バクダン4つ!

難病患者の日記です。

趣味は釣り!!!

だから死んでないって。

2015年07月06日 09時48分37秒 | 他いろいろ
 ばぁちゃんの話に戻り。


 4月くらいから身体が痒いと何度かまぁちゃん達が皮膚科に連れて行ってた。


 疥癬といってダニによる感染症の検査もしたけど何も出ず、老人性の乾燥であろうと、
  軟膏もらって様子を見てたが一向に良くならない。


 病院を変えて再度検査。



 疥癬でした。


 以前いた施設に疥癬の方がいたとの事で、ばぁちゃんには移ってなかった、良かった、と思ってたら
  何のことはない、ちゃんと移ってた。


 内服と軟膏を頂いて施設にお願いしたが、かゆみがあるもんだから、本人はイライラして、
  しかも、他の入所者に移したらいけないので部屋にいてほしいのに、
   ばぁちゃんは一人で歩けるものだから部屋から出てすぐのホールに行きたがる、
    それを止めたら余計に逆上する。




 「うちの施設にはいません。前の施設からもらってきたんです!」


 の一点張りのグループホーム側。



 知ってますって。だからどうしろと?



 対応が分からないのか


 「前の施設はこんな方にはどうやって対応してたんでしょうか?!」



 素人のまぁちゃんに聞いてどうする?そこでもらってきたんだから、そこに帰って治してもらえ、とさえ聞こえる。



 その施設のせいにするなら、対応のマニュアルとかないのなら、恥をしのんで電話して聞けば?


 


 ってか、申し訳ないが、うちは痒いと言うのを放っておいた訳じゃない。



 3回病院に行って見つけてもらえず、4回目でやっと分かったんだ。



 その少し前にベッドが低いから新しいのを持って行って置き換えてたら、
  ベッドの下は埃だらけだった、って言ってたけど、本当に申し訳ないが、他の方に移ってるならもう移ってるわ。



 
 そのうち、本人の対応ができず、どこか入院できる所はないか、と言ってきた。


 「疥癬で部屋に締め込むことができず、本人がキレて大変なので入院させてくれ」


 と言えか?


 それを家族に探せ、と?




 じゃあそれならそちらが探してください、ってもんだ。


 元介護福祉士の孫キレる。



 その総合病院や心療内科の先生にも相談したらしいが、そりゃあ皮膚疾患とかそんなので入院させてくれる病院なんてないさ。


 結局は「家族に手伝ってもらえ。」と言われたとの事で


 「少しでもいいので施設に来て本人さんと一緒に過ごしてあげてください。」


 との電話が掛かり、イライラ爆発のばぁちゃんをなだめに毎日まぁちゃんは行ってた。




 そのうち右手が動かない、との前回に書いた話があり、ギプスみたいなので固定しなくちゃいけないし、
  施設では大変だろう、とのことで入院させてくれる事になり、丁度良かった、と皆で喜んで、施設にも連絡。



 もしかしたら祝賀会でも開く用意も始まってたんじゃあ・・・。


 

 ところが、それじゃあ問屋は卸さない。



   
 いざ、病室に行ったらばぁちゃん暴れ出し、


 「こんな所いやっ!!!殺されるっ!!!」

 
 みちさんに殴りかかるわ、噛み付こうとするわ、叫びまくるわで、まぁスゴかったらしい。



  師長さん飛んで来て、即入院不可!



 はい。招かれざる客は心から招かれてないのにグループホームに帰りました。


 やったーっ!入院ーーーっ!!!っと上を下への大騒ぎであったであろう職員さんたちの
  落胆、怒りが目に見えるようでした。



 それからも毎日まぁちゃんは施設に。



 「今日行ったら職員さんとばぁちゃんが外を散歩してた。車の中で見てたけど、イラついてるばぁちゃんに
   職員さんもイラついて強く言ってる・・・。あれじゃあ余計にキレるわ・・・。
    もう退所させて前の施設に入れてもらってまた別の施設探してやりたい。」



 とまで言い出した。転倒して骨折、入院しかないな・・・と皆で話してた。



 職員が対応に疲れ果てイライラするのも十分に分かる。


 それをやってたのが責任者の職員さんらしく、余計に不審に思ったらしい。


 やっぱり無理か・・・っと思い、私も元の施設に電話とかして相談してた矢先。




 ?まぁちゃんから電話・・・???


 その前の夜、11時半くらいにばぁちゃんが転倒したと電話があった。
 次の朝、職員さんが起こしに行ったら意識が無かった。
 救急車を呼び、掛かってる総合病院に搬送した、病院に行ってください、と朝電話があった、と。
 脳内出血を起こしており、緊急オペ中、との事。



 骨折じゃなく、頭打ったか・・・。



 急性硬膜下血腫、といい、打撲などでの出血が脳を圧迫しており、それを取り除くオペ。



 命に別状は無いが、こんな事で入院することになるとは。




 2ヶ月くらい掛かるし、もうそのグループホームに帰る事は嫌なのだったら、もう退所にして、
  退院するときにソーシャルワーカーさんに別の病院、施設を探すお手伝いをしてもらうことにしました。




 それからもせっせと病院に行くまぁちゃん。


 「意識も戻って身体は動かないけど口は達者なモンよぉ。
   今日なんか、「あたしは死んだから家に連れて帰ってぇ!」って言うのよぉ!なーにそれぇっ!!!」



 爆笑!



 題名はその時のまぁちゃんの返答です。



 

 本人も家族も大変だったグループホームでの生活は終わりました。


 それにしても凄い大変だったと思う。


 施設の職員さんも大変だったと思うけど、まぁちゃん達も大変だった。



 お金を払ってるんだから、ではないし、お願いしたからそれまで、でもなく、
  在宅生活の延長のグループホームではあるけど、施設に入れたのに、
  このたった4ヶ月の間、30回は施設に行ってるんじゃあないだろうか。いや・・・もっとか・・・。



 嫌だなぁ・・・と思いながらの入所ではあったが、案の定でした。



 せめて病院の併設の施設だったらここまで酷くはなかったな。



 

 今の間はまぁちゃんたちも少し余裕ができたようです。



 今日は私も先生の話を聞きに行くついでに久しぶりに会ってきます。


 疲れるんだろうなぁ・・・。



 
 まだ先は長いぞぉ・・・。どうなるかなぁ。