十勝の活性化を考える会

     
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絵 本

2020-02-25 05:00:00 | 投稿

 

令和2131日付け十勝毎日新聞の「編集余禄」欄に、以下の記事が載っていた。

 

『日本・中国・韓国の絵本作家が手をつなぎ、子供たちにおくる平和絵本シリーズというものがある。 そのひとつ浜田桂子作「へいわってどんなこと?」を見てみた。

1ページ目は、「せんそうをしない。」の一文。 「ばくだんなんか おとさない。」 「いえや まちを はかいしない。」 「だって だいすきな ひとに いつも そばにいてほしいから。」とページごとに続いていく。

 

分かりやすい文と絵。

読み進めると、ご飯が食べられる、みんなと勉強ができる、遊べる、ぐっすりねむれる、生まれてよかった、友だちになれる・・・など、日常の当たり前なことの尊さが自然と伝わってくる。

 

浜田さんは、「15年前、このプロジェクトが始まった。日・中・韓の関係はいつもぎくしゃくしている。自分たちは外交官ではないが、絵本を作っているアーティストとして、中国、韓国の人と平和の絵本を作れば、将来を生きる子供たちに大きな意味があるのではないか」とテレビで語っていた。

 

先日、米科学誌が毎年発表している、世界の終りまでの猶予時間を象徴する「終末時計」の最終時刻を「100秒」と発表した。昨年から20秒進めて過去最短となった。

終末時計の時刻は、過去1年の世界情勢に基づき決定する。核の脅威が深刻化していると警鐘を鳴らしている。絵本に描かれている「平和」を守りたい。』

 

 

「十勝の活性化を考える会」の令和元年922日付けブログにも、下記のとおり「原爆」や「平和」のことを書いていた。

 

【原 爆】

『広島市は86日、長崎市は同9日に被爆から74年の「原爆の日」を迎えます。以前、戦争の記憶を後世につなぐため、広島市の平和記念式典に参列する胆振管内の子供たちに同行して取材しました。6日には夜明け前から、多くの市民らがあちこちで祈りをささげており、街全体が厳粛な静けさに包まれていました。

 

広島、長崎の平和や原爆関連の記事を伝える記事では、北海道新聞を含め多くの新聞社が「ヒロシマ」「ナガサキ」というカタカナ表記をよく使います。特別な決まりはないのですが、地名の広島と区別するというのが理由です。私も当時の記事で「ヒロシマは時間も場所も越え、「子供たちに戦争の恐ろしさを刻んだ」などと書きました。

 

一方、広島市は特別な意味を込めて使っています。広島平和記念資料館のホームページによると、「被爆都市として世界恒久平和の実現をめざす都市であることを示す」と説明。その上で「全人類の共存という立場に立って広島の被爆体験を継承し・・・」といった使用例を紹介しています。

 

最近、国際情勢は不安定になっており、「核」への懸念が徐々に強まっています。そんな時だからこそ「ヒロシマ」「ナガサキ」という表現に込められた願いに、私たちは思いをはせる必要があるのかも知れません。 (令和元年83日付け北海道新聞夕刊「校閲の赤いエンピツ」記事)』  

「十勝の活性化を考える会」会長

 

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