石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

三重県 上野市 摺見 阿弥陀三尊石龕仏

2012年04月23日 | 石仏

 

古郡の北東に位置する摺見集落。

国道からかなり入った集落内の奥、細い道を辿ると清岸寺が在り

境内脇の墓地に珍しい阿弥陀三尊石龕仏が在ります。

 

三重県上野市摺見

墓石が立並ぶその奥に、立派な笠石と宝珠を載せた石龕が一際目を引きます。

 

奥壁に中尊阿弥陀如来を、左右の側壁に観音・勢至菩薩が刻まれています。

 

地衣類が纏わり着いているのが少し残念ですが

なかなか立派な阿弥陀さんです。

少し傾いているからかも知れませんが、首を傾げている様に見えるのは気のせいか・・・

 

左の側壁には勢至菩薩

 

合掌座像です。

頭部の破損が痛々しいです。

 

右側壁には観音菩薩

 

蓮の花瓶を持った座像です。

この辺りまで訪れる人は数少ないでしょうが一見の価値有りです。

 

 

集落に向かう途中で見かけた不思議な建造物。

 

 

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三重県 上野市 古郡 木津川岸地蔵磨崖仏

2012年04月16日 | 石仏

 

伊賀上野と青山町をつなぐ街道沿い。

古郡の木津川岸に地蔵磨崖仏が在ります。

 

三重県上野市古郡

川沿いの旧道に面して彫られている為

此処でも磨崖仏の背後を車道が通り

そこからは磨崖仏を見る事が出来ません。

 

名張市の蔵持町旧道の地蔵磨崖仏に

衣の流れが似ていると言う事で訪れました。

言われてみればそんな気も・・・

 

此方のお地蔵さんも、すらりと細身ですね。

 

手が届かない高い位置に彫られて、撫で擦り出来ない為か

蔵持町旧道のものに比べてお顔の摩耗が少ないです。

 

この国道、今まで何度も走っていましたが

まさかこんな所に磨崖仏が隠れていたとは・・・・・

 

 

 

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三重県 名張市 蔵持町 旧道の地蔵磨崖仏

2012年04月12日 | 石仏

 

 上小波田から下比奈知へのもう一つの旧道沿いに

玉子型の大岩が露出しており、地蔵立像が刻まれています。

 

三重県名張市蔵持町原出

タマネギ状風化のある球状岩に 刻まれた細身のお地蔵さんです。

 

三十年前の資料では尊顔が確認できましたが

今はご覧の通りです・・・

 

肩から裾への衣の流れが独特で、これと似た地蔵磨崖仏が

上野市古郡の木津川岸に在ると言う事です・・・

 

今は何とか開発の波から逃れられていますが、そのうち・・・・・

 

 

 

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三重県 名張市 上小波田 四体磨崖仏

2012年04月10日 | 石仏

 

上小波田から下比奈知への旧道沿い

(現在、ゴルフ場で寸断されている為通り抜け不可)

杉の木に挟まれた祠の中に磨崖仏が祀られています。

 

三重県名張市上小波田

如何にも曰く有り気な雰囲気が漂っています・・・

 

正面に刻まれているお地蔵さん

木の根に押し上げられたのか傾いています。

 

錫杖・宝珠の通常型地蔵さん。

風化が激しく像容が定かでは有りません・・・

 

右側面には二体のお地蔵さんが刻まれています。

 

木漏れ日に浮かび上がったのは、蓮華座に立つ合掌地蔵さんと・・・

 

大きな錫杖を持った、ぺちゃ鼻のお地蔵さん。

 

右奥にもう一体刻まれています。

 

半身土中に埋もれた合掌地蔵さんです。

これ等の詳しい事は解りませんが見つけた事だけで嬉しくなります・・・

 

古道・旧道に石仏在り・・・

 

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三重県 名張市 薦生橋袂の石仏

2012年04月09日 | 石仏

 

 古くから名張の桜の名所でもある薦生堤

薦生橋の袂に在る石仏さんです。

 

三重県名張市薦生

桜並木の堤防が橋の手前で途切れた所に佇んでいます。

 

自然石に彫られたお地蔵さんですが

このお地蔵さん、以前はヨノミの木(榎)の前に立っていたものが

成長と共に木の中に取り込まれてしまった珍しい石仏だったようです。

それを見たくて出掛けたのですが・・・

 

残念な事に数年前、ヨノミの木が落雷に遭ってしまい

お地蔵さんだけが残されました・・・

 

少し残念でしたが・・・桜堤と広い河川敷も似合ってますよ・・・

 

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