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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

平成7年の落書き?!住民プロデューサーの時代へ

海外から戻り、各所との連絡を取る中で、色々と気づくことが多いです。新時代に対応した態勢を創っていかないと、これからの時代は厳しいと同時に、いよいよ住民ディレクター、特に「住民プロデューサー」のニーズが高まる時と感じております。田舎も都会も海外もなく、どこにでも必要な人材として住民プロデューサーの時代の到来を感じます。

 今回、日経地域情報化大賞を受賞される地域SNSをはじめ「使えるIT道具」はほぼ出揃いました。安価にまたは無料で使える道具が揃ったところでやはりこの道具群をいかに活用し、何をしていくのか?以前ならお金の作り方、まわし方が結構大きな位置を占めていましたが、今はこれだけ道具が無料に近い状態になったことから考えると、バラバラな人々やグループ、組織を融合し総合化、統合化するプロデュース能力、コーディネイトすることで無から有を産み、お金にしていくプロデュース能力が求められると思います。住民ディレクター活動は映像コンテンツ制作もしますが、そのプロセスで培われるこのような企画力の育成を目指し、長年多くの方々と仲良く楽しく土壌を培ってきました。

 住民プロデューサーの周囲には困っている人がたくさんいらっしゃると思います。その方々の問題、課題を明確に表現し、解決策をネットワークで実践して行くことが住民ディレクターの目的です。開放的で、人と付き合うことが好きで、社会貢献に関心があり、ボランティア精神もあるけれどしっかり稼ぐことで地域や社会に還元していく人間像が住民ディレクターであり、住民プロデューサーです。すでに各地で住民プロデューサーが活躍を始めていますので、スタート当初よりは理解されやすくなっていますが、まだまだ今からが新たなスタートです。

 海外に出る前にたまたま古い資料を見ていたら、平成7年、テレビ局を退職した直後に描いていた住民ディレクターの全国ネットワークの手書きのイメージ図を見つけました。(写真)平成7年にイメージしていたことが13年後に何とか実際にカタチになってきました。当時は熊本県内98市町村を歩き、まず熊本からと考えていましたからこのように熊本がアップで東北、北海道が小さいですが、確かに全国ネットワークをイメージしていました。

 今週末には宮城県、仙台市など、11月には岩手県、宮古市などを歩きますが、何とかここまでくると次はもう一度これを破壊し、新しい創造へと向かっていきます。今の時代に即した新しいカタチを模索しています。

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