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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

山江村のさんちゃん

 さんちゃんという変人が山江村にいます。役場に最も近い酒屋さんです。今でも山江、人吉に行くと必ずさんちゃんところで焼酎を買っていきます。いくらお金がなくても安売り店には行きません。焼酎を買うということがさんちゃんと会うということと同義です。平成3年の頃からのおつきあいですが山江村の中で一番ことばがわからない人です。純粋山江弁を話す人といったほうがよいでしょうか。まして焼酎が入ってスピードがあがるとほぼ90%わかりません。あんまりわからないので一度松本佳久さんに聞いたことがあります。「やっぱりあれほどの山江弁は地元の人にしかわからんものでしょうね?」「そぎゃんことなか(そんなことはない)、わたしらにもわからんとですよ」、という答えにびっくりしました。方言というより話し方が独特だったんですね。

 しかしこの人の笑顔は松本さんとはまた違った味があります。さすがにこれは写真と文章では出せませんね。とここまで書いてわたしがお伝えしようと感じていることは全国津々浦々、どこもそうなんだということがあらためてわかりました。自分は書きながらあのさんちゃんの何とも知れぬ山江弁がどこからともなく聞こえているのですが、皆さんには想像できない。ここもわたしがテレビ、映像、動画でしか表現できないと感じる人間の人肌感覚があります。勿論会わないとだめですが会う為の動機には十分なり得る。八百万人紀行はやはり映像伝です。今年は皆さんに会いたくなる魅力的な人々をいっぱいお伝えしようと考えています。

 ツィッターにこういう人達がもしわんさか入ってきたら?しかも映像で乱入してきたら?生で登場してきたら?わたしはそんなツィッター活用法を考えています。今のところそれ以外にあまり面白さを見つけられないですね。情報収集の道具としては便利は便利ですが。

 テレビ局のテレビ離れの解決策もこういう各地のひとたちと確実に信頼関係でつながっていけるかどうかですね。で、テレビ局にはそういう人材がいない、またはゆとりがないということになります。ではどうするのか?プリズムはそういうつながりを創ることが地域活性化になり、地域にも貢献できると考え起業しました。プリズムはようわからんといわれながらも12年間こういうことで仕事をさせていただいてきたのです。

 熊本、山江村を振り出しに日本列島にさんちゃんや松本さんを探し歩き、仲良くなり、一緒に地域の課題に向かい、今があります。わたし自身が楽しく各地のさんちゃんと信頼関係を築くことが仕事になっていきました。今こそこの人間資産をお互いに生かせる時が来ていると感じています。

@写真 店の前でポーズをとってくれたさんちゃん

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