北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

「スマホ」デビュー

2021-03-20 10:21:00 | 携帯
2月に、ついにスマホデビューした。もちろん初めてのスマホである。

前回購入した携帯電話の賞味期限が切れ、いや2年契約が切れて、晴れてスマホデビューである。

他人より先んじて1996(平成8)年にPHSを使用したのだけれど、スマホでは随分遅れをとった。この24年間いったい何台の携帯電話を使用したのだろうか。

スマホ購入が遅くなったのは、決して安くはない利用料金に躊躇していたからでもある。費用対効果である。

ここで踏ん切りがついたのは、外でもない月額料金が下がって来たからである。さらに携帯電話ではインターネット接続が困難だった。このブログも見られない。

今度のスマホは5分間無料で電話が出来る。

スマホ教室に今まで8回通って、アプリやらメール、LINE、カメラについて習っている。

買ってすぐにこのアイコンは何かなと触ると、3人程誤って電話がかかってしまい、あわてて終了させて、SMSで「間違いでした」とメールする始末。

以前、夜中に電話が鳴ってあわてて出たのだが、スマホを買ったばかりの人が操作を誤ったらしい。まったく同じことを私はしたのである。

スマホ教室は予約制で一日3回行われている。
スケジュール表を見て予約すると、私のスマホに予約受付しました、とメールが来て、ご丁寧にスマホ教室の前日と、当日に確認のメールが来る。

それを当日、教室でスマホの画面を見せるのである。
ある時、「電話のかけ方教室」の定時の10分前に行ったところ、定員3名がもう座っている。私は間違っていないと係員にスマホを見せ話をしたところ、あるおじさんが違うらしい。

ところがそのおじさんが、「俺は店頭で言ったのよ。何回か来て言ったんだ」と激しく抵抗して、挙句の果てに「こんなスマホは捨てちゃうぞ」とか言って、スマホを手に持ち上げた。
「電話の仕方が分からないから来てるんだ」とか。

私が予約制の話をしてスマホを見せて「このような予約のお知らせが来るんです」と言ったが納得がいかないらしいので、「じゃあ、私は帰りますからおじさんそこにいていいですよ」と、なだめた。「いいよ。俺は帰るよ。だけど電話の仕方が分かんねえのよ」

そこで女性の係員が来て他の席に案内して、説明を始めた。
結局は私が座って事なきを得た。

未だスマホ教室に通う予定がある。

さて、20日は彼岸である。
16日に義弟の車で4人で墓参りをした。コロナ禍で本当に久しぶりに行った。
枯れた草や落ち葉を取り除き、墓石を丁寧に洗う。
管理事務所で仏花を買い、花瓶にいける。



初めてのスマホカメラデビューである。バシャリの音が何とも心地よい。
ここは高尾山のふもとである。やや高台の見晴らしの良い墓地である。

この墓は義父系列と我が家の共同の墓地である。
この中にはもうすでに、義父の祖先、義父、義母が入っており、やがて私が入る予定の墓である。

墓石には書道の先生だった義父の字入れで「天道」と彫ってある。
義父は東日本大震災の4日前に亡くなったからもう10年になる。その直後にこの墓を作ったのである。

左隣は元空き地だったが、いつの間にか墓石が立っていた。それが我が家とほとんど同じ作りだから、参考にしたのだなと思った。

私は常にカバンを持ち歩く癖になっている。取り合えず反対側の墓の所に置いていた。
お参りを済ませて時計を見ると、もう12時10分前だった。

実は12時に行きつけの和食店の予約をしていたのだ。「アッ!もう時間がない」と号令をかけ、掃除道具を片付けて急いで車に乗った。

普通に行っても5分位は遅刻だ。もう半分位走ったところで、私のカバンが無い事に気が付いた。和食店に遅刻の連絡をしようにも、スマホに電話番号を入力してなかった。

あわてて墓に戻ってもらった。カバンは私を寂しそうに待っていた。

結局15分位遅れて和食店に着いた。お詫びを申し上げ、膳についた。
天気も良く「エビスビール」は格別旨かった。