健康の為に？

難病患者のクセにヘビースモーカーのあたし。



禁煙しようとしてストレス溜めたら再発したら大変なので（？）禁煙しようとしたことすらなかった。

まぁ、勝手な言い訳だが。




いやらしく20円ずつ上がる値段に一箱1,000円になったら止められるか？いや、やっぱり吸うんだろうな、という会話を何十回したことか。



IQOSの匂いも嫌いで、吸ってみたこともあるけど、絶対にムリだと買おうとさえ思わなかった。

それどころか、こんなモンにすがるぐらいならタバコ止めりゃあいいじゃん！とさえ思ってた。





だが。


この一年くらい、益々タバコの本数が増えて、自分でも怖くなってた。




最近コンビニに行き、支払いの列に並んでる時に見つけた新しい電子タバコのグローgloってヤツ。


今ならキャンペーン中で5,000円。



……。……。………。


年も年だし、いい加減、自分の身体の事も考えなくちゃいけないんじゃね？と今さら気付く難病患者。


不味くても構わないっ！と心に決め購入。



メンソールじゃないの二種類買ってみた。




……。……。……。



マズイ……。



でも自分の為、周りの人の為、ちゅーちゅー吸った。


夜、会ったツレにも


「ほれ。吸ってみ？」


と勧め、マズさを共有。


人が吸ってたら、大嫌いなIQOSと変わらないような匂いが分かる。


くさい……。


焦げたお茶っ葉の匂いと味。






「これ吸うくらいなら死んだほうがマシだっ！」


と逆に決心させてしまった。




でも不思議なモンで、飲んでる間、ずっとちゅーちゅーしてたらそれに慣れてしまい、朝、残ってた大好きマルボロ吸ったら……もう全く味に馴染めなくなってた……。



私はこれから健康になるためグローに変更します！



長生きするどっ！！！

今時の若者だから？

急にネットが繋がらなくなった。


そして今日、17時に直しに来てくれる事になった。




……。……。……。来ない。



20分になって電話が掛かってきた。




「ご連絡遅くなってすみません。……。あの……迷子になってまして……。」


「はっ？！今どこですか？？？」


言っちゃあ悪いが、うちの家、手書きの地図も描きやすいくらい分かりやすい所。


「あの……。……。どこなのか……」


「はぁっ？！何が見えますか？？？」



「……。……。………………」


30秒は黙った。



テメェっ！目ぇつぶってんのかぁっ！！！




電話切れたのかとさえ思ったら



「○○商店……」


「はぁっ？どこそれ？××町ですか？？？」


「えと……あの……近くにいるとは思うんですが……」


「……。」



どこにいるかも解ってないヤツが決めるな、と言い掛けたら


「あっ！○○マンションが見えました！！」


「あぁ……。じゃあ、そこを真っ直ぐ行くと左手に広い駐車場があるので、その２番にシルバーかゴールドみたいな車があるので、その前に停めて下さい。」


「分かりました！」




仕方ないので迎えに出たら庭の前を白い軽四……。




誰が駐車場抜けて曲がってこいと言った？？？



うちの前は車が１台入れるが、通り抜ける事はできない道。


大通りに出るために自転車やバイク、通行人はとても多い。



だからわざわざ駐車場に停めろと言ったのに、なぜわざわざ入って来た？？？


前も後ろも自転車や、歩く人が沢山で迷惑極まりない。



思わず車のボディをバンバンバンと３回ぶっ叩いた。



助手席のドア開けて



「ここは真っ直ぐ通り抜けられないんです。あそこの駐車場にシルバーの車無かった？？？」


使えなさそうな若者。




「いや……ありました……」


「は？……じゃ、なんで？？？」


「すみません。」



前後の人たちに迷惑掛けて、ソロソロとバックで来た道を戻る。




あと５発叩いても良かった。


いや、本人をね。




何故わざわざ言った事を聞かない？？？






10秒前に言った事について何を考え、何を工夫してみんなに迷惑掛けた？？？



5時を過ぎて迷子になってる時点でなぜ直ぐに客に電話しなかった？


置けと言われた所に何故わざわざ置かなかったか、端から端まで突き詰めてやりたかったが、この先、会う事も無いだろうし、後はネットさえ繋いでくれれば用事はないから黙った。



若者だから？


理解できない行動。



明日でも職場の若者に聞いてみよう。




疲れた……。

終わった。

やっとお葬式が終わりました。


バクダン達も友達のお通夜には行ったけど、お葬式まで出るのは、こうはひじぃちゃんの時はちっちゃかったし、ゆうは風邪で出てなかったから初めてみたいなもので、すべてに興味津々で火葬場の窯（？）には、自分が入るのか？！と言わんばかりに覗きこむ始末。



お骨を拾う時も


「こんなになるんだぁ……。これが骨かぁ……。せきずい……。」


二人が唸りながら。



教科書より勉強になったよ。


ばぁちゃん、ありがとう。



棺にお花入れながらあたしも一個だけ涙が出た。



バクダン達を見守ってやってね。


お疲れ様。

忙しそうだ。

明日は朝からこうバクダンの練習試合。


昼からはゆうバクダンのエステに行き、夜はお通夜。


それが、火葬場が空かない、や、行きつけ（？）のお坊さんが忙しいとの事でお葬式が伸び伸び。


寒いからかな？



ばぁちゃん、待っててくれ。

ばあちゃんに会いに。

亡くなる３日前にバクダン達は、まぁちゃんに連れられ、ばあちゃんに会いに行ってたが、寝ていたため話掛けることもできないまま亡くなった。


ゆうはともかく、電話で伝えたこうは泣くんじゃないかとは思ったが泣きはしなかった。



今日、二人を連れて葬祭会館に会いに行ってきました。



どうかな？と思ってたけど、泣かなかった。


そうかと思ったら、こうが先に、そしてゆうも、ばあちゃんの顔をそっと触った。



あたしは……怖いでもなく……一度も触ってない。


なのに二人は優しく優しく何度も何度も撫でた。






友達の時は触って……泣き崩れたのに。



気持ちが無いからかな。


そうだろうな。




ごめんね、ばあちゃん。


冷たい孫で。



あなたのような人にはなりたくない。




小さい頃はかわいがってくれてありがとう。



長い人生、お疲れ様でした。