サンチョパンサの憂鬱

昼下りのサンチョパンサ(2)……今そこにある『何故?』

アメリカでのアジア系住民へのヘイトスピーチはいけません!

中国の新疆ウイグル自治区での人権弾圧はいけません!

一部の人の富の独占はいけません!
そんなetc…etc…の理不尽な…人権侵害はいけません!

『いけません!』ならホームルームで小学生でも言える。
問題はその『いけない事態』が『何故?』頻発するのか?って事だと思う。

心身がホントに満足状態にある時……ハイエナがライオンの残り物を漁ってもライオンは怒らない。悠然とその様を見過ごすだろう?

またもやドラマ『ミステリーと言うなかれ』の菅田将暉演じる久能 整君のセリフだけど……。
『虐待を受ける子供達は傷付いている』、しかし『虐待をする親もまた追い詰められている…』……である。

ソコ!!だよね?って思うのである。
被害を被る側の悲劇は分かり過ぎる位、分かる。問題の根源は加害者は『何故?その行為に及ぶのか?』にある。

邪(よこしま)な心理構造じゃなく、強迫観念的に慢性的に『追い込まれている心理構造』を解き解す事……ソコに現実的解決の糸口がある。

例えば……アフリカ系アメリカ人は、日常的に白人層から圧迫され差別を受けている。割りの良い仕事には就けず貧困が日常の暮らし……。ソレが彼等がアジア系住民に向ける暴力は何故?の答なのである。

母親の幼児虐待もそれと同じ構造……『努力が効かない絶えず圧迫された環境』故に『持って行き場のない激情』が絶えず心の中を渦巻き占有している生活環境……。
能天気な『普通の人達が言う……母親なのに何故?』の答がそこに在る。

今年になって何人の子供の命が失われたか?
『普通の人々』が評論家になっての上から目線、『いけません!』、『許せない!』なんて『幼稚な正義』にかまけている時間はもう無いと思う。

今そこに在る『何故?』の答……現実の『加害者側の原因潰し』コソが唯一の解決策なんじゃないか?……大人なら?自己満の加害者非難で『いい気持ち』になってるだけじゃ?ね。

凡庸なる多数派善人の『安い正義感気取り』が『何故?の放置に繋がっている』こと……よくよく考えれば『真の加害者』ってその辺に隠れてるんじゃね?……と、僕は思うのである。
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