馬俑を実際に見てみたかったのが今回の旅の目的です。



今回の旅は、連れあいさんの妹夫婦に誘われてのものでした。妹の旦那は大学の教授で、教え子に中国からの留学生がおり、その留学生が今回の旅の案内をしてくれたおかげで、楽しく安心な旅をすることができました。

私たち夫婦、妹夫婦、教え子(この子は日本人)の5人は、関空から中国東方航空の飛行機(青島経由)で西安に向かいました。


経由地の青島空港でいったん飛行機から降りて、入国手続きをして、その後、右往左往したものの、なんとか西安行きの飛行機に乗り込んで西安をめざします。飛行機から見た青島の町も高層マンションラッシュでした。


関空を出て約5時間半、無事に西安の空港に到着しました。現地時間14時45分の到着でした。(中国の時刻は、日本より1時間もどします)


空港で留学生の張さんに出会えて、安心です。当たり前ですが、中国がペラペラです。さっそくタクシーを雇ってホテルをめざしました。


空港から西安市内にあるホテルまでは、車で約1時間、高速道路をタクシーはぶっ飛ばします。まず、このタクシーで中国の車社会のすごさを実感です。時速は120~130キロ、追い越しは外からでも内からでも自由自在、ウインカーはほとんど使いません。遅い車が走っていると、クラクションをブーブー鳴らして走ります。市内に入ると、よくぶつからないものだと思う運転です。それがどの車もなので、こっちはヒヤヒヤもんです。おまけに運ちゃんは携帯を操作しながらの運転です。
タクシーからの風景もマンション群が目立ちます。こんな風景がいたるところに見られます。ここはまだ郊外です。


手に汗をにぎりながらも、なんとか無事にホテルに到着です。(タクシー代は180元:約2900円)お世話になるのは、西安美居人民大○(がんだれに夏)というホテルです。


なかなかクラシカルなホテルです。


ホテル着が現地時間の17時15分でした。ほぼ一日を移動に費やしたことになります。それにしても、空海さんのころの旅に比べるとなんと速いことでしょう!空海さんは5月に難波津を出発し、12月に長安に入っています。途中で暴風雨で遭難したり、拘束されたりと大変な旅であったようです。

お腹も空いたので町にくりだすことにしましょう。

<つづく>


「グレートトラバース2 15min」に一瞬映りました

2016-08-22 19:28:11 | 山歩き
NHK BSプレミアムで毎週月~木の朝7時から、去年の「日本二百名山一筆書き」の模様が15分間放送されています。
今日は、武奈ヶ岳の巻でした。武奈ヶ岳は、去年の10月31日に、田中陽希さんに会うために登った山です。
ひょっとしてと、目をこらして見ていたら、一瞬ですが私も写っていました。(ビデオを撮っておけばよかったな)

ということで、武奈ヶ岳の田中陽希さんです。(2015.10.31)








 (山頂からの琵琶湖です)


※いつも見ていただいてありがとうございます。24日から1週間ほど中国の西安に旅します。その間、ブログもしばらくお休みします。また、ご拝読よろしくおねがいします。

猛暑の野外フェス(サマソニ2016)で思ったのは

2016-08-21 17:35:15 | 音楽の話
20日(土)サマーソニック2016という野外フェスティバルに行ってきました。大阪は38度という猛暑で、熱中症を心配しながらの野外ライブ参加になりました。


私はロック好きで、友達と「Mロック協会」という会をつくっています。(Mは地名です。会員は5名かな?年に1~2回好きなCDを持ち寄って聞くだけの会ですが…)今回は、その活動ということでサマソニが選ばれました。


ところで、サマソニですが2000年からはじまったようで、東京と大阪の2都市で開催される都市型フェスティバルです。外国の有名なアーティストも登場します。今回はレディオヘッドが目玉のようでした。
大阪の会場は舞洲です。その中に4つのステージがあり、自分の好きなミュージシャンを選んで聞くことが出来ます。二日間で60以上のミュージシャンが出演します。


知った風に書いていますが、実は、今回がはじめての参加です。ドームやホールでのライブには行ったことがあるのですが、野外でのライブもはじめてでした。


出演者もたくさんいるし、何を聞いたらいいのやらもわかりません。それというのも、ほとんどの出演者も知らないアーティストばかりだし、最近の音楽事情に疎いということもあります。


私の中でのロックは、60年代・70年代で止まっているということが、再認識できました。野外ライブというのも、勝手にウッドストックを期待していましたが、どこにもウッドストックの影はありませんでした。当たり前ですよね、47年も経っているんですから。音楽は洗練されているし、どこを探してもヒッピーもいませんでした。


もっと荒削りでいいから、ロックンロールしている音楽が聴きたいと、爺さんは思ってしまいました。


というわけで、家でジミヘンのウッドストックのライブ盤を聞いています。


※猛暑の野外フェスということなのか、私のような爺さんはいませんでした。30代から40代が多いように感じました。とにかくたくさんの人出で、帰りのシャトルバスに乗れない人もいたとか…。(私は5時で帰ったので楽々でしたが)
最近のライブの服装もびっくりです。山ボーイや山ガールのスタイルです。皆さん、そのまま山に登れそうでした。
写真撮影は基本禁止ですが、コンデジでちょっこと撮影しました。

佐用町のヒマワリ畑

2016-08-18 19:15:15 | 花めぐり
以前から佐用町のヒマワリのことは知っていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。
毎年、お盆には連れあいさんの実家のある広島に帰るので、今年はちょっと寄り道をしてみました。



ネットで調べると、ほとんどの所は閉園したようでしたが、漆野のあたりがまだ咲いているようでした。


佐用インターから車で走ること20分、漆野のヒマワリ畑がありました。


思っていたより背の低いヒマワリが、畑一面に咲いていました。


どのヒマワリも頭を垂れて元気がありません。もうシーズンも終わりなんですね。


それでも見物客は、けっこう来ていました。


町内6地区、120万本のヒマワリが咲くそうです。7月中旬から下旬にかけてが一番の見頃のようです。


佐用町、夏はヒマワリでしたが、季節毎にいろいろな花が楽しめるようです。今回は寄り道しただけですが、機会があればゆっくり旅したい町です。

蝶ヶ岳で出会った雷鳥 (2016夏山)

2016-08-17 17:38:11 | 山歩き
今年の夏山でもラッキーなことに雷鳥に出会うことが出来ました。

雷鳥は全国で3000羽ほどが生息していると言われる貴重な存在です。生息地は、立山連峰・北アルプス・南アルプスと新潟県の焼山・火打山と言われています。

今回は、横尾から稜線に出て15分ほど蝶ヶ岳ヒュッテに向かって歩いたところで出会いました。この日も稜線には少しガスがかかっている状況でした。


登山道を歩いていると、目の前をひょこひょこ歩く物体がありました。


はじめはハトかと思ったのです。(横尾に同じような色をしたハトがいたもので…)


ハット気が付きました。これは雷鳥だ!


親子で5羽いたでしょうか。けっこう近い距離ですが逃げようとしません。鳥ですが、飛んでいる姿を見たことはありません。


さすが親鳥は、警戒を怠りません。


天敵の猛禽類を見張っているのでしょうか。


私もジロリと睨まれてしまいました。


山を歩いていて、高山植物や雷鳥に出会うと幸せな気分になります。疲れも一度に吹き飛んでしまいます。雄大な景色も、山の魅力ですが、こういう出会いも山の楽しみのひとつですね。
絶滅危惧にある雷鳥です。保全活動もさかんにおこなわれていますが、いつまでも元気に生き残ってと願うばかりです。