石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

三重県 上野市西高倉 路傍の地蔵石仏

2011年08月31日 | 石仏

 

島ヶ原村に向かう途中、目に付いた路傍のお地蔵さんです。

 

三重県上野市西高倉寺辻

 

このお地蔵さんも道路工事で移動されたのかな?

自然石に彫られた可愛いお地蔵さん。

元は小さな磨崖仏だったかの様です・・・

 

宝珠を持つ手が堪らなく可愛いです・・・

 

道行く人の幾人が、このお地蔵さんに気付いてくれるでしょうか・・・・・

 

 

 


三重県 上野市寺田 三体磨崖仏

2011年08月30日 | 石仏

 

昨日の地蔵堂に向かう途中、五輪塔が目に付いたので

見てみると、藤棚の下に三体磨崖仏が在りました。 

 

三重県上野市寺田

此処も地蔵堂と同じく供花が枯れてはおらず

地域の人に大切にされているのが解ります。 

 

風化が激しく像容も定かではありません・・・・・

中尊が特に判り難いです。たぶん・・・阿弥陀さん?

向かって右は宝珠を持ったお地蔵さんでしょうか・・・

 

向かって左は宝剣が見えますのでお不動さんでしょうか?

風化が激しくても、磨崖仏を見つけると嬉しくなります・・・

 

 

 


三重県 上野市 寺田 地蔵堂石仏

2011年08月29日 | 石仏

 

毘沙門寺北向き地蔵の在る寺田集落の、地蔵堂内に在る地蔵坐像石仏です。

 

三重県上野市寺田

意匠は北向き地蔵と殆んど同じで、同一作者と思われます。

 

恐らく撫で擦られたで在ろうお顔以外は、摩耗も少なく良く保存されています。

 

 北向き地蔵と何処が違うのかと聞かれても、直ぐには答えられませんが・・・・・

 

 良く見ると蓮華座の連弁の彫り方と、錫杖の形が違うようです。

 

 伊賀の地蔵の特徴である立派な錫杖を持ち、衣文の流れも美しいです。

 

集落内に在る為か、供花も枯れてはおらず、線香の香りが漂っていました・・・・・

 

 

  


三重県上野市 三軒屋 見届け地蔵

2011年08月27日 | 石仏

 

 三軒屋の集落に、長田のお紋地蔵とよく似た地蔵石仏が在ります。

 

三重県上野市三軒屋

何処でも同じですが、良い石仏が在ると

その石仏を真似たものが造られる様です・・・

 

しかしまあ、よく似ています・・・

 

このお地蔵さんは、光背等に彩色が残っています。 

 

右目の上に石の班が在り、まるで片目をい目を瞑っている様に見えます。

 

 昔は後ろの稲田がよても良く似合う地蔵さんでしたが

今は立派な覆屋が建てられ、野の仏の風情は無くなってしまいました・・・

 

 

 


信楽町 仙禅寺 薬師三尊磨崖仏

2011年08月26日 | 石仏

 

岩谷山仙禅寺の観音堂、階段下の巨岩に三尊形式の磨崖仏が彫られています。

 

滋賀県設楽郡信楽町上朝宮字南岩谷 

薄暗い為判り難いですが、中央に薬師如来座と、脇に二体が彫られているそうですが・・・

 

 風化も甚だしく判然としません・・・・・

これ以上を求めるならば、照明を当てるしかないようです。

 

 横から見てもこんな程度・・・・・

 

下から見上げると更に判り難いです・・・・・

 

観音堂

 

 

 


阿山町 千貝 よきとぎ地蔵

2011年08月24日 | 石仏

 

阿山から信楽街道を行くと、農家の傍らに小堂が在り

阿山町に古くから伝わる民話にある

よきとぎ地蔵と呼ばれる磨崖仏が在ります。

 

三重県阿山郡阿山町千貝

磨崖仏の前に花頭窓(書院窓)を設けている為か

堂内に納められた石仏の様に見えます。

 良い感じです・・・

 

蓮華座に立つ地蔵菩薩と阿弥陀如来の双仏です。

 

信楽街道の峠越えの道中安全の為に彫られた様ですが・・・・・

色んな言い伝えが残っています。

 

お地蔵さん阿弥陀さん共に、とても良いお顔をなさっています・・・

 

春には桜が・・・・・

 

 

 


阿山町 石立寺参道の磨崖仏

2011年08月23日 | 石仏

 

石立寺参道脇の大岩に、六地蔵はじめ十五体の磨崖仏が彫られています。

 

三重県阿山郡阿山町

磨崖仏ですが覆屋が掛けられています。

六地蔵を中心に追刻されていったのか、配置がバラバラです。

 

六地蔵はそれぞれしっかりと彫られたものです。

磨崖の六地蔵良いですね~

 

左端に素朴な三体

 

観音さんの様ですが・・・

 

右端にも・・・

 

とても良い雰囲気です・・・

 

 


平群谷 久安寺 薬師如来石仏

2011年08月20日 | 石仏

 

久安寺集落の小堂内に、薬師如来石仏が祀られています。

 

生駒郡平群町久安寺北垣内

 

右手は施無畏印、左手に薬壷を持っています。

薬師如来の石仏は比較的数少なく、珍しいものです。

昔の写真では、蓮華座が見えていましたが、お堂が改修された折

板の下に隠れて見えなくなってしまいました・・・

 

形式化の進んだ衲衣衣文の表現。

 

とても親しみ易いお顔です。

施無畏印と言うよりも、ヨッ!と挨拶しているようですね。

 

昔は、河内に抜ける立石越え道に当たり、人の往来も多くあった事でしょう。

そうした人々に拝まれていた薬師さんだったんでしょうね・・・・・

 

 


大宇陀 徳源寺 布袋と一石六地蔵

2011年08月19日 | 石仏

 

大宇陀の徳源寺に、丹波佐吉の見事な布袋石像が在ります。

 

宇陀郡大宇陀町岩室

何と柔らかな彫りなんでしょう。

ずっと眺めていても飽きません・・・

 

過剰なまでに祀りたてられた物が多い中

無造作に置かれた感じがまた堪らなく良いです・・・・

 

日々の色んな出来事も、この布袋さんを見ていると

そんなに悩まんでもええよ・・・と言ってくれている様に思えます・・・

 

 

境内奥には大好きな一石六地蔵が・・・

 

三体ずつ二段の一石六地蔵

横一列の物よりも数は少ないです。

 

びっしりと蔓延った苔の為、像容は定かでは有りません・・・

 

 


香芝市 畑 阿弥陀如来石仏

2011年08月18日 | 石仏

 

名も無き石仏さんです。

何と無く良い佇まいなんです。

 

香芝市畑

ちょっと変わった、自然石のような 舟型の石に彫られています。

 

あまり風化していないので印相がはっきり見て取れますね。

 

少し小高い所に立っていて、いい感じ・・・・・

 

いつもコメントを頂いている、えいいち様から情報を戴き

一本松の阿弥陀如来石仏で在る事が判りました。

有り難う御座いました。