uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


【7・10参院選 私はこれで投票する】憲法9条と平和 日本人はウソを見抜く能力が低いのではないか K・ギルバート氏

2016-07-08 05:15:14 | 日記
私は米国籍なので、参院選(10日投開票)の投票権はない。

だが、日本の国と自治体に、35年余りも毎年納税してきたから、

日本の有権者に希望をいう権利くらいはあるだろう。

 
日本は自由主義国家なので、政治家やその候補者、

あるいは政党にも表現の自由が認められる。

だから選挙の際にさまざまな主張が出るのは当然だ。

 
しかし、国会議員は、立法や予算審議などを通じて、

国民生活や国家の命運を左右する要職である。

永遠の野党であっても無責任なウソは困る。

政治的主張は、必ず理由と根拠を明確にして行うべきだ。

 
相変わらず、「日本が戦後70年間も平和なのは、憲法第9条のおかげだ」

と主張する政党や候補者がいる。

「9条を守れば戦争は起きない」

「集団的自衛権を認めると戦争に巻き込まれる」

「殺し殺される国になってはならない」などと叫んでいる。

 
加えて、安全保障関連法制の審議中から、

「徴兵制になる」と、若い母親たちの恐怖心を煽り始めた。

これらの主張は理由も根拠も何もない、無責任なウソの代表例だ。


 
赤ん坊が生まれる仕組みを幼い子供に聞かれて、

「コウノトリが運んでくる」「キャベツ畑で収穫される」

などのファンタジーを教える親がいる。

「憲法9条のおかげで日本は平和だ」という話も似たようなものなのだが、

子供時代に刷り込まれるせいか、成人後もこのウソを信じたままの大人が多い。


 
「平和のために憲法9条を守ろう!」という主張は、

「少子化対策のためにコウノトリを繁殖させ、

キャベツ畑の作付面積を増やそう!」と言っているようなものだ。

前提が間違っているから、それを根拠にした主張は荒唐無稽な笑い話になる。

 
論理的な思考を養うディベートの訓練を受けず、

性善説で平和に暮らせる日本人は、全般にウソを見抜くレベルが低い。

恐らく振り込め詐欺の被害が続く原因の1つだろう。

 
振り込め詐欺と大差ない、幼稚な「投票詐欺」に引っ掛かって、

ウソつきに1票を投じる日本の有権者には文句を言いたい。

ダマされる人が増えると、

多くのウソつきが国会議員になり、私の収めた税金が、

彼らの歳費や政党助成金に使われる。

この現実には非常に怒りを感じる。

 
コウノトリは赤ん坊を運んでこないし、キャベツ畑で赤ん坊は収穫できない。

同様に、憲法9条で日本の平和は守れない。

すべては子供時代に卒業すべきファンタジーだ。

 
逆に、9条は日本に危機を招いてきた。

島根県・竹島は韓国に不法占拠され、

北朝鮮は数多の日本人拉致を繰り返し、

中華人民共和国(PRC)は沖縄県・尖閣諸島を虎視眈々と狙っている。

ぜひ、日本の現実に即した1票を投じてほしい。


- SANKEI DIGITAL 2016.07.07-









ケント・ギルバート氏の主張は、総じて正しいと思う。

「憲法9条で日本の平和は守れない。」

氏の主張する通り、憲法9条があるから

日本は戦争を回避することができたと云うのはまやかしだ。



『憲法9条=日本を守る』と云っている一部の政党の主張には

私も賛同できない。


しかし、日本の国民がその主張に騙されてきただけで

憲法9条を守ろうとしてきた訳ではない。



そもそも憲法9条のできた経緯は、

自ら経験した戦争への反省から生まれた。


戦争による悲惨な経験を経て

もう二度とそんな過ちを犯したくないという

切なる思いから付け加えられた条文だった。



現在の日本国憲法の草案を起草したのはGHQだが、

9条を解け加えてほしいと云ったのは、日本国政府の方だったと聞く。


つまり憲法第9条は、

日本国を戦争から守るためのツールとして存在したのではなく、

歴史上幾度も繰り返されてきた戦争、

とりわけ悲惨だった太平洋戦争の

多大な犠牲を払った反省から生まれた条文なのだ。


仮に第9条も他の条文と同様、GHQの押し付けに過ぎなかったとしても、

戦争に疲れ果て、生活のすべての基盤を消失し

それでも必死に生きようとする当時の日本国民には

広く、そして強く支持され受け入れられた。


それは歴史上の事実である。



日本人は氏が主張するような馬鹿ではない。

平和憲法とコウノトリ、キャベツ畑の寓話をごちゃまぜにして

野党の主張に騙されてきた訳ではないのだ。


北方4島、竹島の奪還も、北朝鮮の拉致やミサイル、

中国の人を舐め切った態度などの前でも

憲法9条は全く無力であり、幾多の辛酸を舐めてきた。


そのことを百も承知しているのが、誰あらぬ日本人だ。


それでも尚且つ憲法9条を守ろうと云う意識が日本人に強かったのは、

戦争への反省があったから。

そして周辺国へ多大な迷惑をかけたことに対する

申し訳ないという気持ちが未だに強く働いているから。


その証拠に、今では日本は世界に冠たるNGO・PKOなどの援助国・支援国であり、

中国・韓国を除く世界中から、多大な尊敬を集めている。


日本のそうした地道な努力を、実績を

中韓の悪意に満ちた勢力が

歴史の事実を捻じ曲げ、すべて水の泡にし

窮地に追い込もうとしている。


そこに憲法9条の限界を感じ、何とかしなければと云う考えが

日本人の中にも浸透しつつあるのだ。


ただ、言葉で国を守ると云うが、

それを実行に移すには、大きな負担と犠牲がつきもの。


氏は「「徴兵制になる」と、若い母親たちの恐怖心を煽り」と云うが、

一旦日中戦争が勃発すれば、国力に勝る中国に対し、

無傷で勝てるとは到底思えない。

自衛隊の戦力だけで対峙することは不可能であり、

徴兵制復活は不可避だと考えるのが自然である。


それに躊躇し、迷っているのが今の多くの日本人の現状ではないのか?


確かに簡単に詐欺にひっかかる人、

政治や社会科分野に疎い人も多いが、

外国人に馬鹿にされたり舐められたりするほど

日本人は愚かではない。



7・10の争点は改憲だけではなく

むしろその話題は与党によって意図的に覆い隠されているため、

その他の争点に注目が行きがちだが、

心ある日本人は皆、今後の改憲・護憲問題をどう判断し

進めてゆくべきか熟考し、選挙に臨もうとしていると私は信じている。



既に期日前投票で、一票を投じてしまったオヤジが一句。






投票を したが未だに 迷ってる






お粗末。