曇り時々晴れ間の日曜日。夕方の電車もバスも以前ほどには混んでいない。バス停ではみんな、間隔を空けて並んでいる。
バスの車窓から田んぼの向こうに見えるのは丹沢の青いシルエット。
その上には何層もの雲がかかり、合間から射し込む光が、これからやって来る暑い季節を予告しているようだった。
今日私は、わざわざ横浜桜木町まで出かけてシルスマリアの生チョコレートを買ってきた。
義理の家族への一応「お中元」として。(せっかく行ったから御自宅用も買ったよ)
盆暮れに差し上げる品物については、「今回は何がよろしいでしょうか」とお伺いする決まりになっている。
私の感覚では、何をあげよっかなーと考えて、喜んでもらえるかなーとドキドキワクワクするのが、醍醐味ではないかと思う。
かつて同居の家族に、お伺いの決まりに対する疑問を投げかけてみたら、「要らないものがきたら困るでしょ」とのことだった。
それで、お茶とか紅茶とかが多くて、御進物ならではの高級品を買いに行っていたけど、内心「じゃあ自分で買えば?」って思っていた。
だってうちより余裕あるし。何かにつけてキャッシュバックしてくるし。
要は、「盆暮れにお届けにあがる」ということが大事らしい。同居の家族も、「要するに儀式でしょ」と涼しげに納得していた。
ついでに言うと、同居の家族から私の実家の家族へ何か贈ろうという話は聞いたことがない。(義理の家族は贈ってくれている)
今年のリクエストはなんと、カタカナ語の辞典。なるべく軽いの。中学生レベルの簡単なもの。
これはもう頭脳労働だからそっちの担当でしょ私にはわかりませんからと持ち上げ、同居の家族が書店で買ってきた。
でも、いくらなんでも実用書1冊、それも、目が悪いおとうさんは読めないのに、これ1冊でお中元とするのはなんだかなー。
ということで、出かけたのだった。
シルスマリアのお酒入り生チョコはおとうさんのお気に入り。
今年のバレンタインは生協で注文しそびれた後、コロナで買いに行けなかったから久しぶり。
出かける目的が私にはもうひとつあった。っていうか、作った。去年買った9センチヒールのサンダルを活用すること。
国立の「一歩堂」さんで去年、あまりオススメはされなかったけれども買った。色違いもあったので1時間近く迷いに迷って。
一度くらいヒールの高いくつを履きたい、もう今しかないでしょって。
せっかく桜木町まで来たから赤いくつバスで「港の見える丘公園」でも行こうかなと思ったけれ、歩く靴ではないのでやめた。
正解。「一歩堂」さん扱いの靴でも、9センチヒールはだんだん辛くなり・・・
駅では絶対に階段使うのに、今日はエスカレーター。なんだか少し敗北感。階段登る人はもちろん降りる人もほとんどいない・・・
用が済んだので一目散に帰るのは、行動様式が同居の家族並になってしまったのかなあ。
マスク無しで電車に乗れる日が来ますように。
例のサンダルは家族に内緒の買い物だったので、帰宅後は玄関に放置せず直ちに隠した。
災害への協力、何かできることがありますように。募金くらいしかできませんけれども。
迷子の子猫ちゃんが、無事に生き延びてくれますように。(一昨日の「拡散」)
川の氾濫について、こんな投稿をされている方がいらっしゃいますので貼り付けます。