クロの里山生活

愛犬クロの目を通して描く千葉の里山暮らしの日々

夏の想い出ー間瀬海岸

2014-08-03 12:20:12 | 日記

♪ 夏が来れば想い出す

  遥かな間瀬(まぜ)、遠い空 ♪

 

拙者が生まれ育った所は、新潟県西蒲原郡岩室村大字夏井という所です。

(故郷の風景: あの山を越えると日本海です)

 

現在は新潟市西蒲区夏井という風情のない地名になってしまいましたが、自然豊かな風情は今でもここかしこに残っています。

我が故郷は弥彦山(やひこやま)と多宝山(たほうざん)の麓にあり、その山を越えると佐渡が横たう日本海です。

その海には越後七浦のひとつ、間瀬海岸があります。

子供の頃は、夏になると家族でその浜へ行って海水浴をしました。

その頃は、自家用車などという便利な物を持っている家はほとんどなく、間瀬海岸へ行くには夏季のみ運行する臨時バスに乗るのが常でした。

バスに揺られて小一時間かかるのですが、そのバスに乗るのが大変でした。

バスの始発は吉田町というところで、その後、途中に村落が3ヶ所ほどあり、それぞれバス停がありますから、拙者が住む夏井までくる間には満員状態になってしまいます。

満員シス詰め状態のバスを一台、二台と指をくわえて見送り、三台目くらいでやっと乗れるのですが、お地蔵さんが見守るバス停に並んでから既に一時間ほどが経っております。

朝とは言え、既に夏の太陽はギラギラと照りつけておりますので、汗だくになりながらも、やっと止まってくれた満員のバスの中に、意気揚々と乗り込んで行きます。

バスの中は今のように冷房など利いておりません。申し訳程度に、天上に一台ついている扇風機が「ウオーン、ウオーン」と音を出して回っておるばかりです。

まあそれでも、バスが走り出せば、全開した窓から空気が入ってくるので一息つけるのですが、

子供なのでつり革に手が届きません。

でこぼこ道を、車体を揺らしながらノロノロと進むバスの中で、足を踏ん張りながら田舎の子供達は海水浴へ行ったのでした。

 

続く・・・・・ 

 

 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
子どもだった時 (キャンディ)
2014-08-04 00:11:27
子どもだった時、時間は永遠にある様に思えました。誰しも子どもだった時の思い出は、キラキラと
輝いています。クロちゃんのご主人様も子ども時代があったのですね。
日本海の海は、荒れて水温も低いのでは。続きが楽しみです。
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お早うございます。 (牡丹)
2014-08-04 07:26:03
マイナスイオンの中で生活しているように見えますね。
私が住んでる所も一寸路地に入ると、田園風景です。

海が近くていいですね。

弥彦山といいますと若しかして弥彦山神社がありますか?

日本海は男性的にあらあらしい海と思っていますが・・・

これからもよろしくお願いします。
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弥彦神社 (里山のクロ)
2014-08-04 18:08:50
牡丹さん

弥彦神社ありますよ。越後一ノ宮と言われ、立派な神社です。あの辺一体は佐渡弥彦国定公園になっており、なかなか風情があります。
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