高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟

世界平和に導く為の語録

医療崩壊が始まって助かる命が失われています!!

2020-04-29 00:05:00 | 国家の危機

医療崩壊が始まって助かる命が失われています!!

34万人透析患者がコロナ禍で神経すり減らす訳 重症化と集団感染のリスクあるが通院休めない 
 
どんなにリスクがあっても週3回の治療が必要となる。

 「透析中の患者さんが発熱したので、対応できる別の病院に送ったら、そこがコロナ対応で手一杯で……。その患者さん? 数日後に亡くなりました」
 
 東京都内の病院に勤める看護師のAさん(50代)はそう明かした。
新型コロナウイルス感染症の拡大がやまず、医療現場の混乱も続く。

そのしわ寄せは、感染リスクの高い患者やそれらの患者を預かる病院に集まる恐れがさらに高まっている。

「感染疑い」の透析患者
 Aさんの勤める病院は、透析患者を受け入れている。
人工透析用の病室は、数十床の大部屋。
もし、1人でも新型コロナウイルスに感染すれば、影響は一気に広がりかねない。

 「どこの病院でも、透析はワンフロアにたくさんのベッドを並べて同時に行います。透析患者は透析中に症状が悪くなることがあるのですが、個室にすると変化が見えません。だから、もし感染者が出るとクラスターになる可能性が大きいんです」

 「本当ならスチール板で仕切った個室を設けて見える状態にできればいい。でも、それができる病院は少ないでしょう。ベッドの間隔を空けたり、1つおきにしたりすると、ベッド数が減る。受け入れている患者数を考えると難しいと思います」

 Aさんの病院では患者に感染者は出ていない。それでも、疑わしい透析患者は来たことがある。
 「患者さんには『何らかの症状があるときは事前に病院に伝えて、指示を仰いでください』

と言っているのですが、何の連絡もなく透析に来た人から『熱がある』と言われたんです。

すぐに隔離して、レントゲンを撮って、周りをパーティションで囲って透析しました。
病院側で事前に感染者を見つける手段はないんです。

 Aさんの病院に来た“感染の疑わしい”透析患者はどうなったのか。
 肺に影があったので保健所にPCR検査を依頼したのですが、断られました。

陽性が確定すれば、指定の病院に入院することになるのですが、『疑い』の間は自分たちのところで対処するしかない。

4時間の透析中は、体温、脈拍、血圧、呼吸数などのバイタルチェックを1時間に1回行うので看護師らは頻繁に出入りします。
このような状況でPCR検査をしないとなったら、どこでクラスターが発生するかわかりません。

 透析患者やがん患者などの基礎疾患を持った人が、新型コロナウイルスの感染後に重症化する可能性が高いことから、厚生労働省は4月14日、各都道府県に対して医療体制の拡充を促す指示を出した。

 透析に関わる医師の団体「日本透析医会」によれば、2018年末時点で人工透析が必要な人は約34万人に達する。

「コロナ禍」の中、透析患者はどんな状況にあるのか。同会の新型コロナウイルス感染対策ワーキンググループ委員長、菊地勘医師はこう指摘する。

 透析患者には特殊な事情があります。
まず、一般の人なら熱が出れば、

『家で安静にしてください』

と言うことができる。

透析患者は違います。
感染の疑いがあっても週3回の透析のために、必ず通院しなければなりません。
このため、感染する機会は増えます。
そしてワンフロアで20~30人が同時に透析する。
3密ではありませんが、集団治療になります。
こうした背景を考えると、よく持ちこたえているとは思います。

約半数が糖尿病を合併し、リスクは高い!!

 日本透析医会などの最新データによると、透析患者の平均年齢は70歳で、65歳以上が3分の2を占める。

さらに、約半数が糖尿病を合併している。
4月23日時点では、全国の透析患者のうち、新型コロナウイルスの累積感染者数は59人(死亡4人)。

透析患者全体に占める感染者の割合は一般の感染者の割合とあまり変わらないが、公表データに見る死者の割合は一般の人より高率だ。

 透析患者にはもともと高齢者が多く、糖尿病のために抵抗力が落ちていたり、白血球機能が低下していたりしており、細菌に感染しやすい。

厚生労働省は帰国者・接触者相談センターに相談する判断基準として、一般の人は37.5度以上の熱やだるさなどの症状が4日以上続く場合と示しているのに対し、透析患者は2日程度でセンターに相談するよう勧めている。

 「しかし」と菊地医師は言う。

 「現状ではPCR検査ができるまで4日くらいかかっているため、(感染)疑いの間に2〜3回は自分たちの施設で透析をするしかありません」

 日本透析医会は透析施設での対応について、個人防護のためのマスクやフェースシールドなどの着用の徹底のほか、ベッドを2メートル以上の間隔で配置し、カーテンなどで空間を隔離することなどを求めている。

 「透析医療はもともと感染対策を厳しく実施しているので、これまでは感染爆発にならなかったと考えられます。ですが、今後は安心できません。透析患者の感染も徐々に増えるでしょう。全国的に体制を整える必要があります。既に一般の人の新型コロナウイルス感染が増えて、入院できる病床が埋まってきているため、先手を打って対策を立てるようにしています」

東日本大震災のときに起きた大混乱

 緊急事態の際、透析患者への対応は常に大きな問題となる。
 例えば、東日本大震災のとき、宮城県内には約4400人の透析患者がおり、透析可能なベッド数は239床あった。

 『月刊ノーマライゼーション』2013年2月号に掲載された宮城県腎臓病患者連絡協議会広報部長の「その時透析患者は」によると、仙台市内のある病院では、「透析難民」が出ることを防ぐために透析ができなくなった患者らを受け入れると公表したところ、患者が殺到して大混乱に陥ったという。

また、津波被害を受けなかった気仙沼市の病院では、道路が寸断されて孤立し、透析資材が1週間で底をついた。

それでも、患者を北海道や東北の日本海側、関東など地震被害の少なかった地域の施設に振り分け、「透析難民」を防ぐことができたという。

 ところが、コロナ禍の場合、そうはいかない。感染者は全国に広がっているうえ、感染者の多い地域からの「人の流入」を多くの地方が嫌っているからだ。

 さらに、病室を閉じるわけにいかないため医療従事者が勤務を続け、2次感染を引き起こす懸念もある。

その懸念は、神戸市で現実になった。

 4月上旬に院内感染が発生した神戸市立医療センター中央市民病院では、人工透析を受けていた患者も感染していたことがわかっていた。

その後、同22日になって神戸市は、人工透析室で勤務する看護師2人の感染を発表した。この2人は本来なら自宅待機の対象だったが、代替要員が確保できず、防護服で勤務して
いた。

専門性が必要な人工透析室では全員を自宅待機にできなかったため、2人は勤務に就いていたのだという。

「あの透析患者さん、亡くなりました」

 話は再び、都内の病院に勤める看護師Aさんの実体験に戻る。
 「よく言われるようにマスク不足なので、不織布のマスクでも洗って使っています。防護服は備えがありません。フェースシールドはアクリル板を切って手作りしました。看護師と同じか、それ以上に大変なのが看護助手です。今は水際対策で、エレベーターやテレビのボタン、トイレのレバーなどを1時間おきに拭いていて、手がしわしわになっています。消毒用のアルコールはまったく足りません」

 そして、「実は……」と言い、ある透析患者のことを教えてくれた。

 「先日、ある透析患者さんに発熱があって。ときどき出る(新型コロナウイルスとは関係のない)症状だったのですが、対処できる設備のある病院に患者さんを送ったんです。すると、先方の病院がコロナ対応で手一杯になったので、すぐに出されてしまった。それから数日で、その患者さんは亡くなってしまいました。(送った先の病院を出されたこととの)因果関係はわかりませんが、それまで元気だっただけに、みんなショックを受けていました。同じようなことは、ほかでもあるのではないでしょうか」

このようにしていくつもの医療崩壊が起こっています・・・。

<新型肺炎>12人感染…所沢、川越、越谷、草加など 川口工業総合病院、済生会川口総合病院で新たに 

埼玉新聞社 埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂  埼玉県などは20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに12人判明したと発表した。同日までに確認された陽性者は686人(チャーター帰国便者含む)になった。78人が既に回復し退院している。

 県によると、県管轄で感染が判明したのは、草加市の10歳未満~40代の男女など5人。

草加市の40代の会社員男性と10代の学生女性、10歳未満の男児は15日に陽性と判明した40代のパート従業員女性の同居家族。男児は発熱、10代女性は嗅覚障害、40代男性は吐き気を訴えていた。

 19日に感染が確認された所沢市の30代無職男性は既に感染者が確認されている社会福祉法人「皆成会」の入所者。同法人の関係者で感染が確認されたのは20人になった。

 これまでの県内の感染者のうち、重症は現在14人。軽症や無症状で自宅待機している人は20日午後6時時点で370人で、県が確保したホテルで療養している人は20人。

感染症指定医療機関の入院者は90人、一般医療機関は96人。
 さいたま市によると、感染が判明したのは市内に住む40代と50代の男性会社員2人。いずれも軽症で入院する予定。感染経路はいずれも不明としている。

 川越市によると、感染が判明したのは20代女性。11日から鼻に痛みや臭覚障害が現れ、17日に医療機関を受診していた。

感染経路は不明で、同居の家族はいない。入院中で状態は安定しているという。
 越谷市によると、感染が判明したのは八潮市の80代男性。14日からせきなどの症状が現れ、18日に医療機関に搬送された。

重症で現在入院している。家族5人と同居しており、家族に症状は出ていないという。
 川口市によると、新たに陽性が確認されたのは川口工業総合病院の40代看護助手の女性(市内居住)、済生会川口総合病院の看護師の30代男性(市外居住)と同病院の看護師の30代女性(同)の計3人。

 感染者は工業総合病院が計7人に、済生会病院は計10人になった。
両病院とも初診の外来診療、救急患者などの受け入れを中止している。

埼玉・川口市の30代看護師が感染 東京の医療機関勤務 

 埼玉県川口市は28日、市内に住み都内の医療機関に勤める30代の看護師の女性が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。
県内で確認された感染者は中国・武漢市からの帰国者4人を含め836人となった。


<新型コロナ>2人死亡 警官ら8人感染 自宅待機354人 彩の国東大宮メディカルセンターの看護師感染 
 
さいたま市浦和区高砂  埼玉県などは27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに8人判明、2人が死亡したと発表した。
同日までに確認された陽性者は836人(チャーター便帰国者含む)、死者は27人になった。重症者は18人。感染者の指定医療機関への入院は117人。

一般医療機関への入院が160人、ホテル滞在が53人。自宅待機は354人(27日午後6時現在)。111人が既に回復し、退院している。

 県によると、県管轄では新たに20~60代の男女計6人の感染が確認された。
死亡したのは入院治療中だった県内在住の70代女性で、基礎疾患があったという。

 感染者が確認された小川署関連では、新たに40代男性警察官の感染が判明した。
「所沢明生病院」関連では新たに20代男性医療従事者の感染が判明。同病院関連は計28人となった。

 さいたま市によると、新たに感染が確認されたのは同市に住む80代女性の1人。

女性は医療法人社団協友会「彩の国東大宮メディカルセンター」(さいたま市北区)に入院していた。
同病院は27日、看護師1人とリハビリを行う理学療法士2人が感染したと発表。

市保健所や同病院によると、今月7日に骨折で入院した別の80代女性の感染が確認され、接触者の職員3人の感染が判明した。

新たに感染が判明した80代女性は、感染判明の看護師と理学療法士の1人が接触しており、市保健所の検査で分かった。

 川口市によると、陽性患者の80代男性が死亡した。
詳細は調査中としている。

 川越市によると、新たに市内の診療所に勤務する30代の看護師女性の感染が判明。
21日の勤務中、せきの症状がみられたため退勤し、24日に市内の医療機関を受診。
PCR検査で26日に陽性が判明した。
勤務先の診療所は25日から外来診療を休診した。

埼玉で男女4人が感染 うち3人は勤務先に陽性患者 

 埼玉県は28日、新型コロナウイルスに感染して入院中だった70~80代の男性3人が27日に死亡したと発表した。
県内の死者は計30人となった。

また、20~50代の男女4人が新たに感染したと発表した。

県内の感染者は、中国・武漢市からの帰国者4人を含めて計833人となった。
 県によると、新たな感染者4人のうち3人は、いずれも都内の勤務先に陽性患者がいたという。

 右も左も「コロナコロナ」だが、国民もたいして要人はしていない・・・。
 小さな店舗の飲食店は、密かに営業しているところが沢山あります・・・。

 これでは「コロナウイルス」を根絶することはできません!!


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