北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

北原鈴淳 尺八教室 in八王子

2037-07-15 11:05:00 | 音楽・日々是尺八

  



 
  指導者  鈴慕会 大師範

            
            北 原 鈴 淳

 


音楽歴  
長野県飯田市立追手町小学校5~6年で器楽班に入り、小太鼓を担当。

東中学校2年から飯田高校卒業までの5年間、吹奏楽班でユーフォニアム(ユーホニューム)を担当

大学の三曲研究部で琴古流尺八を始め、故二代青木鈴慕・人間国宝(2018年8月21日死去)に師事
      
1972(昭和47)年1月 浅草国際劇場の「艶歌のすべて 北島三郎ショウ」 で10日間「仁義」「盃」「誠」を尺八伴奏
      
1976(昭和51)年 渋谷東邦生命ホールで尺八リサイタル
曲目「みだれ」「一定」「箏四重奏曲」「詩曲」「鹿の遠音」「千代の鶯」

1991(平成3)年3月 NHKFM放送「邦楽のひととき」
に「明治松竹梅」出演
さらに1991(平成3)年7月「泉」、1992(平成4)年「末の契り」、1992(平成4)年6月「泉」再放送、など出演

      
2007(平成19)年 北原尺八教室をめじろ台に開設

2024(令和6)年、芸歴(芸道・竹道)58年を迎えた

稽古場 東京都八王子市めじろ台2丁目
      (京王線めじろ台駅徒歩6分)
     
      電話 042-668-1278
(お問い合わせは午前8時~午後8時まで、都合により留守電にしてありますので、ご用件を録音願います)

稽古日 日曜日・月曜日・火曜日・水曜日(午前10時から午後5時までの予約制)        
    ご希望により他も可能な日(午前中など)があり、ご連絡下さい。
月謝   
月2回、5000円 (1回約50分間)
月3回、7000円 (1回約50分間)
月4回、8500円 (1回約50分間)
ワンレッスン、3000円 (約1時間)

その他、ご希望により特別ワンレッスン2時間を設けます。(5000円)

入門料 3000円(ホームぺージご覧の方は半額の1500円)
      入門者には自費出版のCD2枚差し上げます。

初心者から対面式で一人一人指導します。まずは基本の音出しから。
 古曲を中心に宮城曲、現代邦楽、歌謡曲までご希望にも応じます。

琴古流本曲 三谷菅垣・雲井獅子・虚空鈴慕・鹿の遠音 など

地唄筝曲  黒髪・千鳥の曲・笹の露・残月・八重衣 など

宮城曲   春の夜・春の海・初鶯・泉・虫の武蔵野 など

現代邦楽  風動・詩曲・一定・萌春・出雲路・箏四重奏曲 など

その他ご希望により 童謡・唱歌・歌謡曲(著作権法に触れない曲)など

体験レッスン 500円(約60分) ご予約ください

初めての方には、安価な樹脂製の尺八を取り寄せます。竹製や木製を欲しい方は、別途ご紹介します。
取りあえず、貸し出し用のプラ管あります。

練習の状況により箏や三絃と時々合奏練習をして、年に一度は稽古場でおさらい会をします。

1976年北原康夫尺八リサイタルより、
杵屋正邦作曲・尺八独奏曲「一定」(いちじょう)が聞けます。
長澤勝俊作曲
「独奏尺八のため詩曲」
上記、青色線をクリックしてください。

金曜日・土曜日は家内が箏・三絃教室も開いています。
お試し体験を承っていますので、ご希望の方はご連絡ください。

近況と雑感(6/2)

5月10日、絶好の行楽日和になり、高尾山に出かけた。別のブログをご覧ください。

我が家の庭のサツキは昨年の剪定が良かったのか、花付きが良い。

枝豆やスチューベン、ブルーベリーが順調に育っている。枝豆はすべてのペットボトルを外した。
これからは芝刈りや、草取りで忙しい。

6月1日、いつものように草取りをしていたら、草むらにこちらを見つめる動物にぎょっとした。
2~3年前までいて最近は見かけなかった大きなヒキガエルである。薄茶色したヒキガエルは15センチ以上あり、手足を伸ばせば30センチくらいになるだろうか?

棒でつついたが、アガパンサスの茂みの中に入ってしまい、もうどこにいるのか分からない。困ったものである。

門下生にお知らせ
NHKFMの「邦楽のひととき」は月曜日と火曜日の午前11時から11時25分まで、特に箏・尺八の演奏が聴ける。だが最近はどんどん少なくなってきている。
もっと若手の上手い奏者を出演させるべきだ。古典にこだわらず、グループでも現代曲でも、もっと取り上げてもらいたい。

「邦楽百番」は水曜日11時から11時50分までです。これは一流の演奏者の特集である。

毎週土曜日にテレビ朝日で「題名のない音楽会」があり、時々邦楽器が出演しています。


テレビで尺八

2024-06-02 11:00:09 | 音楽・日々是尺八

最近テレビで尺八演奏を見かける。音楽番組は当然として、それ以外のバラエティー番組で偶然見る場合もある。

5月28日のNHK「うたコン」は美空ひばり特集だった。
ゲストに北島三郎が出演。歌は歌わなかったが元気だった。北島曰く、ある時の紅白歌合戦の白組のトリが北島で、美空が紅組の大トリだった。北島は「美空はプロ中のプロ」「とてもかなわない」と言っていた。美空は感情豊かで、曲により声質を変える。見事な人だった。
美空の持ち歌を現役の実力歌手がそれぞれ歌ったが、皆上手かった。

「りんご追分」は前奏が尺八だった。初めて見る井本蝶山は女性で、15歳で史上最年少の都山流師範となり、国際尺八コンクールで優勝している実力者だ。とても上手い。
唄は福田こうへいで、この人は民謡出身だから味わいがあり、上手い。気持ちが良い。
最近の「うたコン」の尺八は辻本好美も出演しており、女性が活躍している。

土曜日のテレビ朝日「題名のない音楽会」やNHKEテレの「芸能きわみ堂」では尺八の藤原道山が良く出演するので、結構知っている人がいるようになった。

過去の「芸能きわみ堂」ではパックンが挑戦したり、高橋英樹も挑戦して、音が出るとか出ないとか大騒ぎしていた。

最近もバラエティー番組をたまたま見ていたら、尺八を吹く人が出演していたのに遭遇したこともある。

5月28日夜の東京テレビ「開運!なんでも鑑定団」に出演したおじさんは鑑定品以外に、尺八を演奏できると尺八を持参した。演奏した曲は「矢切の渡し」だったが、あせってかすれた音しか出ず、司会者の岡田圭右にすぐに止められてしまった。

6月1日の「出没!アド街ック天国」は赤坂溜池山王で料亭が出た。そこの主人は何と東京芸術大学で尺八を習った程の腕前だった。カウンターでちょっと演奏する姿を映していた。


響け!ユーフォニアム

2024-05-29 16:01:06 | 音楽・日々是尺八

毎週日曜日のNHKEテレで「響け!ユーフォニアム」のアニメが放送されている。
少しだけ興味を持って見てみた。女の子がユーフォニアムをかかえて演奏していた。

私が学生の頃はユーホニュームと言っていたが、最近はユーフォニアムで通しているみたいだ。この楽器が注目されてうれしい。ユーフォニアムは中・低音楽器で主に対旋律を演奏する。これが実に素晴らしいのだ。 
最近聞きに行く吹奏楽では、ユーフォニアムに耳を澄ませる。

私がユーフォニアムを手にしたのは中学2年生の時だった。2年だったとは、実は吹奏楽は未だ1年次には無かったのである。私の記憶では父兄に寄付をしてもらったらしい。

晴れて2年生で吹奏楽班に入れた(簡単な試験もあった)のだが、小学生で小太鼓をやっていた経験があったので、小太鼓をと思ったら1年生で私より上手い人がいた。そこでトランペットや木管楽器などいろいろ吹いてみたら、ユーフォニアムが一番素直に音が鳴り、私に合っていると直感した。
唇の厚さや大きさで、トランペットの小さなマウスピースでは、唇がはみ出してしまい、音が漏れてしまった。ほとんど曲にならなかった。

それでユーフォニアムにどっぷりつかり、高校でもユーフォニアムを担当したいと思った。しかし高校では予算が無かったのか、ユーフォニアムは1本しかなく、もう1本の同じ音域で少し小さく古くてさび臭い「バリトン」を担当した。予算が通ったのか2年次には新しいユーフォニアムを手にした。

私たちの頃のユーフォニアムはラッパ状の朝顔部分の首が長く、朝顔は大きく開き、バランスが悪く演奏姿勢は悪くなってしまった。長く練習していると持っているだけで大変だった。
今は改善されて、コンパクトとなり、ピストンも3本から4本になっていた。

3年生の高校の夏の文化祭で「ベサメムーチョ」のソロ演奏したことが忘れられない。立ち上がってのスタンドプレーだった。ただ残念な事にオーケストラでは使用されない。それで私は尺八に転向したのである。

とずっと思っていたのだが、先日のNHKEテレ「クラシックTV」でオーケストラでユーフォニアムを演奏していたのを見たのだった。

ムソログスキー作曲、組曲「展覧会の絵」はピアノ曲である。それをラヴェルはオーケストラに編曲した。
その中の曲名は忘れたが、なんと主旋律をユーフォニアムが演奏したのである。
これには驚いた。ユーフォニアムがオーケストラで使われたのを見たのは初めてだった。

余談だが、NHK総合テレビの「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」でオーケストラの楽器の値段を放送していた。
バイオリンの高いものはストラディバリウス製作で20億円。弓でも1000万円。
シンバル奏者へのインタビューでは、ある交響曲でたった1回鳴らすだけでも、同じ出演料だそうだ。
ただし、いつ出るかと緊張して失敗は許されないので大変である。

楽器の運搬についても、大きなコントラバスは楽団で運んでくれるが、チェロは自分で背中にしょって運ぶ。衣装も楽譜もあるし、その上新幹線などでは隣の席分も自己負担らしい。大変である。
一方、尺八は一見楽に見えるが、尺八は何本も必要な時もあるし、着物一式、楽譜、時には譜面台。
地方での演奏会には着替えも必要。演奏者は体力も必要だ。

過去の私のブログを皆さんくれているようで、「黒幕のユーフォニアム」を見つけた。
3年前に書いている。改めて見てみると同じような文章を書いているのが恥ずかしい。

年を取ると同じことを何度でも繰り返すようになるもんだな。


2024年 おさらい会

2024-05-06 14:55:03 | 音楽・日々是尺八

5月3日、自宅でおさらい会(合奏練習会)を行った。

箏、三絃が中心で私の尺八は賛助出演だった。

野村正峰作曲「篝火」は2回ほど合奏練習をしたのだが、箏の演奏者が都合により「おさらい会」には出演出来なかったので当日の発表は無しだった。

私は宮田耕八郎作曲「れんげ草と蜜蜂」を合奏した。ところどころ休みがあり、その後の出だしがちょっと、つっかかってしまった。しかし全体的にはうまく、滑らかに演奏出来たと思っている。
曲は後半、蜜蜂が飛ぶが如くに箏は左手で「ビヨンンン」とビブラートをかけるのが面白い。

宮田耕八郎先生とは面識があるので先生と呼びたい。
大学生の頃、長澤勝俊作曲「独奏尺八のための詩曲」を聞いて感激した。初演者が宮田先生だった。
そこで尺八仲間数人と宮田先生宅に伺って「詩曲」の楽譜を買ってきた。五線譜のコピーだったが一人50円か100円づつ払ったと思う。この詩曲は「7孔尺八のための」となっている。宮田先生は綺麗で完璧な演奏だった。
この曲にあこがれて私は尺八リサイタルで5孔尺八で臨んだ。5孔では無理を承知だったが難しかった。ゆえにところどころごまかして演奏したのだった。

おさらい会の曲目は長澤勝俊作曲「とおい春の日」、杵屋正邦作曲「水のゆくえ」、舩川利夫作曲「箏と三絃のための嬉遊曲」、杵屋正邦作曲「雨の夜」、宮城道雄作曲「水の変態」、宮田耕八郎作曲「れんげ草と蜂蜜」だった。
午後1時から予定通り午後2時半には終わった。皆さんまずまずの出来だった。

後日、撮っていただいたビデオを見た。まずまずの演奏だが、尺八は曲の出だしが変な音だったり、上手くはいかなかった。全体的には良く音が出て、滑らかだった。


私の初心者指導方法

2024-05-05 12:35:40 | 音楽・日々是尺八

私が最初に教えるのは琴古流尺八で基本のロツレチリから。
先ずは、竹友社発行の「琴古流尺八初学入門手引」で音階の運指方法を教える。
全部の孔(あな)をふさいだのがロで、下から1孔を開けたのがツである。次がレでその次がチである。
次のリから運指は少し変わる。

尺八の音階で一番吹きやすいのが、西洋式で言うヘ長調である。
すると尺八ではツがドに当たる。すなわち尺八のツレチがドレミに当たる。

次のリがソに当たり、次のロはラになる。
すなわち尺八のロツレチリロは、ラドレミソラとなる。(シとファは半音で指で孔を少しふさぐ)

私は歌謡曲などを演奏するときは、常に音階で覚えており、それを頭の中でロツレチリに変換している。
したがって私がその曲を歌うことが出来れば、尺八で演奏出来ることになる。

聞いたことのある曲では、いきなり尺八でロツレチリと吹ける場合もある。音が頭に浮かんで来る。これは慣れだろう。

私が書いた基礎の楽譜は下の写真のとおり。

「入門手引」と照らし合わせて、指使いを教える。

尺八は日ごろの練習が必要です。定期的に練習しないと筋肉が落ちてしまいます。特に唇や腕の筋肉ですね。呼吸もそうです。
初心者の方へ、初めての見解です。唇は「ほこりを吹き飛ばす感覚で上下の唇を横にひっぱって」吹いてみてください。

音を安定する為にロングトーンを行います。これは吹奏楽で良く練習した方法です。それをすれば息が長く、良い音が出るようになります。私は甲のロを計ったところ30秒間だった。