uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
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警官狙撃後も続く警察への抗議デモ、スヌープ・ドッグさんも 米

2016-07-13 04:46:01 | 日記
【AFP=時事】米ミネソタ州とルイジアナ州で相次いで起きた

警官による黒人射殺への抗議デモが行われていた

テキサス州ダラスで警官が狙撃され5人が死亡した事件から一夜明けた8日、

ダラスでは追悼集会が開かれた一方で、

全米各地では警察の暴力行為に抗議するデモが続けられた。



ダラスで警官を狙撃し、

現場で警察のロボットに爆殺された元陸軍予備役のマイカ・ジョンソン(25)容疑者は、

投降するよう説得を試みた交渉人に対し、

犯行目的はミネソタとルイジアナの黒人射殺に復讐し、

白人警官を殺害することだと述べていた。

 
黒人に対する警察の暴力行為に反対する運動

「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」の指導者たちは、

ダラスの警官狙撃を非難しつつ、

今週末に予定されている警察への抗議行動は中止しないと述べている。

 
全米では8日、ジョージア州アトランタ、テキサス州ヒューストン、

カリフォルニア州サンフランシスコなどで大規模なデモが行われ、

首都ワシントンのホワイトハウス前でも大勢が抗議を繰り広げた。




■「足りないのは対話」スヌープ・ドッグさん



警官狙撃事件を受け、

全米では緊迫した人種間関係の修復を緊急に呼び掛ける声が広がっている。

ラッパーのスヌープ・ドッグさんとゲームさんはダラスでの事件から数時間後、

ロサンゼルス市警の前で、平和的な抗議行動を率いた。

ロサンゼルス出身の2人は、警察を非難することではなく、

警察との対話を試みることが目的だと語った。

 
ドッグさんたちの抗議行動中、市警では警察学校の卒業式が行われていたが、

2人はそれを知らずに抗議を実施したという。

スヌープ・ドッグさんは「今起きていることにはうんざりだ。

コミュニケーションが不足している。

対話をしたいし、そういうコミュニケーションがあれば、

彼ら(新人警官)が街に出たときにも、

どんな人間を相手にしているか分かるだろうし、

俺たちの態度も変わるだろう」と語りさらに、

「ある種の対話があることが分かれば、彼らも怖がる必要がなくなる。

そうすれば彼らも自分たちの仕事ができるし、

誰かを呼び止めたときには、

家に帰すか監獄へ送るかの前にまず対話だってことが分かるはずだ」と語った。

【翻訳編集】 AFPBB News


-AFP=時事 7月9日(土)18時1分配信-









日本で選挙が行われている最中、

アメリカでは大変なことが起きているようだ。





ダラスの警察官銃撃事件を受け、オバマ大統領は9日、

訪問先のワルシャワで記者会見し

「米国は誰かが指摘するほど分断していない」と語り、

人種間の分断の懸念払拭(ふっしょく)に努めた。


-毎日新聞2016年7月11日 東京朝刊-



とあるように、大統領が海外の訪問先で事態の収拾を図らなばならないほど

アメリカ国内が緊迫した情勢にあると云う事か。



問題の根は深い。



白人の黒人に対する差別。

誰でもが持てる銃社会。

警察の市民に対する高圧的な態度。



このままではオバマ大統領が必死で否定するように

アメリカ社会が分断されてしまう危機が現実になるかもしれない。


日本の大切な同盟国であるアメリカが

国内でそんな深刻な問題を内包していると、

いざという有事の際、役に立たなくなる危険性も出てくる。



アメリカ各地で事件が起きている点、

抗議デモも全土に拡散している点に於いて、

極めて深刻だとも云えるが、

希望もある。


記事にある『平和的な抗議行動』だ。



「警察を非難することではなく、警察との対話を試みることが目的だ」

と云うのであれば、まだ話し合いでの解決が可能と云える。


銃社会での警察官の治安維持は

確かに死の危険と隣り合わせであり、

行き過ぎた取り締まりを一方的に非難するのは酷なのかもしれない。


しかし、だからと云って、黒人が虫けらのように殺されて良いはずはない。


問題解決の糸口は、警察と市民の歩み寄りと信頼関係構築にあると見た。




そのヒントをテレビ東京

『未来世紀ジパング 祭典目前!沸騰のリオ 舞台裏で活躍!日本勢』

に見つけた。


オリンピックの話ではない。

リオデジャネイロでは治安悪化が深刻な問題となっているが、

ブラジル最大の都市サンパウロでは、

日本の交番制度と、警察の取り組み方法を取りいれ

成果を上げてきたと云う事だ。


1997年サンパウロ州で日本の交番制度を採用、

2000年、その取り組みを支援するため

JICAから18名の警察などの専門家を派遣、

日本式が伝えられてきた。


今ではサンパウロ州に134の交番があり

街中にすっかり溶け込んでいる。


そのおかげで2000年には12600件以上の殺人事件があったが、

2015年にはおよそ3/1の

3757件にまで減った。                    


日本式の何処が優れているのか?


それ以前の警察は果てしなく続く凶悪な殺人事件に対応するため、

軍隊式の力任せ。


とても怖い存在だったと云う。

しかし市民はそれに反発。

対立するような関係にあった。


警察官が日本式の意識と態度・姿勢に改め、

市民に接することで、市民にも変化が。

住民が警察と一緒に防犯に立ち上がってくれるよう、認識が変わり

自分たちも街を守らなければとなる。


犯罪の情報が通報されるようになり、未然に防いだり、

早期の解決に寄与するようになった。



強面(こわもて)だった警察も、今では

麻薬撲滅キャンペーンを主催、着ぐるみの警察官などが

幼い子供たちを前にして、軽快なサンバの音楽で踊りながら

親しみやすい、ソフトイメージで呼びかけていた。


市民と警察の距離が縮まることで、

安全なブラジル社会実現の先鞭を開いているようだ。


この成功例は、財政難など諸般の事情からリオデジャネイロなど

他の州では採用されていないが、

今後広がってゆくだろう。


もちろん日本の警察官の中には

決して自慢できないような行状の者もいる。

しかし多くの警察官の日ごろの努力が

世界に認められ、支持された結果として

素直に喜び、誇りたい。



こうした日本式の警察制度は交番を象徴として

世界中に広がりつつある。


シンガポールが有名だが、韓国・中国、インドネシア、

オーストラリアなども採用されてきた。

そしてアメリカにも一部存在する。


ニューヨークやハワイ・ホノルルなども採用後

大きな成果をあげつつある。


今、アメリカに一番必要なのが

日本の警察制度、交番制度の実践なのではないだろうか?

しかしアメリカ全土にただ広げるだけでは不十分だ。


銃規制と警察官の差別意識を無くする努力を徹底し

同時に進めてゆくことが、

問題を解決し安全な社会の実現に大きな役割を果たすハズだ。



昨日配信された画像で、抗議デモを阻む機動部隊に

ひとりで立ち向かい、行く手に立ち尽くす若い黒人女性の姿が

まるで天安門事件の際、戦車の前で進撃の前に立つ若者がオーバーラップし

とても印象的に感じたオヤジが一句。





アメリカの  治安が南沙に  影響し?






お粗末。