はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

海住山寺を訪れました

2020-09-29 20:35:55 | 寺社めぐり
久しぶりのお寺訪問のブログです。
訪れたのは海住山寺(かいじゅうせんじ)です。
京都府の一番南の木津川市にあるお寺です。

国宝の五重塔です。鎌倉時代の創建だそうです。



訪れる人もなく静かな時間が流れていました。



以前から気になっていたお寺ですが、訪れたのは今回が初めてです。



1階の屋根の下に裳階(もこし)がつけられています。



はじめは誰も居ないのかと思っていたら、堂の扉が開いてお寺の奥様がいらっしゃいました。(浄土真宗では坊守さんと言いますが。)



本堂の内部の仏様も拝見できました。御本尊は、とても素晴らしい十一面観音菩薩さまでした。



境内はそれほど広くはありません。



国道から2キロほど山に入るのですが、前半は細い道、後半はびっくりするほど急な道が続きました。



派手さはありませんが、とてもいいお寺でした。



下まで下りて来るとコスモスが咲いて居ました。みんなあっちを向いていました。



その隣にはキバナコスモスも咲いていました。



素敵な石仏もいらっしゃいました。



その向こうには彼岸花です。



海住山寺に来る途中の彼岸花咲く田園風景も素敵でしたが、車を止める所がなく惜しいことをしました。



このあと、お茶で有名な和束町にむかいました。

※訪問日 2020.9.29

電車に乗って姨捨駅へ

2020-09-26 18:02:55 | 鉄道
今回の信州旅の目的は、姨捨の棚田の風景を見ることと、鉄道で姨捨駅に行くことでした。
姨捨駅は特急「しなの」で何度か通ったことはあるのですが、特急はホームを通らずに駅の下の方を通過するだけです。
ということで、長野駅から普通電車で姨捨駅をめざすことにしました。

長野駅です。向かいのホームにしなの鉄道の車両が停まっていました。



やって来た電車が、これから乗る松本行き8時16分発の普通電車です。長野駅で折り返し運転をします。



長野駅から姨捨駅までは約30分です。一つ手前の稲荷山駅を出ると、ぐんぐんと急斜面を上りはじめました。



車窓からは、昨日訪れた棚田も見えはじめました。



乗って来た、松本方面に向かう電車を見送ります。実は、姨捨駅に着く前に、この駅ならではのお楽しみがあったのですが、それはのちほどに。



まずはホームからの景色を眺めます。ここからの景色は「日本三大車窓」に数えられる景色なんです。車窓からじゃないですが(笑)



善光寺平が広がります。ちょっと霞んでいるのが残念でした。



ホームから眺める棚田も素敵でした。昨日は棚田から駅を眺めていました。



駅の下を、長野方面に向かう電車が坂を下って行きました。先ほどは、私が乗った電車がこの坂を上って来たのです。



跨線橋からの眺めです。



そして、駅の看板ですがアルファベットのZの形になっています。これは、スイッチバックを表しているのです。ここはスイッチバックのある珍しい駅なんです。



駅舎も素敵でした。昭和9年に建造された2代目の駅舎だそうで、大正ロマンの香りがしました。(平成22年にリニューアルされたそうです。)



急勾配の箇所にあるため駅が造れず、スイッチバック方式の駅になったそうです。両ホームの先は行き止まりで車止めがあります。



松本方面を望みます。線路が複雑に交差しています。タモリさんが喜びそうなところです。
先ほど私が乗って来た電車は、左の坂を上ってきて一旦奥まで行き、そのあとバックして駅に戻ってきたというわけです。



再びホームからの眺めです。長野方面に向かうホームから写しています。ベンチの向きに注目ください。



素敵な眺めが広がります。クルーズトレイン「四季島」の停車駅にもなっているそうです。



9時29分発の長野行きの電車がやって来ました。姨捨駅には45分ほどの滞在でした。



電車の一番後ろの車両に乗り込みました。駅を発車しましたが、反対の方向に進みます。したがって今は一番先頭車両です。



そして、一番左の奥に向かって行き、そこで停車します。



再び動き出した時には、一番後ろの車両になっていました。



右上に駅を見ながら姨捨駅をあとにしました。スイッチバックのことが少しはわかっていただけたでしょうか。


はじめにも書きましたが、姨捨駅は普通電車しか停まりません。特急「しなの」は、スイッチバックはしないで駅の下を通過して行きます。
姨捨駅は眺めも素晴らしく、スイッチバックも楽しめるという、とても素敵な駅でした。車でも来る事が出来ますが、やはり電車で訪れたい駅です。

※訪問日 2020.9.22

姨捨の棚田(その2)

2020-09-25 18:25:25 | 知らない街をぶらり
夕暮れが迫る姨捨の棚田にいます。

あの、人のいるところまで登ってみましょう。




カカシがお出迎えです。




あとで気がついたのですが、彼岸花の姿を見なかったです。




上の方には長野自動車道が見えます。その下にはJR篠ノ井線の姨捨駅が見えます。明日、電車に乗って行ってみましょう。




懐かしいハゼ掛けの風景です。最近のコンバインの作業では見られない風景になりました。




農業をしたことはありませんが、大変な作業だということは想像できます。棚田をつくりあげてきた先人の苦労もしのばれます。




観光地なので案内板もありました。




9月の下旬には稲刈りが終了するようです。




夕暮れの空になってきました。




ここの稲穂は風で倒れたのでしょうか。




ここには約1500枚の田があるそうです。耕作条件が悪いことや後継者不足から放棄される田もあったようですが、地域の人々の努力により景観が保たれているとのことでした。おかげで素晴らしい棚田の風景を見ることができました。




名刹として知られる長楽寺です。時間があればゆっくり見学したかったのですが、ちょっと残念なことをしました。




時刻は5時15分です。今夜の泊まるところを気にしながら姨捨の棚田をあとにしました。




機会があればまた訪れたい場所です。次回は田植えの頃に訪れ、水の張られた田に映る月を愛でたいものです。

※訪問日 2020.9.21

姨捨の棚田(その1)

2020-09-24 18:15:55 | 知らない街をぶらり
この4連休の人出は最高だったようで、どの観光地も大にぎわいだったようです。
そんな連休の後半に私も信州へ向かったのですが、案の定大渋滞にはまってしまいました。
大阪を8時に出て、目的地の姨捨に着いたのが4時をまわっていました。まるで鈴鹿8耐のようでした(笑)

ということで、姨捨(おばすて)の棚田に着いた頃は夕方に近い時間帯でした。




姨捨の棚田は以前から訪れたい場所の一つでした。




棚田は、長野市や赤倉にスキーに向かう時にいつも立ち寄る姨捨サービスアリアのすぐ近くにあるのですが、SAからは棚田の全貌は見えません。




善光寺平の景色は、サービスエリアからの方が良かったです(笑)




稲刈りの時期が心配でしたが、すでに始まっていました。




もう少し早く着いていれば、じっくりと撮影できたと思うのですが、夕刻が迫る中、焦ってシャッターを切りました。




段々と日が暮れていきます。




眼下の景色も素晴らしかったです。右手の川は千曲川です。




気になった木です。




ここは、名勝・姨捨「田毎(たごと)の月」で知られるところです。後ろの大きな鏡台山(きょうだいさん)から昇る月を愛でるのが風流だとか。
我が芭蕉さんもこの地で「おもかげや 姨ひとりなく 月の友」と詠んでいます。




棚田を見上げます。どこまでも続いているような感じがしました。




棚田の中に柿の木がありました。




遠くの大きな山は飯綱山です。




もう少し登っていくことにしましょう。次回につづきます。

※訪問日 2020.9.21

明日香の彼岸花 2020年

2020-09-23 18:15:55 | 明日香をぶらり
今年は、梅雨が長雨だったかと思うと、8月になったとたんに猛暑が続きました。
9月になっても残暑が厳しく、季節感がおかしくなってしまいます。
それでも、お彼岸になるときちんと彼岸花が咲いていました。
詳しいメカニズムはわかりませんが、いつも彼岸花には感心させられます。




9月19日に明日香を訪れました。
明日香村に入ると黄金色に色付いた稲穂が迎えてくれました。しかし、畦には赤い彼岸花が見当たりません。
やはり今年は咲くのが遅いのかなと、飛鳥寺の近所の田んぼに行くと彼岸花を発見です。




さらに進むと、かたまって咲いているところがありました。




蝶も飛んでいました。




脇を流れる水路の水がキラキラと輝いていました。




人も少なくいつも長閑な明日香の風景です。




稲穂の黄金色と彼岸花の赤色が、この時期ならではの光景です。




ススキも咲いて秋を感じさせてくれます。




今年も彼岸花が見られて良かったです。もう一度ぐらいは見に行きたいと思います。
ブログ仲間のtakayanさんが行かれる琵琶湖の桂浜にも行ってみたいです。




この日は4連休の最初の日でした。少し前の天気予報では連休の前半は天気が良くなかったのですが、予報に反して秋の空が広がっていました。




※撮影日 2020.9.19