バクダン達が体育祭前の代休のため、引き連れて遠い山の中の公園へ。
そこには恐ろしい、それはそれは恐ろしい滑り台がある。
滑り台とはいうが、それはまさしく直滑降。
伝わるだろうか。
バクダン達が保育園の頃の遠い昔に行ったことはあるが、ゆうは一人で降りたが、あたしは恐ろし過ぎて滑ることが出来ず、恐いながらも滑りたいこうは、全く知らないお母さんに抱っこしてもらって滑った……。
ありがとうございました。
今日は思いつきリベンジへ。
ヒャーヒャー言うバクダン達に爆笑しながら自分もその場に座ると2m下に降りるだけなのに手が離せない。
平日のため、誰もいない山の中にあたし達三人の奇声が響き渡る始末。
なんだかんだでこうが一番先にリベンジを果たしました。
そして一度できたら何度も何度も。
座り込むあたしとゆうにハッパ掛けながら
「ほら。こうやって……しゅっとっ!!!」
滑って行く……。
「あんたが我が家でヒーローに初めてなってるな。」
「うんうん。」
普段は こうの事を全く認めないゆうまで大きく頷く。
私も負けてられない!と、
「kanon家と周りの友達たちの健康と繁栄を願いぃっ!そんで強い人になるぅぅぅっ!!!」
と朗々と詠い上げ、さあっ!!!
手を離せないの……。
そして二人で座ったわ。
「ここをこうすればいいと思うのさ。」「じゃあ、やってみて。ハイ。」「絶対に横に落ちることは無いハズなんだ。」「じゃあ、やってみて。ハイ。」「靴が引っ掛かったらイヤかも。」ポーン。ゆう、黙って靴を飛ばす。
この目の前にあたし達の頭上にいる出っ歯と同じ顔のヤツがいます。
……。……。……。
「山がキレイねぇ……。」
「そうだねぇ……。」
「今晩、晩ごはんどうするー?」
「今、お腹すいてないー……」
「だねぇ……」
……。……。……。
でも、今日は絶対に滑る。
決めたもん。
みんなの健康と繁栄を願ってるもん。
強い人になるんだもん。
滑らなきゃ、絶対に後悔するもん。
そしてやったわ。
やったったわっ!!!
死んだと思ったわ。
40分掛かったわ。
そして、肘を擦ったわ。
軽くヤケドよ!
でも、出来た人間は人にも強く優しくなれる。
「ゆう、大丈夫。絶対にやれる!ここまでっ!抱っこしてやろうか?!」
「そうだ!ゆうちゃん頑張れっ!!!」
「絶対 無理ってぇっ……!」
「こうやって……しゅっとっ!」
隣まで行ってレクチャーするが、
「じゃあ、絶対に大丈夫って言うんなら、ママもう一回やってよっ!」
二回目 滑りましたがな。
死ぬかと思った……。
そんで、ポーンと脱ぎ捨てた靴とKEYTALKのなんちゃらが付いたカバンを置き
「さぁっ!ここまでっ!一秒だけってっ!!!」
「無理ぃっ!!!」
「じゃあ、歩いて降りてこい。」
「えー……」
やるか?!
その応酬20分やったが……ゆうバクダンは無理だった……。
こうに靴を投げてもらって、スゴスゴと履くゆう。
「ゆうちゃん、滑れやぁ……」
「無理ぃ……」
こうと二人で凄い達成感を味わい、
「あんた、来年の受験前に連れてくるからな。」
という言葉で締めくくりました。
あたしの周りの人、みんな健康で繁栄することになったからねっ!
あたしも今まで以上に強い人間になったから!
疲れたぁっ!!!
そこには恐ろしい、それはそれは恐ろしい滑り台がある。
滑り台とはいうが、それはまさしく直滑降。


バクダン達が保育園の頃の遠い昔に行ったことはあるが、ゆうは一人で降りたが、あたしは恐ろし過ぎて滑ることが出来ず、恐いながらも滑りたいこうは、全く知らないお母さんに抱っこしてもらって滑った……。
ありがとうございました。
今日は思いつきリベンジへ。
ヒャーヒャー言うバクダン達に爆笑しながら自分もその場に座ると2m下に降りるだけなのに手が離せない。
平日のため、誰もいない山の中にあたし達三人の奇声が響き渡る始末。
なんだかんだでこうが一番先にリベンジを果たしました。
そして一度できたら何度も何度も。
座り込むあたしとゆうにハッパ掛けながら
「ほら。こうやって……しゅっとっ!!!」
滑って行く……。
「あんたが我が家でヒーローに初めてなってるな。」
「うんうん。」
普段は こうの事を全く認めないゆうまで大きく頷く。
私も負けてられない!と、
「kanon家と周りの友達たちの健康と繁栄を願いぃっ!そんで強い人になるぅぅぅっ!!!」
と朗々と詠い上げ、さあっ!!!
手を離せないの……。
そして二人で座ったわ。


この目の前にあたし達の頭上にいる出っ歯と同じ顔のヤツがいます。
……。……。……。
「山がキレイねぇ……。」
「そうだねぇ……。」
「今晩、晩ごはんどうするー?」
「今、お腹すいてないー……」
「だねぇ……」
……。……。……。
でも、今日は絶対に滑る。
決めたもん。
みんなの健康と繁栄を願ってるもん。
強い人になるんだもん。
滑らなきゃ、絶対に後悔するもん。
そしてやったわ。
やったったわっ!!!
死んだと思ったわ。
40分掛かったわ。
そして、肘を擦ったわ。
軽くヤケドよ!
でも、出来た人間は人にも強く優しくなれる。
「ゆう、大丈夫。絶対にやれる!ここまでっ!抱っこしてやろうか?!」
「そうだ!ゆうちゃん頑張れっ!!!」
「絶対 無理ってぇっ……!」
「こうやって……しゅっとっ!」
隣まで行ってレクチャーするが、
「じゃあ、絶対に大丈夫って言うんなら、ママもう一回やってよっ!」
二回目 滑りましたがな。
死ぬかと思った……。
そんで、ポーンと脱ぎ捨てた靴とKEYTALKのなんちゃらが付いたカバンを置き

「さぁっ!ここまでっ!一秒だけってっ!!!」
「無理ぃっ!!!」
「じゃあ、歩いて降りてこい。」
「えー……」
やるか?!
その応酬20分やったが……ゆうバクダンは無理だった……。
こうに靴を投げてもらって、スゴスゴと履くゆう。
「ゆうちゃん、滑れやぁ……」
「無理ぃ……」
こうと二人で凄い達成感を味わい、
「あんた、来年の受験前に連れてくるからな。」
という言葉で締めくくりました。
あたしの周りの人、みんな健康で繁栄することになったからねっ!
あたしも今まで以上に強い人間になったから!
疲れたぁっ!!!