米 2020年、世界は刷新された。多様性が注目され、男性や女性など性別に依らず、「すべての人間が、そのひと自身であるだけで尊重(リスペクト)される」そんな世界に向かいたいと願うひとが増えた。それは誰もが心の中にある「誰にも侵されない領域」を認め合おうということ。
そのナイーブさを尊重し、肯定した上で、それでもどうしようもなく誰かを求める欲望がある。領域を踏み越えたいと願う心が、ひとを強くする。 米
主演は韓国の女優シム・ウンギョン……すべての人間が、そのひと自身であるだけでリスペクトされる世界」に向かいたいと願うミュージシャン役…。
何やら引き込まれる強く惹きつけられる魅力あるドラマである。
出演者達が『キチンと個性を確立させている』事が…大きい。それこそ『個の人間』として成立しているのである。いわゆるイケメンとか?美人というビジュアルじゃなく『存在』として豊かな魅力を放っている。
何も予備知識なく音楽番組か?なんて勘違いから視聴したので……的ハズレならお許しを。
バンドのリードヴォーカル陽樹(はるき)役の柿澤勇人の…まぁ!!歌が上手いこと……彼とジュニ役のシム・ウンギョンのツインヴォーカルの部分にガツーン
とヤラレて視聴開始したのだった。
二人の…破局のシーン『俺の為にピアノを弾きたい?』、『偽善者みたいな事言ってんじゃねえ!!?』……(お前はお前の為に演ってんだ!!!)……群青領域……誰も踏み込めない個の心の領域である。
昔…吉田拓郎が歌ってたっけ。『超えて行けソコを…』、『超えて行けソレを……』……と。
その領域を超えたいと望み一歩を踏み出す時……人間として強く成長する為の旅が始まる?……そんなイメージのドラマだと思う。
ここんとこ、やたら『メンタルをテーマの様々な問題』に出会す。プライベートの暮らしでもエンタテインメントの世界においても……。
偶然?必然?……何方にせよ今ソレが…僕の必要であり、時代の要請なんだろうと感じるのである。