北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

正月のテレビ特番

2018-01-18 11:35:00 | テレビ
落語には、本題に入る前に「マクラ」を語って、知らない内に本題に入るテクニックがある。誠に上手いもんである。

昨秋、聞きに行った立川談修の芸術祭参加落語は、残念ながら受賞できなかった。(落語は大衆芸能部門)
代わりにと言ってはなんだが、音楽部門で「善養寺恵介の尺八独演会」が芸術祭大賞を受賞した。

音楽部門は洋楽、邦楽と分かれてないから大変である。
尺八での受賞はなかなか難しいが、青木鈴慕師も過去に優秀賞、大賞を受賞している。

私はたった一回のリサイタルで満足している、レベルである。
さて、正月に室内に置いておいた花が咲いた。



左はシクラメン、右はシャコサボテンである。
いずれも昨年頂いたり、買ったりした花を、その後も育てた結果である。
よりによって、シクラメンもシャコサボテンも一輪だけ咲いた。



両方とも、花後は外に置いていたのだが、芽が出だしてから部屋に取り込んだ。

しかし、シャコサボテンは急な寒さで、取り込んだのが遅く、ことごとく芽が枯れた。
たった一つだけ咲いてくれて、感動した。ありがとう、お礼の為ここに飾りたい。

正月にテレビで特番があった。
「芸能人格付チェック」を元日の夜6時からのテレビ朝日で見た。
100万円のワインと5000円のワインを飲み比べる、プロとアマのジャズバンドを聴き比べる、高額のバイオリンなどの聴き比べなどがあった。

中でも和楽器を使った聴き比べが、私も試された。

プロの「日本音楽集団」と「関東学生連盟」は三曲合奏の「八千代獅子」だった。
「関東学生連盟」は早稲田大学、明治大学、法政大学などの選抜である。

何れも最初の同じ部分を演奏した。二組演奏した後、私も実際は迷った。
しかし、もう一度聞かせてくれた時の、尺八の音色、音の伸び、迫力、安定感は「プロ」だった。

さすが、YOSHIKIは正解だった。

偶然だったが、1月6日の午後、TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」を聞いていたところ、「今週のスポットライト」のコーナーで尺八が聞こえてきた。

なんとドイツ人の「アーミン・ローベック」さんで、チェロの奏者でありながら、尺八も演奏すると言う。

日本に何か月間か来て、竹盟社の松山龍盟氏に習ったそうで、スタジオで尺八古典本曲「下野虚霊」を演奏した。久米宏が盛んに「いい音ですね」と言っていた。

その松山氏は山口五郎の弟子で、私が新宿で印章店を経営していた頃、名刺の注文や、お弟子さんが師範になった時に上げる「角印」を注文頂いた。

16日にはNHKラジオ朝の「すっぴん」に邦楽ジャーナル編集長の田中隆文氏が出演して、邦楽界に付いて語り、自らも尺八持参で、尺八本曲のある部分を演奏していた。
やはりアナウンサーは「いい音ですね」と言っていた。

余談だが、1月14日に不覚にも結婚時に会社の部下に頂いた大事な掛け時計を壊してしまった。
100年は経っていないが、丸いSEIKO社のクォーツ時計である。

裏面には結婚式を挙げた記念日の「壽 昭和53年11月17日」と金色で書かれている。
私の洋間の押入の扉をちょっと強めに閉めたところ、漆喰の壁にかけてあった時計が反動で釘から飛び出してしまった。

針がだらりと垂れ、裏側の電子機器が壊れ、歯車など部品が飛び散った。
記念の時計だから直したい気持ちもある。だが、もう39年間も働いてくれたから処分しよう。

幸い2階に亡き義母の掛け時計が余っていたから、それをかけて置いた。



テレビとラジオ

2016-05-30 17:28:00 | テレビ
日本テレビの看板番組「笑点」の司会が、桂歌丸から春風亭昇太に代わった。円楽だと思ってはいた。
内部昇格であり、次は新メンバーの補充で「林家三平」になった。

不思議なことに私は番組が始まる直前に「林家三平だ」と、ものすごく直感が当たった。

何故か?  やはりある程度有名人である事や、若さ、落語界で今後売り出したい人、テレビ映りが良い人、もちろん人柄(何しろ他のメンバーと気が合わないと成り立たない)も大事だ。
ただ、林家系に「たい平」がいたから、バランス上2人は大丈夫かな?とは思った。

それが開けてびっくり玉手箱。ぴったり林家三平で「もう大変なんですから」。
未だ、人の良さが売りだろうから、一皮むけてもらいたいな。

「笑点」は大学の頃、寮で見たことがあるから、もう45年位になる。司会の談志も前武も三波伸介も知っている。随分続いて来たものだ。

余談だが「笑点」の寄席文字は「橘左近」で実は、飯田高校・M大学の先輩の縁である。
新宿、末廣亭の看板はすべて彼が書くという。

「笑点」本も買ったことがあるが、お題に対する答えについては書かれていない。
シークレットのようだ。それにしても落語家は物覚えが良く、感心する。

私は未だに「寿限無」が覚えられない。
  
一方、ラジオはTBSラジオの平日午前中に聞いていた「大沢悠里のゆうゆうワイド」が4月に終了し、視聴者の後押しもあって、土曜の午後3時から新番組がスタートした。

以前のアシスタントは曜日ごとに代わり、金曜担当者は笑ってばかりで好きでなかった。それがそのまま金曜担当者が継続したようである。

新宿で自営業の頃は、毎日聞いており特に10時30分からの毒蝮三太夫の「ミュージックプレゼント」も彼の毒舌振りが面白く、「このくそばばあ」の言葉でも婆あ達はよく笑っていた。三太夫の芸の力である。又、大沢とのやり取りもすべてアドリブで楽しかった。

大体毎日ゲストを呼んだので、ある時尺八の三橋貴風も出演していた。
芸歴としていつも話す、小さい頃はバイオリン、トランペットを演奏して来たとの話を、後日彼に話したところ、「今度は変えよかな」と言っていた。

「ゆうゆうワイド」は人気があり、新宿の隣のラーメン屋さんでも、ずっと流れていた。

昔はラジオを良く聞いた。中学の頃は「一丁目一番地」が好きで、ラジオにかじりついて聞いた。黒柳徹子の「さえこさん」役が気に入っていたし、テーマソングは今でも歌える。

夏休みになると律儀な父親は、自宅前に古いラジオを出して「ラジオ体操」をかけた。
みんなが寄って体操をして、カードにハンコを押した。昔は毎日だった

「赤胴鈴之助」「大相撲」「プロ野球」「高校野球」から大学受験の時の「百万人の英語」や、大学では寮で「オールナイトニッポン」などはテストが近づくと、かえって聞きたかった。
そこで流れて来たのは「おらは死んじまっただ」等、懐かしい。

それにしても現在も「プロ野球」を時々聞くが、応援のラッパや鐘・太鼓、手拍子、掛け声がうるさくて、実況アナや解説者の声が聞き取りづらい。何とか小さく出来ないのか?
臨場感のバカ騒ぎはやめてもらいたい。
さらに途中から聞くと、何対何を言わずなかなか判らない時がある。アナウンサーの資質だろうか。

野球ではテレビで、ピッチャーばかりを映している場面や逆に、バッターばかりを映している時があり、イライラする。
視聴者と制作者の思惑が違うようだ。