悪性、悪性、悪性。

じぃちゃんやっぱりガンでした。

診察室で説明されて逆に驚いた。

カンファレンス室とかに入るのかと思ってたし。




「悪性の組織が見つかりました。12ヵ所細胞を取って検査したんですが、そのうち６ヵ所から。」


……！……。……。……。


「でも、よくあるガンのステージというのと前立腺ガンの評価は違って……」



覚えてる事を要約すると、




前立腺というものは左右にある。


左右に悪性組織はあった。

前立腺ガンは良い方から３、４、５点で、右３点、左３点の計６点が一番軽いガン。

悪いのは５点＋５点の１０点だそうで、じぃちゃんは３＋４の７点。


一番多い点数だそうで、

「転移とかも調べなくちゃあいけませんが、多分、大丈夫でしょう。それを調べてから治療方法を決めていきましょう。命がどうの、というレベルではないですからね？」


と、やっとお話がたどり着いた。


脱力、というか、ちょっと涙が出そうだった。


とりあえずＣＴ、MRI、骨シンチという、造影剤みたいのを入れてガンがどこにどれだけあるのか、転移はないのかを調べる検査をするそうです。


とりあえずその日はＣＴを撮って帰ることになったんだけど、ここでごっつい母娘のガン患者への鉄槌が落ちます。


今日はとりあえずご報告まで。

続きます。