エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

新薬は「夢か 希望か 幻か」

2021-01-24 08:20:24 | “現代医学の功罪” 関連
7年ほど前、我々は “悲劇” なのか “喜劇” なのか 筋書きの無い “医療ドラマ” を観てしまいました。 人工再生細胞・ “STAP細胞” 疑惑(事件)です。 早稲田大学で博士号を取得した理系女「小保方 晴子」が、アメリカの大学で進めて来た再生細胞の研究を、丸ごと “理化学研究所” が引き受け、仮説・STAP細胞論をマスコミに発表したのが、そもそもの勇み足だったと思います。 すぐ “研究論文の捏造” や “データの改ざん” が発覚し、“美人研究員” も “理研” も「天国から地獄」へ逆落としだったのは、周知の事実です。 そこには、京都大学「中山 伸弥」教授が受賞した “iPS細胞” のノーベル賞が、深く関わっていた様です。 「京都大学に先を越された」「理研の地位が脅かされる」要するに、“焦った” と言う事です。
    
それが、医療・医薬研究で “飯を食う” 学者達の “浅知恵” です。 “夢の医療” や “夢の新薬” など、論理的・倫理的に生まれると考えるのが間違いです。 過去に そんな “夢物語” は、聞いた事がありません。 “STAP細胞” も ”iPS細胞” も、論文(仮説)が優れていたとしても 実用化など不可能です。 なぜか、iPS細胞による “角膜移植”・“心筋ベース” は、既に医療として施されています。 “夢の医療” として、世の中に普及しているでしょうか? 掛け声倒れで、成果が上がらないのが 実情です! 

生物の “神秘” として、“免疫” と言う 病気 や ケガ を免れる(自己治癒)機能を持ち合わせています。 切り傷 や 擦り傷 など 軽いケガは、放置しても治る “メカニズム” です。 現実に 再生細胞は、生体機能としてあります。 ただし、人の再生細胞を取り出し 試験管 や ビーカー で培養したとしても、純粋な 再生細胞 が出来るとは限りません。 寧ろ、人の免疫は 人工再生細胞を、異物として拒絶すると思います。 

 ◎ STAP細胞「小保方 晴子」


“STAP細胞” 事件が発覚後、アメリカのハーバード大学・医学研究所は「小保方」の論文を再検証し、新たな理論として数十の “特許” を出した様です。 ある意味で、彼女の理論が証明された? 然らば「小保方」は、マスコミによる「魔女狩り」で 地位と名誉和を 奪われた事になります! 事実であれば、彼女が遭遇した不幸を 気の毒に思います。 

私の思考は、常に “ネガティブ” です。 特に、医療・医薬 に対し否定的な立場にいます。 何故かと言うと、医学の歴史を多少 知っているからです。 誰(医学者)が 偉業を達成し、大勢の人を救ったのか? そんな偉人は、多くおりません! 例えば、天然痘の「エドワード・ジェンナー」? 結核の「ロベルト・コッホ」? ジフテリアの「フォン・ベーリング」? マラリアの「ロナルド・ロス」?・・・。 誰一人、名の知れた偉人はいないと思います。 また ノーベル医学・生理学賞 を受け、医療・医薬に輝かしい実績を残した人物はいるでしょうか? 論文による “仮説” が評価されただけで、医学に貢献し 人々を救った偉人はいないと思います。 単に、医学・医療 のイメージを向上させた “メッセンジャー” に過ぎません!

もう一度、再生細胞について言います。「再生細胞は 確実にあります」誰でも、高性能 “光学顕微鏡” があれば、皮膚の一片から再生細胞を発見する事は出来ます。 しかし 取り出した細胞を、試験管 や ビーカー で培養し、人工の再生細胞を造り上げる事は出来ないと言いたい。 何故なら、環境が生体内と異なる研究室で、どうして正常な “細胞分裂” が起きるのか? そもそも 37兆個ある細胞自体、個々に生体をコントロールしている訳ではありません。 実験的に生体から切り離された細胞は、人工的に培養した時点で 免疫に馴染まない “異物” でしかないのです。 ノーベル賞受賞した「オートファジー」の理論が正しいとしたら、細胞は人工制御など出来ません。 細胞をコントロールする微小生命体が、確実に存在するからです。 細胞は 司令塔がなければ、正常な働きをしないのです。 ですから「仮説は 仮説」です。 「机上の空論」は、実を結ばないのが現実です!

人々が待ち望む、“新薬” とは一体 何なのでしょうか? <ペニシリン などの抗生物質>か? <モルヒネ などの麻薬>か? <毒ガス兵器を応用した 麻酔>か? <インフルエンザの タミフル>か? <精力増強剤の バイアグラ>か? <国民皆保険制度を揺るがす オプジーボ>か? 夢の新薬(ワクチン)は、医者の助けになっても 患者の救いにはなりません! 

現在、“新型コロナウイル” の世界的流行を抑止する新技術として、“m RNA ワクチン” を研究・製造し、実績が無いまま “接種” を開始しました。 このワクチンが、“新型コロナウイル” に有効であれば、“夢の新薬”(ワクチン)として 世界中の人々から称賛されます。 ただし「ドナルド・トランプ」が 大統領選挙で勝利する為、製薬会社の尻を叩いて完成した “疑惑のワクチン” です。 どれほど “信頼” 出来るのでしょうか? 

そもそも、1年弱で “新型コロナ・ワクチン” が完成したとすれば、21世紀の “奇跡” です!