石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

三重県 名張市薦生 阿弥陀磨崖仏

2012年02月27日 | 石仏

 

名張市街から山添村方面へ名張川を辿ると

薦生集落の入口に木戸岩と呼ばれる大岩があり

そこに阿弥陀座像が彫られています。

 

三重県名張市薦生

大岩の道路側の壁面に川に面して彫られている為

車道からは全く見えません。

 

上野市や青山町、美杉村に見られる日神(ひかわ)型石仏のうちの一体で

なかでも唯一の在銘石仏として貴重な磨崖仏です。

 

嘗ては河原沿いに旧道が通っていたようですが・・・

 

磨崖仏の上方に狭い車道が通ってからはここを通る人も無くなり

只々川面をみつめるだけの阿弥陀さん・・・・・

この下流には家野の地蔵磨崖仏が在ります。

 

名張川沿い他にも二ヶ所磨崖仏が在るそうですが・・・

 


石切峠旧道の地蔵石仏

2012年02月07日 | 今昔

 

以前、石切峠旧道の石仏を紹介した折

三体の内この地蔵さんだけが見付かりませんでした。

 

三十数年前に撮影したものです。

 

二体の石仏のすぐ近くに在ったように思いますが

何度探してもが見つかりませんでした・・・

 

今回もダメ元で探したところ・・・なんとか見付ける事が出来ました!

 

枯れススキの藪の中に隠れていたんですね。

 

これじゃ判らない筈です・・・

 

三十数年ぶりでやっと出会えたお地蔵さん。

最早忘れ去られている様です・・・

 

 

 


京都府 笠置町 東山墓地道 両面地蔵磨崖仏

2012年02月06日 | 石仏

 

以前紹介した東山墓地道の地蔵磨崖仏

資料によると両面地蔵磨崖仏となっていましたが

左右後ろを覗き込んでも其れらしきものはありません。

最早無いものと半ば諦め掛けていましたが・・・

心の片隅に引っ掛かるものがあり、年明け早々ふらっと出かけました。

 

何時もは笠置寺の納骨堂方面から下るのですが

今回は東山墓地からこの谷に下ることに・・・

墓地入口の六地蔵に近づいた時・・・

何気に谷向の岩に目をやると・・・

 

ん・・・・・何か光背の様なものが見えます!

昂ぶる気持ちを抑えつつ谷に降りると其処には・・・・・

 

ずっと気になっていた磨崖仏が人知れず其処に・・・・・

確かに同じ岩の両面に地蔵磨崖仏が彫られていました・・・

 

隠れ蓑を着ているかの様に自然と同化しています・・・

 

この気持ち・・・言葉では言い表せません・・・

 

私は何十年ぶりの訪問者ですか・・・・・

やっと逢えたね・・・・・