先般……カナダに旅立った若者の話……
Tさんは僕の事が嫌いなんだろうなあ?……と思いましたが……と抜かしたので思い上がるな!君は好き嫌いの判定をするレベルにないまだガキそのものだ……と言っておいた。
『傷付くのが怖い』、『分かってくれない』、『僕は人見知りだから……』、『対人関係に自信がないから……』
……君達はそんな事ばかり言ってる。
本気で相手に分かって貰いたいなら相手は何を望んでいるのか?……も勿論だが……その前にそのウジウジしてドギマギして、ネチネチしてる自分の態度は……自分がされたら相手に好感を持つかを考えろ!
自分はこうで、自分はああで……仕方ないんです!……と好かれる訳がない態度を取っては相手のせいにしている。
それが大人のやる事か?好かれたいなら好かれる為に、相手の立場に立って好かれるだろう自分を準備しろ!……と言った。
それが『何か求める時の大人の最低限の準備・礼儀』なんだよ!……と。
何も自己投資せず準備もせず……僕は臆病者だからそれ分かって相手して下さい?
自分の事ばかり主張して……そんな自分が相手にどんな印章を与えてるか?にはまるで神経を使ってないだろ?
分かって欲しいなら『分かって貰える自分』を準備してから相手の前に立て!……と。
未だにガキのメンタルをウリにしているだけじゃないか?何の努力もない。準備もしない。でも好意は持ってね?……それじゃガキの妄想に過ぎない……と。
その準備しなきゃ!という心得・メンタルが全ての事を遂行していく為の『基礎体力』なのである。小賢しい資格取っても基礎体力のないランナーの様にフオームが凄く綺麗で遅すぎるランナー、完走出来ないんだよ!
『欲しがる』なら『大人の欲しがり方』を自分に言い聞かせなさい!……君の様な無名にすり寄ってくる世間は何処にもない……と言った。
『相手の事を考える』のは相手の為じゃない。自分を分かって貰う為なのだと。
自分を分かって貰うためのリサーチでありそれは人と関わる為の第一条なのですよ……としつこく言っておいた。
目から鱗的な顔になったから……そこに期待しようと思った次第……。
『それは……聞いてない、教えて貰ってない』若い社員のエクスキューズの定番らしい。
頼まれもしないのに誰が教えてやるか?!っての。
イイコなんだけどねぇ……という枕詞で語られる若い奴は少しもイイコじゃないのである。
何の努力もなく、上げ膳据え膳で『して貰う事』を頑なに要求しているガキ妖怪なのだと気付くべし。
温厚な態度とは裏腹に……要求ばかり。
僕は……私は……○○なので?と自分でしなくて良い理由ばかりを探している。出来ない時は指導のせい?……そんなガキが大人の顔して社会にのさばっている。
そんな若い連中の中で彼は一つだけ良いところがあった。
素直に受け入れた事だ。何時だったか仕事が終わるのを待ってもう少し話してくださいと
自分から頼みに来た。
コイツは大丈夫……そんな気がした。
久し振りにイジメ甲斐がある若い人間だった……。