失態、失敗の局面で、『ごめんなさい!』と100%認め受け入れてキチンと謝罪出来る人は……その失敗によって今迄以上の信頼を得る。
しかし、気質なのか?性格なのか? ……ソコを受け入れずジトーとした雰囲気を作って防衛に入るタイプの人間は多い……。
余りの気まずさに一言振ろうものなら
目は座り『不愉快なんですけどぉ!』的雰囲気で過剰な防衛体制に入る。
こんなのがいわゆる中途半端に弱い人であり、中途半端に強い人である。
迷惑を被った側が恐ろしく気を遣わされるのである。
そんな事じゃこの先、などと老婆心でも発揮しようものなら見事に逆恨みされるのである。
自分の不届きを、何時の間にやら人に対する怒りに転化してボヤかそうとするのか……。
しかし何の効果があろうとその人間は人から指摘を貰えなくなるのである。
甘い親と甘え放題のガキが織り成すメンタル発育不全のラプソディーといった所だろうなぁ……。
これは学歴は関係ない。貧富も関係ない。その親、ガキの精神の未発達しか原因はない。
そんな人間は、指示も指導も指摘も指図も全てが否定されたと受け取るメンタリティなのである。
お家の中の王子様王女様そのままに世の中に出て来てる。表面は一応ヨイコを演るけれど、極く小さなそんな局面に一気に顔を覗かせるのである。
残酷だなぁ……と思う。
理屈じゃあ、大人になれば良いだけだけど……三つ子の魂百までって奴でそこの矯正は中々……他人では無理なのである。一見ヨイコの優等生に見えるだけに露見するまでに結構な時間も失っている……。
そういう専門のカウンセリング組織でも作った方が良いんじゃない?という位にそんなゾンビ君をよく見かける様になった。
学歴より、専門知識より、先ず良いことも悪いことも引っくるめて自分を引き受ける!という覚悟をお家で教えておいて欲しいなぁ……。
サファリパーク育ちのライオンはサバンナに出れば……リカオンにさえ食い物にされちまうから……。
んで、そんな事話してると必ず最後に結論めいたモノに行き着くのである。
結局放置しか無いんじゃね?
『窮すれば通ず』か『無い袖は振れない』のどっちかに決まるから……となる。
どっちに落ち着くか?
それはソイツの運と素直さにかかってる……。
何もアリさんから象を出そうって話じゃない。アリさんなりの力でアリさんは生きて行けるんだから……と。
お家で抜群の効果を発揮した逆ギレからの逆恨みの術をお外でも目一杯駆使するお家の王子様、王女様のお相手に疲れた面々はそうやって自分の説得を始めるのである……。
暫くして……誰かが湿った沈黙を破る様に呟く。
だって俺達は……親にはなれないもの……と。