2年前 イニエスタがヴィッセル神戸に来た頃に
毎日 何回も 口ずさんでいた歌がある
その曲は
森山直太朗の 『そして イニエスタ』 だ
その頃は何も知らなかった
この歌が2011年の東日本大震災がきっかけになって生まれたことを
二宮寿朗さんが森山さんにこの曲について聞いたこととして書かれていた
「打ちひしがれながらフッとテレビをつけると
バルサの試合をやっていた
試合開始直前に震災にあった日本に対して
1分間の黙祷があって
ピッチそしてスタンドが凛とした静寂に包まれた
レフリーが笛を吹くと歓声が沸き上がり
さっきまでの静けさが嘘のように
ピッチ上で選手達が躍動しサポーターが熱狂している
変わらないその光景を見て どれだけ勇気づけられたことか
普段と変わらない姿勢でいることが
誰かを勇気づけるんだなあと改めて感じました
後で 一緒に曲作りをしている御徒町凧から
『そして イニエスタ』 は ある意味
俺たちにとっての復興ソングなんだよ と いう話をされて
妙に府におちたことを覚えている」
単にバルサを愛する歌ではない
そこに サッカーがある日常 いや
あるべきものがある日常 の尊さを
さりげなく そっと手を差し伸べるように語ってくれている
と 書かれていた
Jリーグの試合の再延期が決まった
日常の中に当たり前のようにサッカーが入り込んでいた
その当たり前が 当たり前ではなくなった 今
『そして イニエスタ』 を