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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

取材ではない、隠れキリシタンとの出会い(長崎・五島市)

五島列島というと日本最西端(実際は沖縄があるが)のイメージが強かったのと、中国、朝鮮半島とのつながりです。しかし、実際には明の時代の商人の館跡があるぐらいで、半島の痕跡はあまり感じられないようでした。意外とこの明人の中心人物と倭寇の関係などが歴史的には色々とあるようです。

むしろ隠れキリシタンの里で知られ、教会は我々が普通に目にするものもありますが、教会とは全くわからない民家だったり、市役所の人間がいまだにはっきりと場所さえわからない所にひっそりとたたずむ(教会の役割をした)場所があるそうです。熊本では天草がよく知られていますが、ここ五島には熊本や長崎から日本の宗派と偽って逃げ込んできたキリシタンが多かったそうです。キリシタンの過ごしやすい極楽のような場所と伝えられ、来てみれば弾圧はむしろ五島のほうが厳しく、地獄だと悔やんだキリシタンの詩(うた)も残っていました。

テレビ局時代天草の隠れキリシタンを取材したこともありますが、いかに表面的だったか、今回の五島での散策で強く感じました。毎日ご一緒してくださった市役所の山下さんの名ガイドもあったのですが、ゆっくり歩くことで五感で感じる空気が表面的な映像の世界には相容れない強靭な強さとやさしさを感じました。

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