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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

隠岐・海士町から東京・渋谷へ

 隠岐の島、海士町(あまちょう)の4日間を終え、東京に戻った。今日の昼までは人口約2,500人の離島、夜は駅周辺だけで2,500人どころではない東京・渋谷に。あのきれいな海、おいしい魚、米、水・・・、から一気に騒音、ネオン、人だかり・・・、この落差の体感が地域を考える上で意外と役立つ。同じく日本だから、どちらかだけでは全体の課題は見えないし、解決策も出てこないはずだからだ。
 さて、海士町には初めて行ったが、さすがに4日間いるとすっかり落ち着く。今回の最終日だった昨日はとうとう深夜まで飲み明かし、初めてこのブログに穴を開けてしまった。民宿に戻ったらバタンキュー状態で朝までぐっすり眠り込んだ。昨日は夜7時から宿泊している民宿を会場に住民ディレクター講座を開いた。講座が終わって乾杯の後、全員の感想を聞いたが、予想以上に皆さんの反応はじわりと深く浸透したようだった。海士町はI、Uターンが多いところでこの人たちが動く、動く、動く・・・、海士町はそういう意味で「よそもの」を応援団にするのがとっても得意なようだ。昨夜も講座には全く関係なかった東京のブロガーの女の子が地元のブロガーに連れられて民宿にやってきた。この地元の男性も東京の女の子も講座後の開口一番「映像って強いですねえ」と言っていた。山江村のこと、住民ディレクター第1号、松本さんのこと、またさっそく海士町のことを役場職員の山岡さんがリポートしたビデオも披露したが、それを見るだけで山江村に行きたくなり、ブロガー仲間に海士町のことも伝えやすいと話していた。
 特に地元のブロガー山口さんは音があることで全然違うことを体感したという。水中展望船に乗って船上から海士の海をリポートする役場職員山岡さん、「昔はどうじゃった」「離れ島の木が虫でやられてしまった」「ここは水深が深くなく魚も多い」「自分が小さい頃はここでも鯛が釣れた」などなど、まるで海が自分の庭のようだ。黙って眺めていても十分魅力的な海だが、映像にするとやはり生の醍醐味は薄れる。そこに自分との関わりを語ってくれる人がいることで映像の海がぐっと見る人の身近に迫ってくる。いわゆる臨場感が増すのだ。これはとても大事なことでプロとは違い映像の技術はない素人の最大の特色になる。ラジオ番組だと思えばいい。話がきちんと伝わればそこに映像がつくと、さらによく伝わる。と、いうことなのだ。それをやっているうちに映像もだんだん上手になってくる。すると本音や素直な気持ちにとてもやさしく映像がのっかり住民ディレクターの「大地に根ざしたコンテンツ」が無理なく出来てくる。
 ちなみに今日は全国のブロガーが海士町に集まったらしいが、へえーっ、そういう呼び方(ブロガー)をされる人たちがいるんだなあと思っていたら、「岸本さんもブロガーですよ!」といわれ、「あっ、そうかあ」という感じだった。全く自分のこととつながってなかった。

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