以下、記事から引用しました。
「わが子を養子に出したい母親」と「里親になりたい人」をマッチングさせること、
それが「インターネット赤ちゃんポスト」の目的だ。
同サイトを運営するNPO法人『全国おやこ福祉支援センター』(大阪市)の代表、阪口源太氏が語る。
「やむを得ない理由で子供を育てられなくなった親と、病気や年齢などの理由で妊娠できず、
養子を欲する人のマッチングを行う。
いわゆる養子縁組の斡旋事業です。予期せぬ妊娠をした親に対する相談業務や、子育て支援も行っています」
わが子を養子に出したい母親は、まずサイト上で専用のマッチングアプリ「こうのとり」の会員登録を行う。
Eメールアドレスを登録し、パスワードを設定すればログインできる。
登録には年齢も国籍も問われない。本人確認が取れ次第、スタッフが面談し、
「子供を里親に出します」という覚書を交わす。里親希望者も登録の仕方は同様だが、月額3000円の利用料がかかる。
また登録の際、住所、年齢、職業、資格、年収、貯蓄金額など約70項目の記入が必要となる。
会員登録した里親希望者は、募集がかけられた赤ちゃんの詳細な情報を閲覧することができる。
登録からマッチング、出産、引き渡しまで、実母に金銭的な負担はない。
「里親がすべて出す決まりです。実母の出産前後の生活費や健診代、入院費やその他諸費用でだいたい100万円。
加えてわれわれNPOの運営費として50万円。特別養子縁組のための弁護士費用で20万円。
すべて合わせて200万円ほどになります」(阪口氏)
赤ちゃんマッチング こうのとり HP
全国支部
https://npo-oyako.jp/about/branches
この制度には賛否両論あります。
記事より
インターネット赤ちゃんポストはお金が介在した“契約”になっています。
『妊娠して子供を渡せばお金がもらえる』と思ってしまう人が現れるかもしれない。
実際、悪徳業者も存在するので、注意が必要です。
代表の阪口氏より
「当方の場合、里親が払うお金の中で、利益として取っているものは1円もありません。
完全無報酬です。私は過去にIT事業や不動産で一生働かなくてもいいだけの収入を得ています。
いろいろ言われていることは百も承知。『命を救う』という一点だけを見ているので、
何を言われようと痛くもかゆくもありません。
むしろバッシングは大歓迎です。批判されて注目されることで、サイトを知ってくれる人が増えたらそれでいい」
以下は、この制度を利用した方の体験談です。
「どうしようどうしようって、養子縁組についてスマホで検索していたら、
インターネット赤ちゃんポストのホームページにたどり着いたんです。
『里親さん募集』という見出しで、手続きなどが詳しく書いてあって。
それを見て“私の他にもいるんだ”って、励まされた気持ちになりました」(Aさん)
今年5月、彼女は悩みながらも同サイトに自身の現状を綴ったメールを送った。
「すぐに返信があり、スタッフさんと面談することになりました。
家族にも相談できずにいたことを初めて打ち明けることができて、ホッとしました。
その場で金銭面の説明もいただきました。
赤ちゃんを無事に里親さんに引き渡すことを第一に考えていたのでお金は二の次だったのですが、
病院での検査も必要なので、やはりお金の相談は大切だと感じました」(Aさん)
すぐに会員登録を済ませ、里親募集に名乗りを上げると、間もなく候補が決定。生活費の援助も始まった。
事情を知らない2人の子供は膨らんでいく母のお腹の中に新しい命を感じ、
きょうだいが増えることを純粋に喜んでいたという。迎えた出産当日──。
「2500gの元気な女の子でした。子供たちが“かわいいかわいい”って、
代わりばんこにずっと抱っこしてるんです。
入院は4日間。赤ちゃんと一緒にいられるのはその間だけです」(Aさん)
退院の日には里親に引き渡さなければならない。子供たちに事情を話すと、2人とも大声で泣いた。
「当日、子供たちは学校で、引き渡しには私1人で行きました。
最寄り駅近くのレストランで、お世話をしてくれたサイトのスタッフさんと、
他県から来てくれた里親さんとお会いしました。
病院からずっと泣きっぱなしで、お店に着いたら泣きやまないと、と思っていたのですが、
やっぱり涙が止まらなくって…。
里親さんに会うべきか悩みましたが、会ってよかった。とてもいいご夫婦でした」(Aさん)
赤ちゃんはAさんの腕から里親の腕に移った。この日以降、一度もわが子には会っていない。
「今でも思い出すと涙が出ます。でも、私では絶対に育てられなかった。
あの子が元気でこの世界に生きている。
そのことがなにより嬉しい。あのサイトに出会えて、心からよかった」(Aさん)
詳しくはここに書かれています
https://www.news-postseven.com/archives/20171001_617261.html?PAGE=1#container
お母さん側からの立場としても、
堕胎をした後に、心身的後遺症に悩む人は多いです。
「産む」という行為は、
「人をこの世に誕生させる」という大仕事です。
それをやってのけられるのは、
この先どんなにAIが発達しても、
人間の女性でしか、出来ないことです。
沢山の選択肢が出て来ている今、
今回の情報は、一つの選択肢です。
しっかり調べて、納得いく形で、
ご自分に合った方法で、
「一人の人間がこの世に誕生する」
という、橋渡しを、してあげてください。
命を、生かしてあげてください。
赤ちゃんマッチング こうのとり HP
全国支部
https://npo-oyako.jp/about/branches
ご参考までに。